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広島vsヤクルト(7月23日神宮球場)興奮のるつぼに

2014 JUL 24 1:01:43 am by 東 賢太郎

むし暑い一日でした。平日だしすいているかと思いましたが、甘かった。試合開始ごろからお客さんが増え、外野は満員。いつもはがらがらの僕の指定席(三塁側33段目)あたりまで満席でびっくりです。このへん、一応S指定席4,600円だから安くはないですが右隣りは赤いユニフォーム姿のうら若きカープ女子。熱いですね。東京でもカープファンは大爆発、凄いことになっています。

左はご年配のパリーグファンの方でしたが、一度見てみようと来られたそうです。カープカープの大合唱と好プレーでの耳をつんざく大歓声の中でみんな自然と仲良くなってしまいます。この方とはプロ野球昔話で大変盛り上がり、楽しい時間を過ごさせていただきました。ここでこんなに周囲と肩寄せあって団結したことはなく、カープ躍進のおかげ様でございます。

好ゲームでした。先発はカープ戸田、ヤクルト石山。初回にヤクルトが先制しますが2回に田中の本塁打で追いつきます。左腕戸田は適度に荒れていて2~5回を無安打に抑えていましたが、ついに6回にバレンティンに1発くらいました。これで2-1と1点ビハインドに。

一方、ヤクルト石山の調子は素晴らしく、カープは8奪三振とひねられて4~7回とノーヒット、点が入る気配もありません。エルドレッド、キラの4,5番が無安打に抑えこまれお荷物状態というのはお決まりの負けパターンなのです。8回終了時点でまだ2対1だったのが信じられないぐらいヤクルトが押しまくったゲーム展開でした。何度もやばい!という当たりがさく裂しましたが外野が転びながら捕ったり野手の真正面だったり。「今日は野球の神様が味方だね。これで勝てないとカープは後を引くだろうね・・・」とお隣さん。ほんとにそういう稀に見る展開でした。

そして最終回、ヤクルトは抑えの150km剛腕バーネットを出して1点差死守の必勝体勢に。隣り近所は「もう丸にホームラン打ってもらうしかないですよね」と半ばヤケのあきらめムードでした。そうしたらその丸がレフトに同点ホームラン。まわりのボルテージは凄まじく、僕も気がつくと立ち上がってよくやった!と絶叫しておりました。

そうして入った延長戦。11回に出てきた左腕の久古投手に2死から赤松が会心のセンター前ヒットで出てすぐ盗塁。代打広瀬が歩いた1,2塁で捕手の會澤がライト前でついに1点勝ち越し。木村が続いて2点目。これで4対2。またまたスタンドのボルテージは最高潮です。あまりの騒ぎと熱狂に耳が遠くなるかと思いました。

ついに迎えた11回裏ヤクルトの攻撃。総力戦だったカープはもうピッチャーがおらず、ちょっと経験の浅い中崎がマウンドへ。まあ2点あるから大丈夫でしょう、なんて言っていたら一球もストライクが入らず先頭の中村を歩かせてくれました。2死はなんとか取ったものの打席にはオールスターも出て15ホーマーも打っている最もこわい山田が入りました。この勝負のドキドキ感はもうこれだから野球観戦はやめられんというスリルに満ちておりました。

そして・・・中崎の投じた高めを振りぬくと打球は快音を残して右中間へ。周囲からは悲鳴が・・・。背走したセンター丸がフェンス際であきらめた、そう見えました。動きが止まり、どうしたんだと球場全体が一瞬静まり返ったのです。そうしたらセカンドの菊池が万歳。丸がちゃんと捕球していました。こうしてぼくの周囲でまたまたお祭りが再開。うーん、すごいゲームを見せていただきました。あの静寂は鳥肌もので「いやーおめでとう!でもなんか勝ったっていう気がしないよね」、カープ女子にそういって帰りました。

 

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Categories:______広島カープ, 野球

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