ゴッドファーザーの世界で輪を広げる方法
2025 OCT 31 1:01:47 am by 東 賢太郎
おとといのアポは30分待っても音沙汰ないので帰ろうと思った。ところが僕が時間を間違えていたらしく、寸前で事なきを得た。S氏は会計士で事業コンサル業を営んでおられる。初対面だが話は盛り上がり、新規事業を語りビデオを見せ、気がついたら2時間半たっていた。僕がどういう人間かぐらいは伝わったろう。
すると、今日早くもメールが来て某ホテルが関心あるのでサンプル品を三台貸せという。これは驚いた。きのうすぐに動いたのだ。でなければ相手が相手だ、こんなリアクションは考え難い。僕も即刻動き、メーカーからOKを取った。この即刻×即刻のテンポ感は全盛期のノムラに匹敵する。これで失敗した記憶はあまりない。S氏は脈がある。
今日は別な訪問者があった。これまた初対面だが非常にエキサイティングな経営者とお見受けした。紹介者である後輩をさして、僕はこいつともう長いんです息子みたいなもんです、かれこれ20年ぐらいですがね、続いてるのはスナイパーだからです。やってこいって言えば地球の裏側まで行ってでもやってきます。だから何があっても僕は守ります。彼の案件は信用します、と言った。
それが済んで席に戻ると米国からスマホにボイスメッセージが入っていた。10/2に6時間のディベートをした友人Hだ。10/8にディズニー関係のディールでLAとオンライン会議をしたのは奴の関連だ。これはこれで素晴らしいが、俺はキャッシュフロービジネスも欲しい、米国で何かないかと話していたのだ。米国の仲間に伝えたぜ。お前は大事な日本人だから入れようと口説いたぞという。奴のパートナーはみな大富豪。僕は例外第一号。大事なのは資産より信用だ。
米国は上記のふたりと関係ない。でも俺が認めてる子分だと言えばHは間違いなく信用する。ゴッドファーザーの世界で輪はこうやって広がる。僕はコッポラの、あの映画のファンだ。それで2018年にこれを書いた。
そういやあこの時、マリオ・ルチアーノ氏は、数日前に麻生太郎総理が来たと言ってた。黒塗りの車を横づけにして突然ね、びっくりしたよって。なんでも、本を読んで面白かったんで顔を見たかったらしく、お前が二人目だと言われた。
マフィアはファミリーであり、血縁に関わらずファミリーだ。中国もまったく同じと神山先生は言う。日本は任侠であり派閥だろう。僕はbossyな人間じゃない。その手の無能な輩は大いに馬鹿にしてる。そう見えるなら海外の社長を3つもやらされてそうなっちまった被害者だ。ただleaderならできる。向いてる。知略を尽くして勝てば全員がハッピーになる、そういう仕事だ。
こうやって毎週何人も未知の人が来る。何の先入観も無くお会いしているがそのこと自体がとても面白い。日々、楽しい。我こそはと思う方はどうぞニューオータニまでいらしてください。ご縁ができるかどうかは時の運だけど、何度も書いている通り人生は当たって砕けろ。思い立ったが吉日。チャレンジしなければチャンスというものはなかなかやって来ません。
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