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コイの季節

2014 APR 8 21:21:18 pm by 東 賢太郎

広4×巨1の圧勝で単独首位。ちょっと出来過ぎの感じですが今日は文句なしのナイスゲームでした。阪神、DeNA戦で爆発した巨人打線を野村が抑え込んだこと、一岡が2三振をとって1イニングを無難に無失点、そしてマシソンから堂林が代打で2ランを放りこんだこと。最高に気持ちのいい試合でした。

8回に永川が高めのフォークのすっぽぬけを松本にうまく当たられて(わざとに見えないが間違いなくわざと、痛くない、プロの高等技術)1塁に出しましたが、2回牽制して3度目で刺しました。策に溺れてイケイケ気味になっていた松本にもうないぞと思わせて釣りだした、これもプロの高等技術でした。

アンダーソン、ロペス、村田と大当たりだった3人を野村がスライダーとシュートでうまく揺さぶって抑えました。びびってカウントを悪くして甘くなって打たれていたDeNAの投手とはものが違います。ピッチャーはやはりコントロールがすべてですね。

東京では地上波放送がないので見てませんがドラフト1,2位の大瀬良と九里が順調に行けば20勝近くは期待できるかもしれません。巨人にFAで取られた大竹は10勝しても10敗の投手なのでこの2人の先発がいればよく、1イニングで確実に三振のとれる一岡のほうが有難いのです。

サードは新人の田中が入って小窪、松山との激戦区になりました。堂林のザル守備だった去年までとは大差です。セカンドの菊池は運動神経で他を圧しており、顔つきも良くなって巨人の坂本といい勝負の存在感になりましたから内野が引き締まったのは実に大きいです。投手の気持ちが違います。そしてサードを追い出された堂林が代打で2本も本塁打を打つ成長を見せています。うまく回転しています。

外人は左のキラと右のエルドレッドが3,4番に並んで重量感が出ました。エルは去年より当たるようになっている感じです。これで盗塁王の丸、連続出塁記録の広瀬がセンター、ライトで定着すればけっこう強そうですね。打線の穴はキャッチャーの石原だけなので今年は巨人とも戦えそうです。

しかしカープは東京では報道されません。内海の危険球退場が先だったりする。5回のピンチで村田を併殺、ロペスを三振に取った野村の芸術的ピッチングなどかけらも書かれないです。これじゃあまともな野球ファンは育ちませんね。まあ恒例だったコイの季節と思われているんでしょうが。

 

 

Categories:______広島カープ, 野球

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