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安倍総裁の眼

2012 DEC 17 20:20:14 pm by 東 賢太郎

政治家はプロでなければならないと思います。選挙のプロではない。政治のプロです。

安倍さんをTVで見て、だいぶ前、維新の橋下氏と会っている場面ですが、彼の眼が印象に焼きつきました。当時、橋下氏は日の出の勢い。陣笠議員が列をなし、すり手、モミ手で恥ずかしい「橋下詣で」をしていた頃です。笑顔で橋下氏と握手しながら、完璧に相手を見下し、歯牙にもかけていないあの眼。分かる人には分かる。ヨーロッパ、アメリカの最上級レベルの人間にもある。別に悪気や敵意があるわけでも不遜なわけでもない。そういう育ち方をしたからかなと思います。坊ちゃんは事実だが、逆に坊ちゃんがいい面もある。橋下氏は恐らくそういうものに動物的嗅覚がある男。何か敏感に思ったのではないだろうか。

2世3世がいかんという声もあるが、プロかどうかが大事なのであって出自は問題ではない。少なくとも素人よりはましです。安倍さんはあまり賢いという世評は聞かないが、コメントは充分賢いと思います。あの眼がお血筋であるならむしろ是としたい。中韓のトップに登りつめるような同様な目つきの連中にはいやな眼であり、確実に手ごわいと思っているだろう。選挙のプロとか何とかガールズなど唾棄すべきくだらない連中は次回参院戦で全滅させるかその分の議員定数を減らして、外交予算に回すべきだろう。

石原氏は、何を大言壮語しようが、私欲で都政を投げ出したことに変わりない。自分でなにか大きく勘違いしているようだが眼に安倍氏の凄みなど全然ないし小心に見える。自分の体験から外人が嫌いなだけで、外交ができる人物とも思わない。中国は穴だらけと見て歓迎するだろう。堂々史上最低の首相と確信する菅氏の落選は戦後初らしい。「史上」に比べてまだ足りない。彼の見事に空疎な言葉の連呼、臭さに自分で気づいていない一流の三文パフォーマンス。ゴミ出しにうるさい町内会の世話役など適任な人に思える。

民主党を出ていった人は小沢氏を除き全滅でした。あのおばはんとくっついた時に小沢氏のプロの技もこれまでと思いました。ついて行った人も可愛そうだが、素人でも数さえ取ればという政治がいかにダメかを明快に示したのが民主党の3年3か月であり、それに辟易した有権者の鉄槌がこの党に特に強烈に下ったのは自業自得でしょう。

野田氏は先発、2番手がボコボコに打たれて20対ゼロの7回から登板。意外に好投したという好印象があります。敗因は彼ではなく任意引退の先発投手、2番手の三文投手、クビになった裏ワザ専門のヘッドコーチです。レギュラーメンバーがこんなにクビになったチームも例がない。責任とって投手交代とか言ってるベンチの方が交代した方がいい。俺が見に来たのはプロ野球じゃなかったんだっけ?高い入場料もとられたよな?と球場でしばし考えてしまうあまりにお粗末なプレーの連続で3年3か月。悪夢としか言いようがありません。

国民の眼は節穴でなかったことが幸いでした。安倍さんの眼も節穴でないことを祈るばかりです。

 

(ソナー・アドバイザーズのブログ)

これから起きること

 

Categories:政治に思うこと, 経済, 若者に教えたいこと

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