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歴史的にお粗末な試合

2014 AUG 6 22:22:10 pm by 東 賢太郎

昨日幸運にも目撃した歴史的な試合のスコアボードの写真を貼っておこう。詳しくは中村兄のブログをご参照いただきたい。

31ten

長年野球をやったり見たりしているが、こういうスコアは草野球でも相当に恥ずかしい試合である。両軍できればなかったことにしたいというレベルに優に到達している。セ・リーグで両軍の合計得点が31点以上は99年7月22日横浜22-11ヤクルト以来、15年ぶりであり、両軍合わせて31打点はプロ野球記録2位タイだそうだ。

たしかに昨日は暑かった。東京は36.1℃までいった。試合前のだれた手抜き練習そのままに試合は両軍の野手が何でもないフライや送球をポロポロ。投手は球威不足。一言でしめくくるなら貧打戦ならぬ貧投戦であった。ヤクルトの八木は19球で肉離れで降板。突然のお呼びとはいえ山中、阿部はバッティングピッチャー未満の状態で試合をボロボロに。それが2人とも代打が出ず阿部は10点ビハインドでバントという空前絶後の場面まであり絶句した。

この試合はやはり神宮で見た2012(平成24)年7月26日のヤクルト×広島12回戦を思わせるものがあった。4回までカープが13-0として先発はマエケン。そのまま完封で楽勝と思いきや最終スコアは16-12と緊迫感を生み出しファンサービスをしてくれたことに感謝している。ちなみにこの16得点は草野球まで入れてもわが生涯で接した最多得点であったが、あっさりと更新されてしまった。

昨日も味方に15点もらったセの三振奪取王メッセンジャーがなぜか崩れて5回で8失点と、それで勝ち投手でも嬉しくないでしょという結末に。あの日のマエケンと同様に、気合いが抜けると人間こうなるよという人生の警鐘を鳴らしてくれたのだと解釈したい。

前代未聞のクオリティの低さであったが、それでも同じ4600円で1.5倍の時間一応野球というものを見られたというのは唯一の救いであり、ビールの売り上げを通じて第3四半期のGDPにいくばくかの貢献ができたかもしれない。

15年ぶりということは次は2029年か。生きていたとしても確率的にもう見ることもないだろうなといいながら中村兄とはカンパイを見送って帰途に。記録にも記憶にも残る一日だ。人生のいい記念にはなった。

 

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Categories:______プロ野球, 野球

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