Sonar Members Club No.1

カテゴリー: SMCについて

SMCサイトのアップグレード工事について(追記あり)

2017 MAR 20 15:15:59 pm by 東 賢太郎

SMCサイトのサーバー容量超過がおきたようでブログがアップできない状態になっておりご迷惑をおかけしております(本稿は下書きのストックで例外的に通っております)。少々時間がかかりますが良い機会なので容量増加に併せてプログラムのアップグレードも行い、永年存続できる基盤を整備いたしますのでご理解を賜れるようお願い申し上げます。

開通までの間はこちら「ソナー・アドバイザーズ株式会社」のブログスペースに書いていきますのでよろしければご覧ください。

ブログ

youtubeには手持ちのテープなどから16本をアップロードしました。米国のFM放送などでベーム、オーマンディー、テンシュテット、アラウなどのライブ音源を皆様と共有したいと思います。各々の演奏に対するコメントはそちらのブログに書きます。過去にSMCで書いた演奏でyoutubeになかったためにお聞きいただけなかったものも自分でアップロードいたしました。ぜひお聴きください。

フィラデルフィア時代のカセット録音

R・ゼルキン/クーベリックのベートーベン1番

ベームのシューベルト「ザ・グレート」

オーマンディのドビッシー「海」

マックス・ルドルフのブラームス2番

ジェルメッティの「クープランの墓」

(その他のタイトル)

今日はスポーツで壮挙が二つ(その1)

今日はスポーツで壮挙が二つ(その2)

卒業式に思う(夢のない時代こそチャンス)

籠池氏証人喚問

よくやった、サムライ・ジャパン!

「未来」と呼ばれているものの正体

「二人のエース」 広島カープ弱小時代を支えた男たち

高校球児のグラウンドへの一礼は重い

田中角栄のご褒美

稲田問題

森友学園問題

 
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新メンバーご紹介

2017 FEB 24 13:13:54 pm by 東 賢太郎

「ライブ・イマジン」主催者のチェリスト西村淳さんとピアニストの吉田康子さんがSMCの新メンバーになられました。

弊社ソナー・アドバイザーズにて西室より種々入会のご説明を申し上げ、近くのピザ屋さんで軽く歓迎の乾杯をいたしました。お二人とも演奏歴が長く、もちろんクラシックのご造詣は深く、ワーグナーの室内楽版、春の祭典の連弾などの興味深い体験談をうかがっているうちあっという間に時間が過ぎてしまいました。

西村さんの「モーツァルトは後期になるほど弦のスラーが長くなる」はプレイヤーの視線でないと気付かないことで、目から鱗でした。吉田さんはショパン1,2番、シューマン、ショスタコ1番など数々の名コンチェルトを弾かれていて、ファツィオリを高く評価されています。5月のモーツァルト25番は楽しみです。

仕事がら多種多様な業界の方とお会いしますが、演奏家は音で自分を発信されているので他とは違ったオーラを感じます。日本人は概して発信、自己主張が苦手ですがそれができる方々と話すのは楽しいものです。こちらもアウトプットする仕事ですから意外と共通点があるかもしれないと思った次第です。

 

 「ライヴ・イマジン」の皆様と会食

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来年やること(脳内の具現化)

2016 DEC 30 0:00:59 am by 東 賢太郎

僕はSPレコード時代をおぼろげに記憶する最も若い世代に属するだろう。

レコードとは記録でありLPとはlong playingの略だ。何を基準にlongかというとshort playing(SP)なのだから、塩化ビニール円盤を既存の78 rpmよりも低速(33 1⁄3 rpm )で回して長く録音できる技術ができてから既存がshortとなり、できたほうが相対的にlongとなった。中途半端ですぐ消えたが45rpmのEP(extended playing)も現れた。

SPからLPへの切替えが移行でなく進化ととらえられたことはshortという命名でわかる。記録時間の短い方を選好する人はいないという否定的ニュアンスの命名であり、さらにLPフォーマットの中でモノラルからステレオへの進化がおこるとSPはほぼ消えてしまった。進化の完了である。

勝者であったLPが今度は凌駕される様はメディア進化における弱肉強食のドラマである。それはextended long playingではなくCompact Disc(CD)なる違う視点とコンセプトからの命名を受けた素材もサイズも色も異なる円盤によって成し遂げられた。本移行はもはや進化ではなく淘汰であった。

いま世界でおきている最も重要な変化はBrexitでもトランプの出現でもない、ITによる既存概念の淘汰だ。目に見えない。見える人にだけ見える。これは全産業のみならず生活レベルでもおきており、技術の進化は人間の本質をも変えている。これはアナログ的変容である進化でなく、デジタル的な淘汰である。

野村くんがメンバーになってくれてSMCの展望は面白くなりそうだと西室と話した。僕はメディアを作るのが夢だ。本業は冷徹なビジネスだがこっちは遊び心オンリーでやりたい。収益を追っては創造できない面白いものが世の中にはあって、カネは使えば消えるがそれは残る。若者に元気も与える。

夢は実現しないから夢であり、いつまでたっても脳内現象に過ぎない。だからリアライズ(具現化)したい。その技術は僕にはないからそれを持った人たちに集まっていただき、夢を具現化してもらいたい。それは僕の脳をリアルなモノで表わすことになり、メディアの淘汰の波に乗る。

オンリーワンに価値があると人は言うが、人工知能(AI)が2048年に全人類の脳の処理能力の総和を超える。誰もが「いいね」を押すものは総和に限りなく近いものを作ろうとする努力だからAIに負ける。しかしAIは僕の脳は作れない。永遠にオンリーワンであり続けられる。

今日、このことを僕の会社の責任者に指示した。ぶっとんだことに聞こえたろうが、それで良くて、そんなに簡単にのぞけるはずはない。

ということを今日、銀座の新太郎さんで寿司をいただきながら長女に教えた。社員の皆さんにどこまでわかっていただけるかで成果は決まる。

 
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旧友と49年ぶりの再会

2016 DEC 7 0:00:03 am by 東 賢太郎

昨日は中学のクラスメートと再会をはたした。ブログを見て連絡をくれたNくんが紀尾井町まで足を運んでくださったのだ。日本を代表する出版社の元編集長にくんづけは失礼だが、49年ぶりに会った瞬間からあずまくん、Nくんなのは不思議なほどだ。違う世界に生きてきたのに話題は汲めども尽きず、話していると3時間があっという間に過ぎてしまった。

何をしていたかということよりも、同じ時代の空気を吸ってきたことのほうが大きいのかなと思うがどうだろう。62年の出来事の年表を作って「この時って何してた?」で盛り上がれるのが同世代だ。この目に見えないつながりと共感は若い時は気がつかないが年齢を重ねると貴重な財産となっていて、実は僕らはもう旧知の仲でなくたってつながることのできる世代になっている。もっと知り合って語りあって人生楽しまなくっちゃもったいない。

Nくん、仕事がら世界中を訪問しているがそのぐらいなら驚かない。しかしミクロネシアのポナペ島までずいぶん前に行っているとなると尋常じゃない。クラシックの造詣もとても深く、共産時代のプラハに5回でかけたりウィーンフィルとの録音の仕事をしたり等々普通ではできない経験をたくさん積んでおられる。映画、イタリア語、料理、カメラなど趣味のカバレッジの広さは僕など足元にも及ばずだ。

SMCも始めて4年。計80万ぐらいの閲覧をいただいており拙ブログは毎日600人ほどの方がフォローして下さっている。去年の今頃、あまりに多忙で一旦は継続を断念したが、あれから読者が5割も増えたしこういう出会いのきっかけをいただけるともなると再開できてよかったと心から思う。この輪が広がることを願ってやまない。

 
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早野ゆかりさん「ザ!世界仰天ニュース」(日テレ)出演

2016 SEP 17 17:17:08 pm by 東 賢太郎

先日、トム市原さんにお会いしてダイビングの話をうかがった。ふつうは50mぐらいだろうと思ったが80m潜られたそうだ。先生としてこれ以上ないが、同行者が海中でアクシデントで亡くなった話など聞くと高所の恐怖とおんなじ感じがよぎる。低所恐怖症なんて聞いたことないが、マイナス金利みたいなものか。

先日、元宝塚の真丘奈央さんのコンサートにご一緒したが、真丘さんはミクロネシアのポンペイ島の教会で歌われたことがあり、そこで市原さんと知り合いになられたとのこと。マングローブの森をいくカヤックでも歌われたそうで、それはすばらしいご体験だっただろうとうらやましい。もとカメラマンとして活躍されただけあってご交友は広い。

市原さんのダイビングの記事が朝日新聞に載ったと思ったら、こんどは早野ゆかりさんが「ザ!世界仰天ニュース」(日テレ)に出演された。同僚のホステスを殺して14年も逃亡し続けた女をつかまえた福井駅前のおでん屋の女将役だったが、そのホステス役と思ってたのでちょっとほっとした。

女は整形して老舗和菓子屋の内縁の妻におさまって、2年ぐらい万事うまくいって若ダンナが気に入って入籍しようとなった。それで素性がバレる。甥っ子ですと嘘をついて息子まで職人として同居させていたが、警察に踏み込まれてすんでのところで息子を捨ててまた逃げる。因果なことだ。悪事をしてなければ玉の輿だった。息子がなんとも可哀想だ。

早野さん、名演技でした。「虎よ、虎よ」は観れなかったですがまたSMCメンバーで忘年会やりましょう。

お二人のプロフィールはこちらへどうぞ

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長く残ったほうが勝ち

2016 SEP 6 2:02:17 am by 東 賢太郎

「元気ですね」とは会う人ごとに言われる。たしかに元気だ。炎天下でジョギングすると娘が熱射病だ何だと心配してくれるが、お父さんはもと高校球児だよ、知ってる?でおわり。倒れてポックリでも同情されそうにない。あのころ毎日皇居一周7キロ走破してたからお尻のでっかさは人並みでなく、脚力はアスリートなみに鍛えてある。まあ空元気でもそう思ってないとただのジイさんになりそうだからいいさ。

「ブログをよくあんなに書けますね」とも言われる。そう大変でもなくてこれも脚力みたいなもんだ。文を書くのは昔から速い。加えてビジネススクールで毎日英文を何百ページも読まされ、それをネタ元になんでもいいからクラスで意見をバシッとかまさないと落第だ。だからネタ探しの皇居一周で2年間鍛えられた。あれやったら誰でもできる。

僕の本旨はこれを千年後の子孫に読ませることだ。僕だってもしも平安時代の先祖のブログ集があったら全部真剣に読み漁るだろう。こんなとこ俺そっくりじゃんみたいな感じで。ちなみに孔子の子孫は世界中に4百万人いるそうで、まあ著名人ファミリーということは忘れるとして2500年後には僕の子孫もそのぐらいておかしくないだろう(まだ孫もいないが)。

それが全部僕を起点にしてつながってくれたら凄いことだ。きっと各国の子孫がこれを世界中の言語に翻訳してくれているだろう。配偶者を入れて8百万人か、こりゃSNSなんてもんじゃない、血族だし、これが僕のイズムを継承なんてしてくれたら面白い。政党になる?いいえ、スイスぐらいの国でしょ。いやいや、もう地球は危ないぞ、まとめて火星に移住でもして生き延びてほしいもんだ。

なんていう壮大、無謀な計画だが、たぶんこんなバカなことを真剣に目指して日々やってる人間は世界にもまれだろう。ネットさまさまだ、なんたってもし30年も前にこれをやろうと思ったら何億円もかかったのがほぼタダでできるんだから、やらなきゃ損というだけでモチベーションにすらなる。

いわゆるひとつの「ブログ」なるものを書いてる意識は僕にはない。恐竜のようにでかくて強いと勝ちではない。哺乳類じゃないが、何であれ、「長く生き残ったらそれ自体が価値だ」という単純なイズムの実践であって、紙の本より電子的メモリーのほうがメンテさえすれば千年は消えないだろうというにすぎない。論語だって、孔子の弟子たちは今だったらずっと便利で保存性のあるブログ集にしたかもしれないと思う。

では僕はタイムカプセル作りをしていて顔の見えない未来人に向けて書いているかというと、そうではない。誰に向けていることもないが、いま読んでくださる方々を確実に想像している。老若男女おられるだろうし年齢性別のイメージもない。過去のタイトルから子細に読んでくださる方々もおられ、本人が忘れている文章までご指摘があったりするのは頭が下がる。そういうすべての方々だ。

おすすめのCD買いましたというメールもいただき、これはますますいい加減なことは書けんぞという気持ちになる。コメントをくださったら、その方の文章もごいっしょに千年残る。だからちゃんとお返事する。こういう日々の積み重ねが21世紀初頭のひとこまであり、やがて「長く残ったら価値だ」ということの礎になり、生存競争の勝ちにつながっていくと信じている。

先日のことだが写真家のS先生と淡島の焼き肉店「韓てら」に行った。前の自宅が近かったので家族でよく来ていたのが懐かしい(余談だがここのお味は東京でベストクラス。おすすめである)。彼は会社勤めを5年だけした。僕は31年だが、やめてどう思ったか?やっぱり寂しかったねで一致した。世間と切れてしまうわけではない、「そうだよな、誰も頼ってくれないもんな」ということにだ。

この頼られるというのは替え難い。こちらの価値を認めない人に頼られることはない。だからそれに応えられて、良かったですねとなる、人生これほど報われるよろこびなんてないだろう。そこに報酬がいっさいからまない、ビジネスではない、これがまたいい。僕は本業で、アドバイザーとしてお金をいただいてそれをしている。だからカネと無縁な世界でそれがしたい。SMCはそのためにある。

ビジネスでも僕は無報酬で引き受けることがある。よろこびがあればそれでいい。お金は一緒に頑張った人たちがたくさんもらえばいい。頼ってくれる人は宝物だ。そういう仲で、苦境にあれば心配し、心配される。こういう仲間がいる人でありたいと思う。そのためにも元気であり、長く残ることが絶対に大事なのだと信じている。

 

 
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音楽は人生ドラマ

2016 MAY 25 12:12:12 pm by 東 賢太郎

音楽は人生ドラマです。

あのメロディーを聴くとあの頃を思い出すというご経験はどなたもあるでしょう。僕の場合それがクラシック名曲のかずかずになりました。61年も生きてしまうと19才と20才なんてもう遠い昔で区別がつかないのですが、音楽をきくと、ああこれは19才だ、これはハタチだったなとはっきりわかります。まるで樹の年輪です。

人生を豊かに楽しくしてくれた名曲たちに心から感謝しています。そのひとつひとつとの出会いや思い出をつづってみよう、それがささやかな自分史にもなるだろうという気持でブログを書いています。

僕にはそういう曲が228曲、いまのところあるようです。元気で生きていればですが、それだけは書いて残しておこうというのが人生の大事な目標に思えてきました。畏れ多くて書けそうにない曲もあって自信はありませんが。

SMCを始めて3年8か月ほど、おかげさまで僕のそういうブログの総閲覧数が50万を超えました。日々、多くの方々が拙文のバックナンバーまで丹念に検索してくださっており、こちらも感謝の念にたえません。

 
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有難うございました、良いお年を(ブログ終了のお知らせ)

2015 DEC 31 13:13:23 pm by 東 賢太郎

ブログの総閲覧数がおかげ様をもちまして42万をこえました。この場を借りて御礼申し上げたく存じます。商売でないので数字に頓着はありませんが毎日4~500お読みいただいている事実は重く受け止めており、本稿を書かせていただくことにしました。

3年のあいだ一生懸命書いてまいりましたが、当初より万葉集にしたい、自分史にしたいという僭越な目標をもっておりました。書き残したいものをサーバーというタイムカプセルに収めておくという作業なので、もとより日々の出来事のようなものを記す意図はありません。

今年の一区切りという所で振り返りますと、自分についてはもうほとんど書いてしまい、これに付け足すほど中身のある人間じゃないだろうという自制の念も生起しておる所です。音楽も楽曲という鏡を通じて好みを明かすという自分史の一環で、すでにバックナンバーでかなり明らかになったのではと思います。

来年は思う所があり、仕事はチャレンジの年と位置付けております。55才で始めて5年かかり、60からのスタートでは無理だった場所に幸いおります。ここでスパートしないと人生意味がなく、 それを体力気力が許す時間は僅少です。

そこで、12月2日にこの重要なブログを書きましたが( 事業への戒めについて)、剪定するもののひとつにブログを書くことも入っております。誠に勝手ではございますが、この年末を区切りと致し、僕のブログは本稿をもって終了とさせていただきたく存じます。

この決断は誰にも相談せず、自分の中だけでいたしましたゆえ、日々一緒に過ごしている家族にとっても驚きだったようです。もとより事業を行うのは孤独なものであり、環境が変われば自分が将来どのような決断をすることになるのかは自分でも不明です。そのようなこととしてご理解賜れれば有難く存じます。

1169本あるバックナンバーはすべて検索可能です。稚拙なものはいずれ推敲してみようかとも考えております。また、もちろん西室配下のSMCに何ら変わりはなく、残すことが目的なのでマネジメントには責任をもってのぞみます。ご不便をおかけいたしますが、なにとぞ引き続き変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。

3年間、拙稿をお読みいただきましたこと、誠に有難うございます。深く感謝申し上げます。これからの皆様のご多幸とご健勝を心よりお祈りして、最終回の辞とさせていただきます。

 

 
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ブログは名刺

2015 DEC 16 23:23:39 pm by 東 賢太郎

 

ビジネスという環境に身を置いていると名刺がたまる。数年でなん百枚にもなるだろう。仮に僕が楽隠居かプー太郎でもしてたら自分の名刺もいらないし、出さなければ相手もくれないからたまることはない。

何が違うんだろう?それはビジネスマン、商売人というのはお互い様でお金をもうけるという共通利益をベースに動いているからだ。僕に名刺を差し出す人は、なにか利益がありそうだからそうするのであって友達になりたいわけではない。個人というより会社に何かを期待するのだ。

いつも格好いいと思うのは仰々しい肩書のない名刺だ。「弁護士」とか「作曲家」とか「建築家」とか、職名だけのも素敵だ。俳優など有名人になればどうするんだろう。「俳優」もいらないから名前だけかな。でも高倉健が「高倉健」と書いた名刺を出す姿は想像できない。だから名刺なしがいちばん偉いのかもしれない。

最近僕はブログを名刺代わり使うことを覚えた。初対面の人に「ここにブログがあります」とSMCのアドレスをお教えする。そうすると、読んでくれる人とそうでない人があとでわかる。そうでない人というのは、すべからく僕個人でなく会社やお金だけに興味がある人だと判断している。

こっちもビジネスなので構わない。お互い様であって、そうであるなら僕の方も彼・彼女の個人には興味を持たない。ただ、相手がどうあろうと僕は自分を明明白白に晒して、こういう人間ですよ、あなたには嫌な奴かもしれませんよ、こういう妙な?主張を持ってますよ、という風なことをお示しする。

それは営業や交渉ごとでは不利だという人もいる。しかし僕は自分を隠したりお化粧したりして有利になったり好かれたりしても、やがてうまくいかなくなることをたくさん経験している。明かしてうまくいかない人とは所詮うまくいかないから何か期待して始めるだけ無駄なのだ。相手に時間の浪費をさせては悪い。

それで、読みました、はい、やめときますという人とは今のところお会いしていない。いや、もっと正確に言うと、やめようと思うほどまじめに読んだ形跡の感じられる人はほとんどいない。そんなものだ。名刺をもらって家に帰って、この人は珍しい名字だなどこの出身だろうと調べる人はあまりいない。

ところがブログの検索履歴を見ると、例えば日本シリーズで神宮球場ではヤクルトが有利だろうという噂がネットやTVで拡散したが、それは神宮のマウンドが今年から変わったせいだなどと言われる。僕はそのことを9月20日付のブログに詳しく書いたが、するとその記事の検索数が静かに増えた。オタクっぽい内容なので当初はあまり読まれなかったのに。

こういうのがとても嬉しい。想像するにヤクルトに肩入れはじめたあたりで野球好きの方のご訪問がちょっと増えたと思われる。関心を持って下さった方はバックナンバーを検索して読んでくださり、たまたま話題になっている「神宮のマウンド」の記事を見つけて下さったのではないか。お互い、名乗る必要はない。名刺交換よりずっと意味のある交流だと思う。

 

(追記、16年1月24日)

ブログをやめたらかえってアクセスが増えてます。恐縮です。野球や音楽においては僕は単なる外野席の観衆でしかありませんが仕事だと選手でいられます。仕事に専念するには断捨離が必要なのです。

 

(同、1月30日)

断捨離といえば、今のお客様はすべて起業してからのご縁の方です。サラリーマンの自分というものは、生きるために仕方なく作った虚像を含んでおり、その虚像で作った関係を無理に維持する精神的コストは高いのです。それを払うなら一から作り直した方が楽で早いでしょう。

そうだろうかと思う方も多いでしょう。ではサラリーマンしながら僕みたいにブログで自分をさらけ出せますか?まず無理です。それをしちゃあお終いよと「自画像を断捨離」したところに成り立つ地位が、宮仕え、サラリーマンというものの実体だと思います。

僕が断ったものは重いです。ところが新たなご縁が今になって開花しつつあって、去年の最後に向けて信じられない勢いで大ブレークをはじめました。すべては偶然の結果とはいえ断つということの威力を知りました。だからブログも断ったのです。

断つと失います。更地になります。だから何かを得よう、建てようと、強いエネルギーが出ます。これを僕は断食で経験しました。そして、少しだけ自信を得ました。捨てることは怖くないということにです。断捨離はもっと必要と思っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

SMCの3周年を迎えて

2015 OCT 16 23:23:42 pm by 東 賢太郎

昨日ですが、サーバーに問題があり一時的にSMCサイトにアクセスができなくなりました。現在は復旧して問題はございませんが、ご不便をおかけいたしましたことお詫び申し上げます。サーバーというのはちゃんとメンテしないと、こうして消えてしまいます。ある意味怖さがわかりました。

さて、この10月をもちまして、おかげ様でSMCは無事3周年を迎えることができました。その間に約40万ものご訪問を頂戴いたしましたこと、発起人として大変に光栄に存じます。ご来訪の皆さま方には厚く御礼を申し上げます。

メンバー制をとらせていただいているので普通のSNSとはいささか趣を異にしますが、なるべく開かれたオンライン・クラブ組織にしたいと考えております。またブログでご紹介しましたが、我が国の伝統芸能の世界への紹介などで、ささやかながら文化貢献ができればとも考えております。

ところで、SMCのトップページ左上の「メンバーズ・リスト」にお入りいただくと今日現在で27名のメンバーの写真があります。大学時代からの友人もいれば、つい数か月前にまったく偶然に知り合った人もおられます。かように、参加のご意志さえ固ければけっして敷居が高いわけではありません。

法人としてのSMCは畏友・西室が社長をしてくれていますが、その西室も知り合ったのは2年前です。そこで彼の人物、人となりを知って、そう時間をおかずに僕の方から社長をお願いしたのです。そのことはともかく、そのぐらい開かれているクラブだとご理解いただければと思います。

ですから僕は発起人ではありますが、単なるいちブロガーであり、SMCというクラブはメンバーの皆さんの総意のみで将来どうなるかが決まります。単なるブログの会なのか、なにか生産的な共同体になるのか、生涯の知己、友人を得る場になるのか?

組織は生き物ですから、自由に自然に、なるようになるのがいいと思っております。そしてSMCのメンバーに名を連ねることに少々のプライドを持っていただけるようにする、楽しく有意義な人生を送っていただけるようにする、我々の役目はそこにあると思っております。その取りまとめ、お手伝いを西室がさせていただくということです。

僕は個人的にはブログをある目的をもって書かせていただいております。それは全く個人的なことにすぎませんが、「遺言」ということです。初めは自分史のつもりでしたが、大したことも成していない人間にはおこがましいことでした。だから、誰でも書ける遺言ならいいだろうということです。それも子孫限定で財産をどうするというものでなく、世の中に言いたいことを書き遺すというものです。

どこの誰べえかわからぬ僕が仮に本を出版しても、知り合いに押し売りしたとしても4,500部がいい所だそうです。しかも絶版になればそれで永遠におしまいです。ところがブログにすれば40万近くになりました。サーバーをメンテさえすれば消えることはなく永遠に世界中で読んでいただけます。千年後に、僕らでいえば平安時代の先祖のブログを読むということが子孫に可能になる。素晴らしいロマンだと思いませんか?

名前を出したくない、ブログは書けない、コメントだけでいい、いろいろな方がおられることが3年やっているうちにわかってきました。もちろんそれでもかまいませんし、そういう方々も同様に大事な仲間と思っております。SMCを通して僕のアドレスに直接メールして下さる方もおられます。生の声がお聞きできるし、いろいろご相談にも乗れ、書く励みにもなっております。

どんな形であれ、我々のブログに関心を持って下さる方々は必ず大切にさせていただきます。どうせあと何年生きるかわからない僕らですから、「袖振り合うも多生の縁」「一期一会」ということを第一の命題にしてやっていこうと存じます。

今後ともSMCを何卒よろしくお願い申し上げます。

東賢太郎

 
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