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巨人・ヤクルト消化試合観戦記

2014 OCT 3 0:00:18 am by 東 賢太郎

オリックス対ソフトバンクのTV観戦とどっちにするかさんざん迷いましたが、福岡はスマホの一球速報で同時チェックというふたまた作戦で神宮の巨人対ヤクルトを見に行きました。もう生で見られなくなるのと、菅野を見てみたかったからです。

jinguu5僕が球場へ行くのは100%プロの技術が見たいからです(カープ戦だけは例外ですが)。僕にとってどうでもいい勝ち負けで盛り上がるゲームは混むし応援もうるさいのでなるべく避けてます。今日みたいな消化試合はだからとってもありがたいのですね。がらがらですから。菅野が先発の巨人戦なのに試合開始時点でもこんなものです(右)。みなさん本当に勝敗だけで見に来てるんですね。

巨人の小林、中井、大田のフリーバッティングを見てました。大田は飛びそうだけど型を崩されると芯に当たらない感じで、この程度ならまだまだ未熟者で怖いという感じはなし。ほとんど打撃投手に差し込まれてました。むしろ外野の返球の肩とコントロールの良さの方に感心。

キャッチボールはロぺスが良かったですね。胸の張りと手首だけでピュっと投げて阿部のミットにズドンと行く。あれはピッチャーやっても打ちにくいでしょう。村田と坂本コンビはお遊びに終始でしたが村田は代打だけ(2塁打)、坂本は1回にいきなり八木からスリーランでした。

さて肝心の菅野です。去年のCS以来カープはコテンパンにやられていて、顔も見たくない嫌なやつですが、ひとたびそういうことを離れて投球の技術ということでみるとどうしても気になります。あれだけ打たれないというのは。

印象ですが、テークバックの腰のひねりが浅めだし、ステップも大きくなくてあまり体重が乗らない投げ方ですね。タイプは違いますが江川がそうでした。それでもブルペンを見るとボールはとても強い球がくるのですね。速いというよりずどんと威力がある重い感じです。

ところがマウンドになると速球はあまりなく、速い腕の振りの中で指先でいろいろ細工ができる感じです。あの速球を見せておいて、置きに行くわけでないけどもそれに近い細工がコントロールよくできる。パワーピッチャーというより業師のイメージでした。いや、正確には、パワーピッチャーなのに業師でもある。ありゃなかなか打てませんね。

2回までいつもの席で見て、がらがらなので3回は真後ろで見ようと思ったら交替してしまいました。最多勝がかかっていたはずなのに、後でニュースでわかりましたが腰に違和感があったそうです。残念ながら左右のコーナーワークは見ることができませんでした。このあたりから小雨がぱらつきだし、傘がないので新聞紙を頭に乗せて観戦。まわりの人は避難しましたが僕は関係なし。

jinguu4先発レフトはアンダーソンでしたが、左投手が外角に逃げるスライダー、カーブを投げておけば打てません。右写真は阿部ですが(投手久古)いまひとつキレなし。まあ消化試合だからでしょうか。巨人は先発はサードが村田でなく井端だった以外はレギュラーメンバーでしたが、5回ぐらいから控えに替わり、最後は投手も8,9回を投げた2人は背番号90番台と完全に2軍戦。最後までいたのは坂本とロペスだけでした。それでスコアは9-1と巨人の完勝。ヤクルトはぎりぎりまで呼び込んで快音を響かせた山田の振りの鋭さだけが見ものということで、見事に首位対最下位を地で行った試合でした。

福岡ドームの動向はゲーム中から逐一スマホで把握しておりましたが、家に着いてもまだやっており、ちょうど10回の裏でマエストリが先頭を出してしまったところでした。息子がこれはヤバいといっており、そのとおり満塁になって万事休しました。勝った方もですが負けた方が泣いていたのは高校野球でもなし珍しいことですね。オリックスは良くここまで追い詰めたと思います。でもまだCSというチャンスはあるので、ぜひ下剋上を期待しましょう。

 

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Categories:______プロ野球, 野球

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