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神山先生と会食

2014 JAN 21 0:00:43 am by 東 賢太郎

先生にはかれこれもう10年、毎月1、2度かかさず鍼を打ってもらっていますが今日は今年2度目です。背中から首にかけて6~8本、痛くありません。一言でいって、これがとにかく効きます。凝って固くなっているのが自分で分かる場所なのですが、もうここしかないという箇所にピンポイントで打たれるので気持ちがいい。たった6本なのに、打たれたまま起き上がろうとするとまったく力が入らず身動きできません。これは驚きです。そのままの状態で小一時間うつぶせで放っておかれますが、終わったあとはびっくりするぐらい肩と首が軽くなります。野球をやるときの高校生に戻ったみたいです。

中国鍼というのは日本のと違ってやや太めで長いから深めに入る感じです。日本の鍼もやったことがありますが全然違います。日本人の鍼灸師は肺に達すると危険なので背中は打ちたがらないそうで、鍼灸師のかたのご親族が神山先生に打ってもらいに通っています。免許皆伝の技術はプロが一番わかるのでしょうか。これと漢方の煎じ薬を毎日飲んできたせいで体質が変わったのか、とにかく風邪をひかなくなりました。10年前までは弱くて毎年今頃ひいていたんですが。病気になってしまったら病院に行くしかないですが、病気にならないに越したことはなく、漢方で体質改善というのがもっと日本でなじまれるコンセプトになればいいと思います。

先生とは家に行ったり箱根に遊びに行ったりともう完全に友達なのですが、続いているのはケミストリーが合うからです。会話していて気持ちがいい。今日もいろいろ僕の今年のビジネスの構想を話していると「いいですね。もう20年日本にいるけど東さんみたいな日本人はほとんどいないね」と笑いながらじっくり聞いてくれる。聞くだけじゃなくて、ちゃんと勘所をわかってくれて必ず前向きな会話になる。合わせてるだけじゃなく腑に落ちてわかってくれていることが僕にもよくわかる。だからキャッチボールになるんです。これが何より肝心で、たしかに日本人では少ないのかもしれません。こういう友達は本当に大事なんです。鍼は体に効きますが、こういう会話は心に効くからです。

先生もビジネスなんだから僕がこんなに気持ちいい鍼をもっと広めたらどうか、弟子を取ったらどうか、それが人助けになるんじゃないかということもずっと申し上げています。先月もハワイの米国空軍に呼ばれて治療に行ってるし軍医のハーバード大学医学部の教授が漢方医療を導入したいとも聞きました。東洋医学は米国の方が積極的になってきています。島国的な日本の医学界ではいくら伝人とはいえ中国人が前面に出るのは当面無理でしょうが米国は人間ごと取り入れてしまうでしょう。先生は日本国籍ですし。先生のような中国の国宝級のひとが今のままというのは日本の全国の患者さんにとっても損失と感じます。何か力になれればということで、再度上海におじゃますることに決めました。いつやるの、今でしょ。

 

Categories:健康

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