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野球人類学 応用編

2012 OCT 19 13:13:46 pm by 東 賢太郎

CSを戦う中日のメンバー表です(きのうは試合は見てません。あしからず)。

「野球人類学」に即して見てみます。

①センター大島②セカンド荒木③ショート井端④レフト和田⑤ファーストブランコ⑥ライト平田⑦サード森野⑧キャッチャー谷繁⑨ピッチャー伊藤

「野球人類学」を絵にかいたような好打線です。荒木と井端は元来ポジションが逆でした。ショート人材が2人いるということでもあり、2人で内野を仕切っているということでもある。強いのです。大島が調子いいのが効いてます。センターはムードメーカーなので。高木監督は打てないとぼやきますがこの6,7,8番はカープならそのままクリーンアップです。なぜ下位打線をこうできるかというと、守備は二の次であるファーストとレフトにちゃんと4,5番の人材がいるからです。

 

巨人です。

①ライト長野②セカンド藤村③ショート坂本④キャッチャー阿部⑤レフト高橋由⑥サード村田⑦ファースト亀井⑧センター松本哲⑨ピッチャーホールトン

外野に注目してください。長野は本来センター適役で高橋がライトです。しかし高橋の守備と肩が不安なのでレフトへ。ライトに適材がない。長野をもってくる。センターがいない。守備はいいがまず打ちそうにない松本にする。仕方なく8番におく。こう見えます。負けたからいうわけではありませんが、センターに人材がいない、下位打線を打つチームは弱い(野球人類学)のです。巨人は4番候補はたくさんいるが弱点もあります。

なんでそうしたのかは原に聞かないとわかりませんが、中日とは1点差ゲームと思ってるのでしょう。外野守備重視。たぶん。あれだけの重量級打線なのに。吉見も中田もいないのに。これはキャッチャー谷繁の重圧だと思います。12球団随一の「いやな奴」オーラを発する名捕手。同業の阿部もやられています。阿部が今日打つかどうかで先が決まると思います。

ところで日本ハムの外野陣。センター陽、ライト糸井、レフト中田。肩は12球団最強。陽は兄がソフトバンクのピッチャー、糸井と中田は投手出身。すごい。これは点が取れない。内野も悪くない。ピッチャーとしてどのチームで投げたいかといわれればダントツでここでしょう。ここを蹴ってオジサンのチームでやりたいとか言って浪人した奴がいますが、本当にアホだと思います。

お楽しみください。

 

野球人類学(改訂版)

Categories:______プロ野球, ______高校野球, 野球

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