IOTはネコを救うかもしれない
2015 JUN 27 2:02:44 am by 東 賢太郎
昨日は世界のCPUシェアの3割を持つ英国のI社N副社長とパーティーでだいぶ長いこと話しました。話題はIOT(モノのインターネット、Internet of Things )です。
IOTとはパソコン類以外のモノをインターネットに接続することですね。スマホは既にそれだしテレビ、デジカメ、DVDプレーヤなどデジタル情報家電はもちろん、家具や自動車など身の回りのあらゆるモノに埋め込まれたセンサーがインターネットに繋がり、相互で通信が可能になる技術や仕組み、状態のことです。
先日、家内はゴルフで不在。僕が出勤して家は留守になりました。電車に乗ってからです。まずい、居間のドアを閉め忘れた!居間にはノイが寝てましたが、起きて廊下に出るとセコムが・・・。時すでに遅しです。ネコの背丈なら大丈夫ではと思ったが甘く、ガンガン鳴ってしまったようで、かけつけていただいたセコムのかたにご迷惑をかけてしまいました。「原因はネコちゃんでした」とやさしく報告書を書き置いてくれて救われました。しかしかわいそうにそのネコちゃんは警報に驚いたうえに知らない人が入ってきてまた驚き、すっかりびびってしまいました。
こういう時、IOTは便利でしょう。経産省もこれに注目しているそうで、日本は一大市場になるだろうとのこと、副社長は毎月英国から来日しているそうです。良いことばかりでなく、ハッキングによる個人情報流出の危険がありますからセキュリティ対応が肝要とのことでした
ネット社会化で我々の日常はどんどん進化しています。自動車の正確な位置情報と自動操縦プログラムで人間による車の運転はいらなくなるでしょう。車は走る「スマート・コネクティッド・プロダクツ」となり2025年には500億個の世界のモノとクラウドでつながります。企業が売るのはハードではなくソフトとサービスになりますが、その先駆けがスマホ業界と思えばわかりやすいでしょう。
これは生活を変え、人間も変えます。定型的なソフトは「コンテンツ」という名で呼ばれ、聞こえはいいが、企業から見れば売れればなんでもいい十把一絡げの商品になります。バナナのたたき売りです。バナナ(コンテンツ)をまじめに丹念に作る費用対効果は低減しますから、文化は劣化するのではと危惧されています。
電子書籍と紙の本、中身に違いはないですが製造コストは電子化でほぼゼロだから単価は下がります。版権が切れればただで読めてしまう。ユーザーには福音といえますが、「ただ=客寄せ効果」によって広告料収入を得るというビジネスモデルは文化を犠牲にする危険があると僕は思うのです。書店数は毎年着実に減っており、よく行った渋谷の2大店は両方消えました。
人間にも家ネコにも便利な世になるのでしょうが、やがて来るIOT時代に生まれた子供はどんな大人に育つんでしょうか。
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断食は万能薬かもしれない
2015 JUN 4 0:00:30 am by 東 賢太郎
断食にトライして今日で1か月になります。ほんとうに食べなかったのは始めの5日間で、その後は炭水化物とアルコールぬきで一日一食ペース。毎週末10km走っております。79kgあったのが今日は73.5kgで、まあまあの成果です。別にげっそりしたわけでもなく体はいたって元気で、今年中に70kgを切るのが目標でしたが意外に早く達成(?)かもしれません。我が家のプリンセス・ノイ(写真)が体重4.5kgとずっしり感いっぱいになってますが、彼女分の脂肪が腹や内臓についていたと思うとぞっとします。
これをやりながら、いくつか学びがありました。まず、あんまり食べる必要がないなという実感があることです。一日三食と思ってましたが一食で足りるという感じになってきます。飢餓感が意外にないからです。ここが最初は心配でしたし個人差があると思いますが、僕は子供のころ小食だったせいか平気でした。
このモードに入ると、体の中が何か変わった感じがします。
こうなったうえで、今日は肉が食べたいと思ったらお昼にしっかり食べる。飽食モードは脱してるので、体が欲しいものは本当に必要だと信用するということです。これで栄養失調にならないかは実験中ですが、いまのところOKそうです(これは万事独学型の僕の体感で、一般には専門家と相談された方がよろしいのでしょうが)。
次に、食べる、飲む以外の欲も断てるのではないか(まだトライしてないが)というそこはかとない自信が出てきています。飲食で「いらん欲」が79kgの肥満ボディをつくっていたように、気持ちの上でも「いらん欲」が悪さをしているかもしれません。たとえば物欲です。あれが欲しいこれが欲しい。でも持ってみるといらなかったりする。それに日々余計なお金と時間と労力を空費しているかもしれません。
若い時の物欲というのは夢やエネルギーをくれますから、あったほうがいいでしょう。しかし還暦の身空でそれはもう見苦しい。カネ、権力、地位、名声、不動産そういうものです。仮にそれを得たとしても、そのために苦労して早死にしたら味わう時間はありません。二子玉川まで川原を10km走って、ああ心臓が動いてるぞ良かったなあと感じる、その良かった~のほうが大事に思えます。
・・・・
さて、次でありますが、ここで本稿は一時ストップです。少しずつ書き溜めしていた下書きではここに次の青字のパラグラフが来る予定でしたが、ある事情によりこれは修正を余儀なくされております。
「次に、過大なエネルギーを要することはしなくなります。これがいい。怒らなくなるんですね。仕事でもスポーツでもよく怒って疲れてました。もう20年前の話ですが、会社でソフトボールのチームを作って監督をやっていたんですが、リーグ戦の試合になって、あるプレーにがまんならずマウンドまで行って大声で選手たちを怒鳴りまくってしまいました。相手チームまで凍りついてしまい、まずいと思いましたが後の祭り。大失態でした。でもいまならベンチに呼んでこっそりと次はこうやってごらんと指導できそうです。」
はい、その事情とは、昨日今日の広島カープ対日本ハムの無様な試合をTV観戦し、ヘボ采配にひとりでめちゃくちゃ怒ってしまったことです。20年前にグラウンドで怒鳴りまくったぐらい。はい、まだまだ断食が足りておりませんようで・・・・
でも緒方監督には怒鳴りまくるぐらい思いっきりやって、勝つ気を見せてやって欲しいもんです。いいわけですが、そのソフトの試合は負けましたが終わってチームでヤケ酒飲みに行って「みんな悪いな」って謝ったら、逆に一番怒られたやつが「東さん、遊びじゃないんですね、ほんとに勝ちたいんですね」って言ってくれて、そこからチームがちょっと強くなったんですよ。
閑話休題(以下、本稿の続きです)・・・・
一番恐れていたのが精神的に「ガス欠」になって仕事の気力が萎えることです。しかし杞憂でした。仕事も力を入れないドライバーショットの方が飛ぶ、そんな感じです。事業というのは利益を求める「物欲」がベースにありますが、いまは会社の存続のため、ひいては自分以外の人の幸福のためという気持ちです。もちろん家族と社員を食べさせていく自信はある。でも食べるだけでなく、会社が健康に育つために努力する、そういう目線になっています。
それで飛距離が出ているのか、このひと月は大きな案件が2つ3つ出てきて、それもこちらから求めていったというよりチャンスが自然と廻ってきた感じです。頂き物のつもりですからかえって大事にしなきゃと思う、不思議なものです。ほんとうにうまく運べば会社が一皮むけて脱皮できるかもしれず夢がありますが、これもさっきの「怒り」といっしょで疲れるほど期待はしたくない。まあだめならだめでいいやと思ってます。こんなこと、断食前はなかったですね。
この「求めない」というのは新境地です。他人ではなく自分に求め続けてここまで来ましたから。でも求めさせているのは自分というより「我欲」なんです。欲が人格に作用してしまう。だから金や権力を持つと人は変わると言います。欲が倍加するからです。持てば持つほど等比級数になって、結局その人を支配してしまうエイリアンです。一生使えない資産を持っていても、それを稼ぐために費やした時間と労力は戻ってきません。
「足るを知る」といいます。まだ知ったとはお世辞にもいえませんし入門できたかぐらいですが、心も体も何となく何かに踊らされてブロイラー状態になっていたことだけは知りました。そんなことで早死にする人がいるかもしれないとも思いました。親にいただいた人生ですからmake the best useということです。やってみよう(簡単です)と思われる方に、僕が一応参考に読んだ本を書いておきます。
「3日食べなきゃ、7割治る!」(船瀬 俊介・著、三五館)
「2週間で効果がでる! <白澤式>ケトン食事法」(白澤卓二・著、かんき出版)
「糖化」を防げば、あなたは一生老化しない(久保明・著、永岡書店)
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猫時間の不思議
2015 MAY 15 1:01:14 am by 東 賢太郎
ノイが我が家に登場したのが2014年5月12日でした。
家族にとっては初めての飼いねこ、僕にとっては6番目の友となりました。
あれから1年。
たくさんの喜びをくれています。上は僕の仕事カバンでくつろぐノイです。もう 僕の年になると1年というのは子供のころの半年ぐらいに感じて速いのですが、
ノイは もう2年ぐらい一緒にいる気がします。普通の4倍も濃い時間です。これはアインシュタインも解明できない猫時間と呼ばれます。
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無趣味であることについて
2015 MAY 7 23:23:17 pm by 東 賢太郎
皆さま、「ご趣味はなんですか?」と誰かに聞かれた記憶はございますでしょうか?僕はありそうでありません(たぶん)。
この質問、もしするとしたらどうでしょう。
初対面だとちょっとぶしつけというか、いきなりプライベートな所に入ってしまうなという感じが、僕ならあります。特に女性の場合はお見合いか合コンのぎこちない会話のイメージで、だからしたこともありません。
趣味はおそらく自由とか情報と同じく明治時代の造語で、概念もなかったかもしれません。としたら、言葉がなければ尋ねようもないですから、昔の日本人は初対面の人にそういうことは聞かなかったということかもしれませんね。
若い頃ですがCV(curriculum vitae)といって英文で履歴書を書くことが何度かあって、趣味(hobby)という欄がある。これが困りました。書くものがないのです。
音楽鑑賞?野球観戦?天文?いえ、これらをhobbyと思ったことはありません。暇な時に何しますか?というニュアンスなら全然違います。暇がない時でもやるからです。ゴルフ?これはそう書けるほど上手くないです。
だからNone(無し)と書けばいいわけですが、その質問は人の個性を仕分けする目的だから「こいつは無趣味だ」というレッテルになりそうでそれも困る。だからでしょうか、普通は仕方なく読書だ旅行だと当たり障りないもので欄を埋める人が多いようです。
しかし読書や旅行は嫌いな人の方が少ないでしょうから食事と書くに似た気がする。それに僕の場合、特別に好きということもないのでどうも嘘っぽいなと思い、「ネコと遊ぶ(playing with cats)」と書いたら、お前あほかと先輩に叱られました。
そういう経験をへて学んだのです、やっぱり僕は「無趣味」であると。人と知り合ったり、付きあったり、つながったり、そう見られたい、という意味で名乗る趣味というものは僕にはなく、必要だと思ったこともないということをです。
僕がクラシック音楽ファンですと名乗ったところで、その言葉が一般にイメージさせる人物像と違いますからかえっておかしなことになります。「リストの愛の夢ってステキですね」と美人に相槌を求められても(ないですが)、多分その方を困らせてしまうのです。
野球場では投手を見ているだけでそれ以外は特に興味ありません。タイプじゃない投手の対戦だと見る気も失せます。甲子園も両先発投手を見て、見るかどうか決めます。これもイメージが違うということですからそう名乗ってもご迷惑なだけです。
結局、先輩には悪いんですが、どうしてもひとつだけということになると「趣味はネコと遊ぶこと」しかないんですね。しかし、そうなると今度はネコの方が「趣味?そんなに軽いもんか?」という目で見そうです。
ということで、やっぱり「趣味はありません」と答えることにしています。
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フレデリック・ディーリアス 「ブリッグの定期市」
2015 MAY 4 2:02:07 am by 東 賢太郎
GWはいつも家でのんびりして、天気が良ければジョギングがてら多摩川に出ます。この川で育ったので、ここへ来て呼吸するとなにか五感に訴えるものがあります。
川辺の匂いは川藻のような何処の川とも違う昔の儘で、草いきれと混じりあうと一気に50年前に戻るのは不思議です。耳を澄ますと聞こえてくる音。鳥の声、せせらぎ、風、草、子供、遠くの犬の声。
こういう所に座って、ぼんやりと1時間ぐらい過ごしていると、
そういう音が、遠くから近くから、360度あちこちの方向から、大きかったり微かだったり空気を縫ってきこえてくる。これにはどんな劇場も敵いません。
海外に長いこといて欧米アジアの有名なリゾート地はほとんど行ってみましたが、今となるともうこの多摩川に勝るものなしです。僕にとってはこれぞおふくろの味、お茶漬けの味であります。
天空を何種類もの鳥が飛んで鳴き交わすと、素晴らしいオーケストラになります。重たい空気を切ってピッピ、ピヨピヨと遠く鳴る声は、光が音になったみたいに軽い。
昔からこういう名もない雑草をしげしげと見るのが好きで、こんなものばかり撮って歩いてると不思議な眼で見られますが、このなかに幼いころの記憶がぎっしりつまっています。トンボやバッタをとったり、ボールをさがしたり。
人間がきれいに見えるように植え育てた草花は、きれいですが味気なく感じます。人がきれいに見せているものがそう見えるというのと、何でもない物に美を見出すというのとはぜんぜん違う行為です。
これを味噌汁に入れればいいだろうと思っていつも持って帰っては、必ずお袋に捨てられてましたね。野蒜は玉ねぎみたいでマヨネーズでおいしかった。でもこれとザリガニはだめでした。
ねこがでかい。でもこのメスはすり寄ってきて甘えます。猫好きはすぐに見抜かれます。ほんとうにかわいいですね。
今日はお月さんもでかかった。
こんな環境で育ったなんて、まさに野生児だったと思います。ここは東京都ではありますが、東京育ちっていうのはウソですね。都会は今もとても嫌いであります。どこか田舎でネコ300匹ぐらい飼ってネコに埋もれて住みたいものです。
今日のムードにぴったりの音楽があります。これを聴いてゆっくりと眠れそうです。フレデリック・ディーリアスの「ブリッグの定期市」です。音楽の事、何も書きませんが、むすかしいことは似合わない曲です。
これが誰のか書いてませんが、僕が好きな演奏はオウェイン・アーウェル・ヒューズ / フィルハーモニア管弦楽団です。指揮はとても繊細で音楽に感じきっており、オケがセンシティブに反応して大変美しい。この曲は水彩画のように淡い色彩ですから録音がいいのがおすすめですね。イギリスの風景画ですが、これを夕方に多摩川を歩きながら聴くのはハマりです。
ちなみに、ディーリアスの権威で彼の音楽を広く世に紹介したトーマス・ビーチャムがロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を振った録音がほぼ万人が推すこの曲の代表盤でしょう。ディーリアスは米国で黒人音楽に影響を受け、フランスのフォンテンブロー近郊のグレ=シュル=ロワンに住み没した人です。ジャンルとしてはイギリス音楽なのですが、むしろ彼しか書き得ない非常に詩的で個性的な作風で、彼の音楽が「イギリス音楽」と呼ばれるようになる芸術音楽の特徴の一部を形作ったといっても過言ではないでしょう。
ノイの株式道場-今後半年の株式市場の見方-
2015 MAR 13 0:00:17 am by 東 賢太郎
ノイです。
ワタシ、いつもこうやって、大所高所より世の中を見させてもらってますニャン。
安倍さん、すごいわね。日経平均、15年ぶりに19,000円を回復しましたわ。ソーリになって2年3か月で9割の上昇よ、運用のオシゴトの人たち、日本株もってなければ大差をつけられちゃって大変ね。
「石橋たたいても橋を渡らない人」は怪我しないというのはウソ。ネコ界じゃそんなノンビリ屋さんは生きられないわ。
マスコミさんは2万円がどうのといってるわね、でも2万5千円ぐらいありでしょ。だって原油安なんですもん。さいきんたくさんの社長さんがそういってるわ。
ワタシ、3月決算で予想外にいいという感じがでるとおもう。でも社長さんはみんな慎重だし業績予想はそれを圧縮して見るわね。だから来年は伸びないと見られ株価は続伸しにくいのよ。
原油40ドル台から50ドル台への回復でもパーセンテージポイントでは10%以上の上昇でしょ、CPIの2%なんて簡単に行く可能性が出てくるの。えっイエレンさんがQEやめちゃうの、ならボクもやめとこうかなって、クロダさんいい口実になるのよね。クロダさん?いえいえ、あのまりを投げるほうじゃなくってね、キンリを上げ下げする人ね。
ワタシ115円ぐらいまでの揺り戻しあるかもなんて覚悟してます。株価はどっちからも下げね。そこで「クジラ買い」かしら。サンマならワタシも捕りたいけどクジラはむりね。マクロとジュキューのせめぎ合いよ。そんな6-9月よね、きっと。7月ギリシャさんアブナイし。
アメリカ株はちょっと高いわね。バフェットさん、適正キャッシュ・ポジションは約2兆円なのに6兆円ももっちゃって。買うものないものね。ドルから日本株にたくさんくるんじゃないかしら。もしも円高ドボンがあればそこは買いたいわね、ワタシ。
隣りの韓国さんは今日政策金利を0.25%下げて1.75%としたみたい。きっと年内に1.5%まで下げるわね。だってデフレ懸念があるんだもの。でも日本と同じ原油安メリットもあるわ、低金利になると景気回復かもしれないって社長がいってたわ。
ロシアはワタシあのイクラ好きなんだけど、もうあがっちゃったわね。原油50ドルで。60ドルまでいかないとだめよね、プーさんいわないけど4800億ドルのお貯金けっこう減っちゃってるかも。も一度ドボンあるのかしらね。
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ノイのキャディーさん
2015 JAN 9 0:00:52 am by 東 賢太郎
年末に避妊手術
よくがんばりました
ゴルフのキャディーさん姿ですが
無事でなによりだ
お客さん
ここ見かけより距離あるんでね
5番でどうですか?
あらら
テンプラだわ
ファー!
土曜日には仕事おさめ
快気祝いはキャットポールです
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「はやぶさ2号」打ち上げを猫と見る
2014 DEC 8 17:17:23 pm by 東 賢太郎
12月3日、平内海中温泉をあがって車で観測に絶好の場所と教えてもらった安房の高台にかけつけました。地元の方が2-30人ぐらい集まってきます。すいませんとそこの道路沿いに並ぶお家の庭に入れてもらってブルーの海を一望すると、なるほど種子島は目と鼻の先です。
おばあちゃんがあたりを仕切っていて「どうぞどうぞ、こっちのが良く見えます」と案内してくれました。
「どっから来ました?」「東京です」「ロケットはウチらなんどもこっから見てますよ。でも今日は雲もなくって、こんなの滅多ありゃしません。」
そこの地主はおばあちゃんではなく、若いご主人がいました。鹿児島出身で移住されたそうです。
「打ち上げ、13時22分だからあと5分ぐらいですね」
ご主人と話していると、むこうから猫がとことこやってきて石塀の上に寝そべりました。その顔を見て唖然です。
「ノイ、なんでお前ここにいるの?」
ノイはウチの猫です。これです。
目の前の猫はこれです。
これがノイ。
これが目の前の猫。
参りました。他猫の空似とは。それにしてもどうしてこんな絶妙のタイミングで出てくるんだろう?なにか判じ物を見せられている気分です。
「気をつけて下さい、ひっかきますよ」「いや平気です」
抱き上げるとノイそのものです。
「ひょっとして今年の4月生まれじゃないですか」「はい」
いや、あいつ、ロケット見に現れましたね。
はやぶさ2号の打ち上げはスペクタクルでしたが、僕はそれをノイ似の猫と一緒に眺めたのです。まずこれが打ち上げ直後です。真ん中のとんがった杉の直線上に噴煙が上がってます。
少し上昇したところです。
さらに上昇。ここからが速かった。
こうなってあっという間に消え去りました。
轟音はもの凄いのが2分後にきました。風圧を体ごと受け止めた感じです。帰還予定はたしか6年後でしたっけ、もう他人ごとには思えません。無事を祈っております。
以上、30分ぐらいのあっという間の出来事でしたがキツネにつままれた気分。あれはネコじゃなかったのかな?
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侍ジャパンがノーヒット・ノーラン (No-hitter over Major!)
2014 NOV 15 21:21:20 pm by 東 賢太郎
歴史的事件がおきました。侍ジャパンがメジャー代表にノーヒット・ノーラン達成!!!
則本(5回)+西(2回)+牧田(1回)+西野(1回)=無安打
日本の、いやパリーグの投手は世界一だニャン。
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どうして猫が好きなの?
2014 SEP 29 21:21:13 pm by 東 賢太郎
「『どうして猫が好きなの?』と、いわれても、それは困る。私が猫を好きなのは、なにか理由があってその結果好きだというのではない。理由などあれこれ考えるより以前に、すでに好きだという事実が厳存しているのであって、いわば好きだから好きだ、とでもいうよりしようがなかろう」(伊丹十三『再び女たちよ!』)
この言葉は胸にしみる。まったくその通りであり痛快この上ない表現だ。僕など、犬とどっちが好きですかときかれても、それだけで困る。犬というのがそういう風に気軽に出てこられても、そもそも猿や熊と同じで眼中にないのだから比較のしようがない。
「そもそも私は生まれた時から猫と共に暮らしてきた。私の過ぎ去った人生を振り返ってみても、周囲に猫のいない時期というのが殆どない。各各の時期が、ああ、あれはあの猫の時分、ああ、あれはこの猫の時分という工合に、様様な猫たちのだれかれと直ちに一致する。実に、私において、猫のいない人生は考えることもできぬのである」 (再び、伊丹十三『再び女たちよ!』より)
まさにそういうことだ。僕も小学校から就職するまで、5匹の猫たちと一緒に暮らした。いや、一緒に育った。猫の考えていることはわかるし、猫の方もこっちをわかりやすい人間、ひょっとして同族と思っている。
犬は家族に序列をつけてその一員になろうとするようだ。つまり組織の動物だ。先祖の狼からして普通は群れに属しているから「一匹狼」ということばがある。それが珍しいからだ。一匹猫とは言わない。それが当たり前だからだ。
猫は服従を嫌う。徹底した個人主義である。だから他の猫とは目を合わさず、距離感、間合いをはかる。人間に対してもそうだ。ただし無視はしていない。各人をよく見ている。エサをくれる人、遊ぶ人、猫をよくわかってない人、ちゃんと見分けている。
その見分け方が実にリアリスティックなのだ。これは猫のほうをよく観察しないと気がつかないことである。一見のんびりと何も考えてないように見えるが、そんな程度の知能で1万年もの長きにわたって人類を籠絡し続けることなどできるものではない。
犬みたいに労働やお追従はしないのにそれだ。好きな時にネズミを捕るだけ。でもそれは自分の食糧確保にすぎない。いわば我が儘だけのお役立ちなのに、人類をして延々と自らを保護し養わせるという策略を会得した地球上唯一の種だ。地球の支配者とされる人類においてすらそんな貴族的特権階級に甘んじることの許される者はほとんど存在しないのである。
猫の祖先は北アフリカに生息するリビア山猫とされる。野生の猫科動物が人に慣れた、これは驚くべきことだ。ライオンや虎でそんなことが想像できるだろうか。今だって猿や熊が餌を求めて人里に出る。しかし、いつも邪魔者扱いだ。いくら猿が賢いといっても人になついて誰かの家の家族として住みついたなんて話は聞かない。
山奥にいるより、餌のネズミが穀物を狙って集まる民家に近づいた方が得だ。ここで当地の支配者たる人間の食べ物や生活にちょっかいを出さなかったのが猿や熊との違いだろう。個人主義の猫は粗暴に人の支配を邪魔するようなまねはしない。それだけでない。その美しさを武器に人間をとりこにすることで永遠の庇護を勝ち取るという乗っ取り作戦を成功させている。
犬も人間界に入り込んだが、乗っ取ったわけではない。飼われただけだ。狩り、警備などの使役の対価として役職を与えられた。猫は人間にとって、あたかも細胞がミトコンドリアを自分の中に取り込んだものの実際は同化はしていないというのに似た共益、共生関係にある。労働者ではなく、パートナーシップの関係にほかならない。
共生しているだけだから猫は報酬で動かない。古来唯一の仕事であるネズミ取り自体が餌を得ることだったから、ご褒美欲しさにお手やチンチンなどのはしたない芸をくり広げるメンタリティーを獲得していない。だから、駅長さんや図書館長さんは猫である。長は宴会で芸などしない。出世めあてに尻尾を振る姿は猫には似合わないのだ。
上には誰かれ絶対服従の犬。家族一人一人をクールに見定めて個々の距離感を保つ猫。これは会社でいえば支店の営業マンと本社の人事担当部員ぐらいちがう。猫の眼はハードボイルドなのだ。このクールきわまりない「猫の人物鑑識眼」に気づいた者は、猫にある種の人格と畏怖のようなものを感じとることになる。
その最たるものが漱石の「吾輩は猫である」ことはいうまでもない。漱石はモデルの猫の十三回忌までしている。古くは宇多天皇(867 ~931年)が日記にブログ風の愛猫描写をしたため、一条天皇(980~1011年)にいたっては猫に官位を授け、「命婦のおとど」(後宮女官長)に任命して世話係の女官もつけている。猫に人格を見た人々だ。
猫のゆうゆうたる人類征服、籠絡計画は世界各所でますます猛威を振るっている。
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