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物事は勝つまでやれば負けない

2022 NOV 28 18:18:26 pm by 東 賢太郎

サッカーの事はよく知らないが、今回のドイツ戦の勝利は考えさせるものがある。いろいろやってみて、ダメならやり方を変えてまたしつこくやる。これを何度もやってればそのうち勝つ。勝つまでやれば絶対に負けない。もちろん今回の勝利がそんな簡単なものでないことはわかっているが、僕はこの考え方をいつも心の中に強く持って生きている。

ドイツ戦で後半に入れた5人の選手は、すごく攻撃的な選手だと聞く。だから前半とは全然違う攻め方に変えたんだろう。それが奏功して逆転勝ちしたんだからきっとそこに何かすごい秘密があったと思う。それが何かは知らないが、感心したのは、あれだけ攻める前向きで気の強い選手たちを前半ベンチに置いておいて腐らせなかったことだ。

堂安選手の俺が決める、俺しかいない。この言葉は当然だ。そう思ってなければあんな場に出られるはずがない。こんな選手がよくおとなしくベンチで試合を見ていたなと思うのだ。僕だったらなんで俺を使わないんだといてもたってもいられなくなって、そのうちにモチベーションが下がってしまうんじゃないかと思う。これは森安監督の説得力、コミュニケーション力の賜物だと言っている解説者の方がいたが、そうではないかと思う。

僕も若い頃、超攻撃的だった野村という会社の中でも超攻撃的な社員だった。守りについては全く考えていないので、後ろから支えてくれる人たちがいたから大きな失敗もなく点をとって活躍できたんじゃないかと思う。明日大仕事がある前の日などは、家で家族に一言も口をきかなかった。だからだろう、家内は私はスポーツ選手と結婚したと思っていると常々言っていた。そこで、あれこれ声をかけられ、家事などをさせられた日には、僕の攻撃力は大きく損なわれ今こうなっていないんじゃないかと思う。つまり、これは家内の監督力の賜物なのだ。

しかし、今はそうも言っていられなくなった。会社においては僕以外に監督はなく、戦略は全部僕が組み立てて、僕が指揮しなくてはいけない。コロナの影響もあり、少し仕事に閉塞感が出てきたと感じるのも事実である。だからここはひとつ思い切ってゲームプランをガラッと変えてみてもいいかなと思っている。サッカーをするのは選手だ。選手のフォーメーション、顔ぶれなどを一新してみることも手だと思う。

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Categories:若者に教えたいこと

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