Sonar Members Club No.1

カテゴリー: ______日々のこと

野村證券の強靭なスピリットについて

2017 FEB 25 10:10:43 am by 東 賢太郎

私も「東スクール」の生徒としてまだまだ頑張ります。
そして後輩にこのスピリットを引き継いでいきます。

野村の現役の役員さんと久しぶりに食事をして帰宅したらこんなメールが届きました。
 
老兵へのエール、ほんとうにありがとうございます。ただそれは僕も幾多の先輩から受け継いだ「野村スピリット」なのであって、辞めた後に元社長にしかられて気づいたことでもあり、いつも卒業生だというプライドは持たせていただいてそれに恥じない仕事はしなくてはいけないと肝に銘じていることです。
 
また、同じメールに、
 
早速Sonar Members Club No.1をブックマークに登録して読み出しました。思えば、東さんにクラシックの魅力を教えて貰い、アルフレッド・ブレンドルやフィッシャー・デスカゥを聴きに行きました。
 
とあってこれも嬉しい限りです。クラシックはいいぞと勧めた人はたくさんいるので、それをものにしたのは彼の資質なのですが。
 
野村の人、いた人というのは年齢、部署、男女を問わず「気心」が知れるということを僕は去ってから知りました。証券業界としての気心も会社は違ってもある程度はありますが、その中でもさらに「圧倒的に特別なもの」がある。僕がいまだもって感じている愛情はそれへのもので、それぬきに今の自分は語れないほど大切なものでした。
 
仕事のパートナーとして気心の共有ほど大事なものはありません。ちがう土壌の人といちから酒を酌み交わすのも面白いが、そこまでの信用を作るにはあまり時間がない。これはウィーン・フィルがウィーン国立音楽大学出身者の集まりであの独特な芳醇な音を保っているのとまったく同じことです。ただうまい人を集めたってだめで、技術より気心の方がずっと大事。だからそれをお持ちの人は誰でも、むかし何があろうと大事にしますからどんどん連絡して来てください。
 
気心とはただ気が合うことではなくて、より具体的に言うなら、こと仕事に関してのスナイパー能力において世界でもトップクラスにあるということがベースにあって、それを自慢したりプレゼンする必要がお互いにないということです。初対面でも5分も話せば自然にわかる。そういうものです。その能力なしに一流の証券業務などできるはずもないのであって、これは掛け値なしのメッセージだからぜひ自信を持っていただきたい。
 
「東スクール」といってくださる方々もいつかはOBになられる時が来るでしょう、そこで何かでcome acrossできるはずです。それまでは老兵も鞭打ってがんばります。
 
 
 
 
 
 

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ラフマ(Lafuma)の無段階リクライニングチェア

2017 JAN 1 22:22:23 pm by 東 賢太郎

明けましておめでとうございます。東京は快晴となり富士山が綺麗にのぞめましたね。92才になる父が我が家に来てくれて、それも途中までひとりで電車で来るほど元気で、それで家族もにぎやかで、なんとも有難いなという元旦でした。

去年の反省として読書量が減ったことがあります。視力が落ちたのと姿勢を保つのがつらくなったことが理由です。そう思っていたところ、西表島のホテルのプールサイドにあったチェアが気に入り、これなら楽に本が読めそうだとさっそく買いました。

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ラフマ(Lafuma)社の無段階リクライニングチェアです。最大傾斜にすると飛行機のフルフラットほど倒れますが、水平ではなく足が高くなる構造で背中と腰の負担がなく、つい居眠りしてしまうほど楽です。両足の血が還流する感じでgood、これはフランスの名器ですね。

 

 

 

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大みそかに届きましたが、しばし目を離すとさっそくこうなりました。

 

 

 

 

 

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やがてこうなられて、もう手が出せず。ネコも眠くなるとは参りました。

 

 

 

 

今年も健康に留意しながらやってまいるつもりです。よろしくお願いします。

 

 

 

 

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血をサラサラにする装置

2016 DEC 26 1:01:35 am by 東 賢太郎

もう日付が変わったが、きのう25日は社会人の娘たちにクリスマス・プレゼントをもらった。それから昼に長女と、施設にいる両親にプレゼントを届けに行った。父は11月に椅子から落ちで背骨を折ったがすっかり回復しており、認知症の母も元気で安心した。施設の方々のあったかさも心からありがたく、見舞いに行ってこんなほっこりした気持ちになったのは初めてだ。近くのホームセンターでノイに玩具をたくさん買って帰宅。すごい喜びようで、ネコだってクリスマス・プレゼントはうれしいのだ。

毎年楽ではなかったが今年は特につらく、蓄積疲労はちょっとやそっと寝たぐらいで解消しそうな気がしない。神山先生に相談したところすぐにこれをやれということで、米国シリコンバレーの再生医療企業であるBiomobie社製の「血をサラサラにする装置」を買ってきていただいた(値段はかなり高いが)。この会社、例のDNA二重らせん構造の発見者ワトソン・クリックのノーベル賞生理学・医学賞メダルをオークションで$2.27 million (約2億6千万円)で落札したことでも知られる。

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製品名はBioboostiという。玉子ほどの大きさだが特殊な電磁波が出て両手両足に10分間ずつ1日2回当てる。年をとると赤血球同士がくっついてきて脳、心臓に小さな血栓を作りだす。それがやがて梗塞になるそうだ。

 

横から見るとまるでUFOだ。電磁波は下部から出る。

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それが赤血球を本来のばらばらの状態に戻す様子は血管をスキャンするとリアルタイムで見られる。サラサラとはその状態をいう。米国FDAはもちろんEU、中国でも当局認可を得て売られている。

 

 

日本はこういうものは概してオクテだ。厚労省がリスクを取らないだろうし、死亡原因2位3位の心臓病、脳卒中の薬が売れなくても困るかもしれないから?認可がない。中国で買ってきていただくしかない。まだ1週間だから効果の自覚はないが、半年使っている先生いわく当初は睡眠の質が変わってきて、とにかく深く眠れるようになるらしい。

僕のような尋常でないストレスをかかえる事業をやっているとこういう世界の最先端秘密兵器も必要になってくるが、それでも、昨日の娘たちのプレゼントや両親の元気な顔の方がジワリと体にしみてきて疲れを吹っ飛ばしてくれる効能が大きいかなあと思う。それは頭で考えても想像してもわからなくて、自分の体の声がそう言っている。

(参考)

当社で調査中のベンチャー3社

 

 
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チャーチの靴

2016 DEC 22 1:01:42 am by 東 賢太郎

今日出がけに玄関で「これ履いたら?」と出されたのがブラウンのチャーチだった。正確にはチャーチズ(Church’s)である。スーツで茶は出番がないからあることも忘れていたが、7、8年前に出張の時にロンドンで作ってきた気がする。

さて駅まで歩いてみるとこれがしみじみといい靴なのだ。何がいいかというと、重厚な見かけにかかわらず重くもなく出しゃばった自己主張がない。手作業で250工程という工芸品だ、足に完璧に合うとはこういうことなのである。

ロンドン赴任でまず履いたチャーチは、だからもう33年のつきあいだ。ジェームズ・ボンドご愛用で有名だが、我々シティのバンカーだってイタ靴なんてとんがってチャラいもんは似合わないのである。僕に英国靴はこれしかない。

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英国人にいわすと、トラディショナリズムという一種の美学がある。伝統主義じゃわけわからない。好適な日本語はないが、おじいちゃんの古着のコートを直して着てるのがカッコいいみたいな感覚と思えばいい。日本人はわかるが米国人に説明するのは難しいんだろうなあという感じだ。

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チャーチは靴底を直せば10年は軽くもつ。僕の場合は戦闘靴であったゆえ大事に履いてないから替えが必要で、数えたら8足あった。家内が処分したかもしれないが僕自身は履きつぶしたという記憶がない。プラダに買収されて今風のデザイン重視になり個性が失せたが僕の趣味であるチェットウインドはクラシカルの味を残す。

 

6年住んだロンドンは欧州の贅沢が集結したみたいなところがあって、市民革命と産業革命の恩恵が大きいと痛感したものだが、要はカネと権力のあるところいいものが集まる、これは世界的な法則といえる。いいものを持つといいものの味がわかり、もっといいものを欲しくなる。そのためにはもっと知恵を磨いて働かなくてはいけないと思うようになる。好循環なのだ。

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大山鳴動して・・・

2016 DEC 13 1:01:51 am by 東 賢太郎

昔から物を忘れたりなくしたりは慣れているが今度ばかりは参った。あの日の午後のこと、昼にオフィスを出て、天気がいいのでちょっと遠くに弁当を買いに行った。目がよく見えないので小銭で払わず、千円札を出してお釣りはジャラジャラと財布に流しこむのが常套手段だ。この日もそうして財布をズボンの右ポケットに入れた。それが少しハミ出していたのかもしれないなあと後で後悔することになるのは、この時は知らない・・・。

翌朝、カバンの中にそれがないのに気づいた。そんなはずはない。逆さにして全部出してみる。ない。部屋中思いつく箇所をくまなくさがす。ない。そんなはずない、財布だぞ。やがて家中大騒ぎとなり、そうだ昨日は告別式で喪服だったんだよなと一縷の望みを託してガードローブから上下を引っ張りだしたが、ポケットはもぬけのからだった。

これはまずい、もしやと会社に電話する。しばし待ってデスクやら屑篭の中まで探してもらうが、答えはやっぱりありませんだ。参った。どこにもないわよ〜、30分もたったころ、下の階から家内と娘の声が響いてきたあたりで、何か間違ってるんじゃないかと疑心暗鬼になりつつも最悪の事態が頭をよぎる。ついに捜索を断念する結論に至ったのだった。

お〜い、すぐカードを止めてくれ〜。

会社にも家にもない、帰宅途中に触った記憶もないとなると論理的な帰結は一つしかないのである。弁当を買った帰り、会社までの道すがら落としたかスられたかだ。すぐ家の近くの交番に届けたが、連絡は来てませんねとつれない。午後には現場から目と鼻の先の紀尾井町の交番に望みをかけたがやはり答えは同じであった。

結局、警察からの連絡を首を長くして待ったものの財布は三日たっても現れず、一週間待っても、そしてついに一カ月が経過しても何らの音沙汰も得られなかったのである。

カネだけぬいてあとはポイッて道端に捨てるケースもよくあるらしいよ、それにかけるしかないよねという慰めの声もいただき、期待したのだがそれすらない。これは明らかに盗まれたうえ、証拠隠滅で処分されてしまったに違いない。くそっ、きっと川に投げ込んだか燃やしでもしたんだろう。

落としたのを拾った人がネコババということはないよ、場所柄からしてあの辺の人が出来心ってのは考えづらいし交番が目の前だよ。拾うのを誰か見ていたろうし普通すぐ届けるさ。とすると残る可能性は一つしかないのだ。最初っから目つけられてたね、喪服でポケットが浅くてズボンからはみ出てたしね、こりゃあスリしかないな。

そういう解釈に落ち着いた僕は家族に冷静に説明したが、事態はそれで済むほど甘くはなかった。お父さんあの財布わかってるの、ついこの前じゃないあれあげたの、せっかく家族みんなで選んだプレゼントよ、6万円よ、と財布そのものにはあまり執念や惜別の感情を見せなかった僕に手厳しい非難の声が浴びせられたのである。たしかに財布は大事にしてたし申しわけなかった。しかしそこにはもう買いなおせないし手に入れようもないあるものが入っていたのだ・・・。

そう、白状しよう。僕がまっさきにがっくりしたのは、入っていた現金でも財布でもクレジットカード類でも運転免許証でも保険証でもイオンのポイントカードでもなくて、2年前に屋久島で不思議なイスラエル人女性を助けてお礼にともらったユダヤ教のお守りだったのである。「アズマはヘブライ語で強いという意味です。このお守りで必ずあなたにいいことがあります」と決然とした眼で手渡された銀色に輝くそれは、羊にも見える金属製のヘブライ語のHの文字だった。

10月27日に忽然と消えた財布。何枚もあって面倒なカードの停止と更新を何度もくり返しつつもお守りのことがずっと喉にささった骨のようであったが、そこから海外に4度も出張するなど目が回る忙しさでそれも忘れていた。鮫洲で運転免許の再発行をしたのはやっと先週の月曜、12月5日のことだ。そして、長女からラインでそのメッセージが入ったのが、忘れていたビックカメラのカードを使用停止にした12月8日木曜日の午後4時のことだったのである。

「お財布、お父さんの部屋で発見されたよ」

・・・これが何のことか、わかるのにしばらくかかった。お父さんの部屋???そんなはずはない、あれだけ探したんだぞ。

「どこ?」

「クローゼットのケースの中だって、お数珠と袱紗といっしょに入ってたみたい、お母さんが発見しました」

どうも喪服を脱いでポケットのものを全部出したときに財布も取りだして、数珠と袱紗と一緒に祭礼用のプラスチックケースにばっさり入れてしまったらしい。こりゃわからんわけだ。

「気が動転してたんだね・・・」

家族には慰められたが恥ずかしいやら嬉しいやら。動転?たしかにしていたが、ひょっとして中村順一氏のいたずらだったかもしれないなあなんて思いつつ帰宅。ダイニングテーブルにでんと僕を待ち構えて鎮座する我が財布は神々しく見えた。よかった。これであのユダヤのお守りも無事だ。

ところが、なんとしたことだ!お金やカードはそのまま入ってるが、あのお守りは財布を逆さにしても振ってみても出てこない。影も形もないのである。

「ユダヤのお守りがないけど・・・」

「えっ、お父さん、あれ?あれはこっちにあるよ」

娘が台所のパソコンのあたりからそれをひょっこり持ってきた。

「お父さん、これお財布と関係ないよ、だってクルマの中に落としてたのよ、だから拾ってここに保管しておいてあげたの」

わけがわからないが、しかし、どうもそういうことらしい。いったい俺は何が大切だったんだろう?いつ、どんな因果でこれを車中に落っことしたんだろう??

「11月はお守りがなかったんだね、だからエライ大変だったんだ」

そう納得することにして大山鳴動のお財布事件は無事に、しかし不可解な謎を残したまま幕を閉じた。

「これでケータイと2度目だね・・・」

そうだった。ケータイ事件も大騒ぎになったが、電車の網棚にあってちゃんと終着駅に届けられていたのだった。若い時からの所持品健忘症は救いがたい。小物をあまりになくすからと大き目のカバンに替えたら安心してそのカバンごと飲み屋に忘れた。これはどうしようもないのだ。ということで、目前の旅行は財布、ケータイの類は自分でいっさい持たず娘にまかせることにした。

 
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ついにディールが終わる

2016 NOV 29 23:23:24 pm by 東 賢太郎

ついに昨日、ディールが終了しました。明日事務的な作業を終えて帰国します。3カ月の激闘でしたが達成感はひとしおで、野村、みずほ時代とはまた違った感慨がございます。チームとして苦労してくれた皆さんに深く感謝します。これで今年はおしまい。のんびり冬眠に入ります。

ランチしながら「3回もうだめだと思いました」と疲れきった部下。「ほんと、よくできたね」とねぎらい、みんなストレスが半端でなかったのに無事でほっとしてます。僕は風邪で、こういう時に神山先生が調合して下さる特別の煎じ薬でいつもは一発でなおる(見事なききめ)のが今回はそれでもえらく時間がかかりました。

元来がネコ型、短距離ダッシュ型ですが、今回は想定外の環境変化に翻弄されました。いままでで一番厳しいディールで何度も怒鳴りまくったらしいが本人は忘れてます。この業界、そんなのをいちいち覚えてたら先に進まない。元部下のS君、昔から東さんに慣れてますが今回はすごかったですねと平然と振り返ってくれるのは野村で鍛えた人間がいかに頼もしいかということです。無敵ですね。

今日はリフレッシュしたく、たまたま室内楽があったので彼を引っ張って行きました。クラシック未体験でプーランクやミヨーでしたが頭がスッキリしたそうでよかった。そんなもんです。ひとつ人生の楽しみを増やしてくれたら嬉しいですね。わかりやすく説明してもらえばOKですねという彼の感想は誰にも当てはまると思います。

投資を説明するのに比べればクラシックのご紹介は気楽なことです。なんたって品質が抜群なんだから投資と違って裏切られることがありません。何人ファンを増やせるか?ひまになったらチャレンジしてみたいですね。

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一夜漬け

2016 NOV 26 2:02:30 am by 東 賢太郎

外国人と少人数でやってるディールなので仕方ない。もう昨日になってしまったが、帰りの飛行機を降りるまでブチ切れぎみで血圧は200も行ってただろう。昔だったら5人ぐらいぶっとばしてたが契約書をビリビリ破いたぐらいで済んだ。みんなを凍らせてしまって申し訳なかった。

何とも大人げないが大人げを気にしてる場合じゃない。23日のお芝居も直前までスマホでその契約書にバカヤローと頭きて直していたりして、ロビーで待ち合わせの阿曽さんにも失礼してしまった。すいません。あそこのテンパった状態から早野さんの見事な演技と飲み会ですっかりほぐしていただいたけど・・・。

生来の気質はなおらない。そこまでのぺーっとやってたのがゴール前でいきなりダッシュになるので毎度のことだが周囲がつんのめる。弁護士など先生がたには「生まれつき万事が一夜漬けなので区切り区切りで強めにキュー出して下さいね」「ここぞで怠けたら叱ってください」とお願いしてる変な客だ。

何をしたら怒るかわかりやすいし怒らせないようにやってくれれば大概のことはうまくいくんだからチームとして害はない(と勝手に思ってる)。僕は人に怒ることは絶対にない。簡単に言えば、勘所・キモがわかってない、わかっててもやることがええ加減である、これがダメだ、何をやってもアウトだ。

キモでないところはどうでもいい。意味ないことがんばると無駄に疲れて人生にマイナス、それならスカッと遊んだほうがいい。意味あることを意味ある時にがんばれば80点はとれる。まあ赤点はない。そうすると自然と一夜漬けになっちまう、というのが苦しい言い訳だ。

 
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昨日今日の非日常(早野さん「常陸坊海尊」主演)

2016 NOV 23 23:23:40 pm by 東 賢太郎

昨日は某社の創業オーナーとサシで会食。スマホのアドレス帳を拝見すると某総理はじめ政官財界の重鎮ずらりですごすぎる。日本人なら誰でも知ってる同社をゼロから立ち上げた立志伝は日本人の誇りなのに宣伝不足。「もったいないですよ」と僕がオンラインTV局を12月に立ち上げるので出てほしいと懇願するも、断られる。「東さんなら出てもいいけど、そこだけ出ると他から叩かれるんだ」という理由だ。

このクラスの経営者になるとそういうバランスを考えながらリスクを回避している。無病息災、平凡にして安寧、それがベストな人生とおっしゃるのも意外である。成功の理由はときくと「信用」とひとこと。寡黙。人のことは悪く言わない。お言葉は常にシンプルで平明で明快、子供でも分かるように難しいことを解きほぐす。自分のルールは何があっても遵守。こっちのアタマもビジネスをはなれてしまい、すべてが勉強になる。

経営者にも一流と二流がある。仕事がら何千人も会ってきたからわかる。一流はこちらの心に響く。何がということはなく、この人ために何かやりたいという気持ちにさせるものが。善人、良い人だけというわけでもない。こちらも単なる善人では出来ない業界をわたっているからわかる。子供にも通じるあたりまえの行動原理を、世間の波やしがらみに全く左右されず強い意志で貫いている。だから誰しも共鳴するし部下もついてくるし、困難になってもやり抜けばいいという自信も持てる。

こういう一流の方と接するとこちらも何かいただいて帰る。気持ちも平静になる。ぜひ見習いたい生き方である。

image2h0l50y8そして今日は早野ゆかりさんの劇団俳優座公演「常陸坊海尊」。観劇はじめての長女も同伴。早野さんが主役というのはいい。劇団最高峰の俳優座はさすが。役者さんのレベルが高く粒ぞろいだという声が終演後のプレ忘年会で阿曽さん、西室から上がったが、素人のこちとらそこまでは分別が利かない。ストーリーはやや重くおどろおどろしくであんまり分かりやすくはないが、逆に別世界で非日常にひたる。「おばば」役の早野さん、いつもながらの入り切った熱演で異界へいざなってくれた。主演女優を入れた酒宴は大盛況となった。昨日今日でおかげさまで疲れは相当癒され、明日からまたまた戦闘だが英気をチャージして頂いた。

 
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西空に見たもの

2016 NOV 4 0:00:06 am by 東 賢太郎

このところ運動不足でまずいと思っており、休日の今日は4時から多摩川を走りました。玉堤通りの土手まで行くと右か左か迷うのですが、最近は軟弱で左コース(巨人軍の多摩川グラウンドの先まで往復4キロ)で妥協してましたが今日は奮起して右コース(二子玉川まで10キロ)。こっちは6月以来でとてもきつく、ガス欠でやや朦朧として半分は歩きました。

天候は晴れできれいな夕焼けでした。途中、最初の橋のところで、ここは猫がいるので寄り道し、黒猫をしばらく見てからまた走り出した時です。富士山の方向の中空に黄色い(オレンジ色?)丸い光が見えました。溝の口側の鉄塔の2倍ぐらいの高さですかね、飛行機に陽光が反射しているのかなと思ったのでそこそこの大きさであり、目に入って2,3秒すると小さくなって消えました。ありゃなんだったんだろう?

30分ぐらいして二子駅でぜーぜーいって休んでいると、また富士の斜め左上の方向に、今度はかなり遠いのかほぼ星ぐらいの「点」でしたが、また光を見ました。そしてこれがまた数秒で消えました。飛行機にしては動きがなく、変なのですね。

そういえばずいぶん前のことで1981年あたりですが、渋谷公会堂のまえの歩道橋から西の空に光球をありありと見たことがあって、これはけっこう大きくて、家内を含め周囲の何人もの人がびっくりして騒いだのですが、すーっと滑るように移動して消えました。

世界中でこういうのは目撃されているようで、だいたいが小型の隕石やら宇宙空間の浮遊物の落下で片づけられてますが本当だろうか。今日のは動かなかったので落下中という感じではなく、未確認飛行物体(unidentified flying object)と言われたほうがしっくりくる。要は略してUFOですね。

すぐ近所で大勢でTVのロケか何かしていて、変なおっさんが前を走ってくので気にしたのかお邪魔してます!なんてあいさつされながら帰宅して、さてどうだろうと体重計にのると73.5キロ。最近は2食にして控えめのつもりだけど減りませんね。

 

 

 
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因果な職業

2016 NOV 3 3:03:47 am by 東 賢太郎

このところ友をなくし仕事には追いまくられるわでどうも気が滅入っている。僕の仕事は外部のパートナーと組んで進めることが多いが、リスクを負う上に自分のペースでいかない部分がある。性格として他人任せが苦手であり、結果を待たされるのは特につらい。完全主義だから自分でやる部分はカンペキになるが、待っていた結果がそれと嚙み合わないなんてことがあるとかなり血圧が上がるので困ったものだ。

そんな最中のこと、一昨日はニューヨークから安岡 佳一氏が来てくれて吉田健一氏ら昔のロンドン・マフィアで銀座で酒宴とあいなった。その足で阿曾靖子さんのお店に寄らせてもらうと女優・早野ゆかりさんが俳優座で初の主役をとったそうで、俳優座というと平幹二朗、仲代達矢、加藤剛なんて人がいてそれはすごいことだというので西室と一緒に23日に観劇という段取りにもなった。早野さん、終演後はお祝いしますよ。思えば全員がSMCのメンバーになってくれていて、やっててよかったなと心が和む。

週末はやはりメンバーの唐澤宏毅くんが僕のシンセ作品を復活すべく拙宅に来てくれ、それならとTVの社員3人も呼んで親睦会となった。プロである宏毅くんがPC、エレキギター、エレピを持参しオーディオにつなぐと予想以上の音が出てみんな驚く。僕のエレピで彼とセッションまがいをやったり50年ぶりにベンチャーズを弾いたり、散々遊ぶと夜中の2時だった。

岩佐氏はバンドで優勝経験があり村上氏は伯父さんが二期会のオペラ歌手で東京外語大時代にドイツで仕込んだジャズ・トランぺッター、一番若い岡部氏は日本人離れのバス・バリトンの美声の主。そういうつもりで採用したわけではないのに、なんのことない4人全員が音楽つながりというのも僕のご縁のパワーだろうか。そういやあ早野さんもシャンソンのプロだ。みなさんの熱い要望があって全会一致でここを「録音・撮影スタジオ」にすることが決まった。

こうやってみんなのおかげでしばし本業を忘れられるのは感謝。神経がすり減る金融の仕事はこのトシで体に悪いな、あんまり精を出すもんじゃないなと感じつつも、ディールが佳境に入るとたまるストレスが一方で快感だったりもするのはなかなかわかっていただけないだろう。無死満塁をゼロで押さえた味を知るピッチャーみたいなもので、どうもストレスを食って生きてるみたいなところもある。本当に因果な職業である。

 

 

 
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