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文武両道の人たち

2014 JUL 4 11:11:45 am by 東 賢太郎

2010年に日本代表の監督としてワールドカップベスト16となった岡田 武史氏は学年は僕の2つ下である。天王寺高校-早大であり、早稲田は政経学部と当時の入試事情を考えると大変な文武両道であられると思う。wikipediaによると彼は野球少年で岡田彰布が1学年下にいたホークス子供会のファーストだったというのも面白い。

野球界では日本ハム監督の栗山 英樹氏が東京学芸大学、NHKニュースウォッチ9のキャスター大越 健介氏が東大の投手歴代5位の8勝で史上初の日米大学野球日本代表メンバーというのもそうだ。結局どっちも大したことなかった僕にはこういう方々は仰ぎ見る憧れのアイドルだ。お三方にはますますご活躍していただきたい。

サッカーの全日本監督の語録というのがどういうわけか野球の監督のよりぐっとくるのが多いのはなぜか。イビチャ・オシム氏が選手の自己管理の甘さに呈した苦言、「ライオンに追われたウサギが肉離れになるかね?」。貧困家庭で靴下を丸めたボールを蹴っていた少年は多いだろうが、この一言で彼はずばぬけた知性のリーダーでもあることを知る。

ザッケローニ氏の敗戦の弁、「このチームの監督でいられてうれしかった。もう一度、選べたとしても同じメンバーでいく」。あそこでこの一言が出る。日本の選手たちに金言を残して下さった。プレーヤーとして実績はないがイタリアの「ビッグ4」の3チームの監督をやった男だと改めて知る。

運動歴のない僕がどうしてスポーツが好きかというと、こういうすぐれた人たちがいるからだ。結果は結果であり、全力でフェアに戦ったらもうあとは人の問題ではない。彼らの言葉に、その全力、フェアのあり方はどういうものかを教わる。アンフェアでケツをまくって逃る達人の多い昨今、スポーツって本当にいいなあと思う。

 

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