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陰陽五行思想が少しわかった気になった日

2013 JAN 23 18:18:05 pm by 東 賢太郎

今日は上場企業パラカの創業社長である畏友、内藤氏を神山先生にご紹介しました。彼は陰陽五行思想に詳しく、先生と実に深い会話がなされました。そういうものに疎い僕は蚊帳の外でしたが、今まで何度も先生に伺った話が今日、内藤氏の解説でかなり理解できました。

木・火・土・金・水は有名ですが、1年は春から始まるので、春をあらわす「木」が最初にきます。同じ流れで攻・習・守・伝・引があります。どういうことかというと、新しいことをやる時はまずめから入らなくてはいけない、理屈は後でいいということです。会社でいえば新人は四の五の言わずに現場に出る(め)。それから研修して知識をい、身や会社をることを知り、人に経験をえることができる。そういう人は「」つまり人を引き付ける力を得て役職も得る。次に一段スケールアップした所でまた攻めから入る。この回転が多ければ多いほど、人は上に登ります。

ところが今の多くの会社は攻めでなく習うから入るので、すぐ守りにいく姿勢の人が増える。もちろん今の時代、知識なくして仕事はできない業務環境が増えていますが、攻めを省略してしまうとだけの人がたくさん昇格してしまい、会社ごと脆弱になる。このことは、他業界は知りませんがこの10年の証券業界では実に正鵠を得た結果となっています。僕らの入社時は、四の五の言わずにやれ、やっているうちにわかる、という教育でした。確かによくわかりましたし、そうやってわかった人だけが「」を手に入れるということも、まさに手に取るように実感できます。これはこの歳になれば言われればわかります。しかし若い時分ではなかなか理解するのも難しいかもしれません。だからこそ研修というものの重みが増してくるのではないでしょうか。研修をご専門とされる花崎さんにぜひ教えていただきたいと思います。

最後に、遠い外国でそのような攻めを立派に務められていたであろう日揮の社員の方々が卑劣なテロの犠牲になられたこと、海外勤務の長かった身として悲痛な思いを禁じえません。心よりご冥福をお祈りいたします。

Categories:______歴史に思う, 徒然に

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