Sonar Members Club No.1

since September 2012

カープ最終戦にもの申す

2014 OCT 12 21:21:22 pm by 東 賢太郎

野球ファンは贔屓のチームが点を入れるシーンを待っている。それが見たくて応援している。2試合やって1点も取れず、21イニング「おあずけ」。その上、そのまま今年はおしまい。記録にも記憶にも残る今季のそして野村監督の最終戦であった。

大瀬良はナイスピッチング、球威も変化球のキレも最高であった。エースはキミだ。ヒースは球の伸びがいいし中崎は休養して出てくると150km超の剛球を放る。2試合で1点しか与えなかった投手陣は100点である。

打線の方はきのうのブログに怒りをこめて書いた通りの予定調和的結末だが、きのうとはちがう。1,2点は取れていた。7回はロサリオ、エルドレッドが連打して梵が送った1死2,3塁、そこで小窪が敬遠されて1死満塁だ。外野フライでOKの場面で鈴木 誠也はサードゴロ。打者のすぐ目の前の前進守備なのに楽に捕れるボテボテだ。次の会澤は見逃し三振であった。

この三振、能見渾身のインハイ速球でボールにも見えるギリギリだった。あれは仕方ない(誰も打てないよ)。会澤は第1打席にいい当たりのレフト前ヒット、第2打席も崩されながらうまく拾って芯でとらえた(ショートライナー)。打ちそうなムードがありバットは一番ふれていたと思う。あの三振のコースはベンチからは見えなかったろうが、まったくもって仕方ないものだ。

そして続きがある。延長10回、オスンファンから先頭の代打天谷が流してヒット。これはいい当たりであり、球場が良い雰囲気になりかけた。そしてまた鈴木だ。当然バントと誰もが思ったろう。ところがなんと強打し、あえなくピッチャーフライである。いや、大丈夫、次は振れてる会澤だから。僕はそう思った。そうしたらなんと替えられてしまった。あの三振が伏線だったのか??そりゃないだろう。

この交替はまったくもって不可解だ。怒りすら覚える。しかも出てきたのは昨日1回の好機に初球を打って力ないファーストゴロの勝負弱い松山である。案の定、また初球を打ってボテボテのピッチャーゴロだ。野村が大勝負をかけた二人がピッチャーフライとピッチャーゴロである。見事なもんだ。百歩譲ってあそこで左を出すなら新人の田中だろう?勝負強さが雲泥の差だよ。

まだある。次の11回、先頭菊池がレフトポール際に本塁打性のファウルのあとライト前へCS 初ヒットを放った。2イニング連続での先頭打者出塁に期待感が盛り上がる。さて次打者は丸だ。3割打者とはいえこのCSは絶不調でいまだ ノーヒットである。巨人の原なら100%バントだろう。阿部でも村田でも。ところが、またまた強行だ。そしてあえなく力負けして一邪飛である。そしてやむなく盗塁させた菊池は憤死である。

へたな麻雀。つっぱると振り込む、リーチをかけても振り込む。やることなすことハズレ、ペケ。丸も松山も打つ時は打ったし鈴木は期待の若手だ。それは疑問の余地がない。しかしそれはそれ。短期決戦は勢いと勝負強さの選択だろう。野村には申しわけないが今日は多摩川の少年野球の監督でも勝ってた試合と思う。

カープブログは今年最後になるがひとこと。会澤は将来4番候補だと思う。堂林じゃない。こんなに長打力があって思い切りが良くて勝負強いやつ他に誰がいるだろう?来年は正捕手で全試合全イニング使ってほしい。頼むからマエケンの打撃以下の石原はやめてくれ。田中と会澤と外人。これだ。

こんなストレスばかりの試合は人生でもまれであった。明日はこれのために泣く泣く見逃してしまった日ハムvsオリックスをゆっくり楽しみたい。

 

Yahoo、Googleからお入りの皆様。

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

Categories:______広島カープ, 野球

▲TOPへ戻る

厳選動画のご紹介

SMCはこれからの人達を応援します。
様々な才能を動画にアップするNEXTYLEと提携して紹介しています。

ライフLife Documentary_banner
加地卓
金巻芳俊