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攻めて攻めて攻めまくれ

2013 OCT 30 1:01:10 am by 東 賢太郎

「強力打線だから逃げたらやられる。攻めて攻めて攻めまくれば結果はこうなる」(星野監督インタビュー)。

今日はニュースしか見られませんでしたが気持ちいい言葉です。5-1の圧勝。2勝1敗なので明日あと1つ取って王手をかければ中5日で則本、それで負けても中5日でマー君が行けますから楽天の優勝はほぼ固いでしょう。つまり明日が天王山です。今日は美馬も良かったのでしょうがそれにしても阿部も村田も少しタイミングが変で、田中後遺症と思いたい。そうであってもおかしくないぐらい満塁でロペスを三振に取った内角ストレートの威力は巨人の打者の眼には衝撃的だったと思います。あいつが出たらもう勝てんなと。

則本も田中も球威だけでなくコントロールが良かったです。美馬もいいですね。だからキャッチャー島は今日も内角をズバズバ攻めていたそうです。内角を攻められると打者は怖いのですが、ちょっとぶれるとデッドボールなので手加減しがちです。そうすると強打者には打ちごろのホームランボールになるので投げる方も怖いのです。

セリーグは巨人戦にさんざん打ち込まれて捕手が負け犬根性になっているのか、そこまで攻撃的な投球をする投手はあまりいないです。ちょっと荒れ球気味のヤクルト小川ぐらいで、彼がたくさん勝ったのはそれが理由かもしれません。その巨人から見ると則本、田中はケンカ野球で、久々に顔つきも怖いやつが出てきてパンチがきいたのではないでしょうか。

以前に、打たれて降板する投手に拍手を送った楽天ファンに星野さんが怒ったことについてブログに書きました。ケンカ監督ですね。それが気の強い投手陣に伝染しています。僕はカープ投手陣があまりに不甲斐なく阿部、村田、ロペスに打たれるので「俺なら一発顔面にかます」と口走って娘に「お父さんそれは外で言っちゃだめよ」といさめられています。顔面ではないがマー君はそれに近いことを堂々ストライクゾーンでやってくれましたね。ああ気持ちいい。

初戦は巨人に位負けで委縮気味だった打線、特に藤田、銀次がのびのびと打ちだしました。これでジョーンズとマギーが一発放り込めばケンカに迫力が増します。僕は古い日本人なのでやっぱり勝負事は父性原理でやってほしい。中村兄のブログ

にある前畑の「負けたら、死んで(日本国民に)お詫びしようと思っていた」という言葉にジーンときてしまう。勝てなきゃ死ねなんて今の世の中、即パワハラですね。でも勝負は勝たないと意味ありません。本当に勝ちたい人は言われなくてもそう思っているし、そう思っている方が強いのが勝負事です。

合理主義や和気あいあいの監督はだめです。ぼこぼこに打たれてKOされたもと人気投手に「次につながるものをつかみました」なんて言わせている日本ハムは最下位で当然でしょう。東京オリンピック、東洋の魔女を優勝させたニチボー貝塚の大松監督を懐かしく思い出します。星野さんはアンチの人も多いけれど、僕は保守本流の名監督と思います。

Categories:______プロ野球, 若者に教えたいこと, 野球

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