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運命のライバル、ともに復活

2015 JUN 19 0:00:54 am by 東 賢太郎

マー君こと田中将大とハンカチ王子こと斎藤 佑樹が同じ日に登板してニュースになるのも奇遇です。ヤンキースの田中はフロリダでマーリンズのイチローと対戦。斎藤は甲子園で阪神と対戦。すでに立場は大きく変わりましたが・・・

田中はイチローと初対戦で、4打数2安打1三振の結果に敗北を認めたと報道されてます。快心のライト前ヒット1本、ぼてぼての内野安打1本、残りの2打席は見逃し三振と遊ゴロだから憧れの人へのリップサービスもあるだろうけど。イチローから三振を取るというのは凄いことであり、肘の故障持ちですが球威もコントロールも変化球のキレもほぼ元に戻っているように見えたのがなによりです。そしてイチローの方も、内野安打の疾走はとても41歳には見えません。

斎藤は2006年の駒大苫小牧との決勝以来の甲子園のマウンドでした。もうあれから9年ですか。全国の野球好きをTVにくぎづけにしたあの一戦。悪童顔の田中と貴公子然の斉藤、僕は球質として好きな斎藤を応援してました(思いのある東京大会の覇者としてのリスペクトもあるし)。昨日の阪神戦で彼はプロ入り後最速の147kmを投げてますが、僕の記憶違いでなければ、甲子園で最後の打者田中を空振り三振にとって優勝を決めた高めストレートが147kmだったはずです。

結局彼はその147が出ずに9年を過ごし、肩を壊して130しか出なくなって練習試合の社会人チームに大量失点という赤恥もかいた。そこからの復活劇はあまり報じられていませんが、並大抵でない苦労と幸運もあったに違いない。140はいても147出せる日本人というのは国中探しても何人もいるものではありません。故障持ちでそこまで戻したというのは大変なことなのです。昨日は2回で1失点しましたが、その努力には敬意を表したいと思います。

 
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Categories:______プロ野球, 野球

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