Sonar Members Club No.1

since September 2012

今年のプロ野球引退選手は重たい

2015 SEP 27 20:20:29 pm by 東 賢太郎

毎日野球のことばかりですいませんが、今年のセリーグほど最後までもつれるのは珍しく、今日は首位攻防の巨人・ヤクルト戦をメインに3位争いの広島・阪神戦、それから大谷が投げる日ハム・オリックス戦をチャンネルを数分おきにやりくりして観ました。パリーグの3位も気になるんで西武・楽天戦、ロッテ・SB戦も観たいのですがさすがにむりでした。

ヤクルトは石川が投げて打ってで2-1で勝利。マジック3が点灯しました。巨人・菅野を引きずり降りしましたが、田原、戸根、宮国と1軍半の投手が死に物狂いで投げ、さすがの重量打線もそう点を取れない感じでした。8回、2死3塁で阿部をむかえたところでクローザーのバーネットを投入、降ろされたオンドルセクがむかっとした顔をしてベンチへ向かう。真中監督、渾身の指揮でしたね。2年連続最下位だったチームを引き継いでいきなり優勝となれば歴史的快挙でしょう。

阪神は広島ごときにもったいないと藤浪を温存し、4連敗の岩崎をぶつけてきました。能見、岩田と左・左と来て、左ならなんでもいいだろうという感じですが格落ちの投手でしたね。丸の先頭打者本塁打などでいきなり3点でKOでしたが、まあ当たり前です。ジョンソンは14勝でマエケンに並びハーラートップに立ちました。もう1回づつ勝って2人トップもあり得ます。最多勝投手がふたりもいて4位となればこちらも歴史的快挙でしょう。

熱戦の陰で、今年は40代ベテランの引退が相次いで発表されました。中日の小笠原、和田はまだできる。もったいないですねえ。カープならクリーンアップですよ。谷繁のインサイドワークはカープの天敵でした。オリックスの平野、守備上手かったです。谷は巨人に行かなきゃ2千本打ててましたね。高橋尚成は全盛期は上原と両輪でよくやられました。斎藤隆の全盛期は速かったです。朝倉健太はついこのまえ神宮のブルペンで目の前でいいタマ放ってたのに。

西武の西口は準完全試合1回、9回2死までノーヒットノーランを2回、そして、9回まで完全試合も0-0で延長10回に打たれたのが1度。三振の取れる投手でした。記録上はともかく、僕の中では完全試合達成者として記憶されてます。木佐貫洋ですが、明治神宮野球大会でカープに入った永川の先発試合を見て150km代の剛速球で完封だったんですが、亜細亜大学はこんなピッチャーでもエースになれんのかと驚いたものです。

そして昨日ついに中日の山本昌までが引退宣言しました。50才でプロの投手というのは想像を絶します。球速がなくても通用してきたわけです。若くて体力があるのにブレークできない投手は参考にできることがたくさんあるんじゃないでしょうか。体も強いんでしょうが、研究、研鑚でしょう。単なる努力だけの人と何か違うはずですね。彼は多趣味で有名で、全日本選手権で4位に入賞したラジコンと甲虫(カブトムシ)収集はプロ級だそうです。いわゆるオタクなんでしょう、ピッチングのこだわりも半端じゃなかったということでしょうか。

最後に、カープの栗原健太。これはショックです。まだ33,4でしょ。そんなにヒジ悪いのか?高卒はえぬきで4番がつとまった逸材です。チャンスにも強く追い込まれても右打ちができ打率も良かった。栗原がいてくれれば同じ東北のヤクルトの畠山クラスになって今年の優勝もあったかもしれない。ここぞで打って溜飲を何度も下げてくれました。本当にありがとう。戦力外らしいですが引退はしないでほしい、どこかで何とかやって欲しいです。

 
Yahoo、Googleからお入りの皆様

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

 

Categories:______プロ野球, ______広島カープ, 野球

▲TOPへ戻る

厳選動画のご紹介

SMCはこれからの人達を応援します。
様々な才能を動画にアップするNEXTYLEと提携して紹介しています。

ライフLife Documentary_banner
加地卓
金巻芳俊