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カテゴリー: ______プロ野球

4人の日本の至宝

2014 JUN 18 22:22:59 pm by 東 賢太郎

海の向こうではヤンキース田中が両リーグ単独トップの11勝目(1敗)を挙げ、防御率は驚異の1・99となったようです。球場で見てみたいです。一見すると気合いで投げる投手に見えますが、それよりもコントロールが図抜けてると思います。打たせない嗅覚があるクールな勝負師で、思ったところに思った速さと球質で投げられるという感じがします。どっちも日本の誇りですが、ダルビッシュが変化球の凄まじいキレでねじ伏せるのと好対照ですね。

海のこちらでは東京ドームでオリックス金子が投げるのでどうしても見たかったのですが甘かった。当日券完売でした。日本シリーズになる可能性の高いカードだし仕方ないですね。そうしたら甲子園では大変なことが起きていて、大谷が阪神相手に8回を1安打無失点11奪三振だったそうです。

去年の5月にこのブログを書きました。

大谷はピッチャー一本でいくべきである

そのままの言葉を今日も書きたいです。

そのうち完全試合をやるのでは。ノーヒッターではなく完全試合。ダルビッシュ、田中より上かもしれない。とにかく球が速いです(こればっかりは努力でどうにもならない)。当時の157kmが160kmになっています。このままいくと170も夢でないかもしれません。打者としてもカープのマエケンを苦も無く打っていたし超一流の才能を感じますが、やっぱりピッチャーで鍛えぬいてほしい。160出せる唯一の日本人、オンリーワンの至宝、国宝ですから。

この4人、全部パリーグです。パは東京に球団がないので交流戦が終わると千葉か埼玉まで行かないと見られません。困ったもんです。

 

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オリックス金子に同情する

2014 JUN 1 1:01:16 am by 東 賢太郎

全く解せない試合でした。オリックス金子、巨人菅野の投手戦はいいが、延長12回までやって11安打6四死球と17人も出塁したオリックスが、たった3安打の巨人に1-0で負けました。塁には出るが後続が菅野にあしらわれて打つ気配がなく、リリーフの格落ちの投手すら金縛りで打てないという感じで、珍しいものを見ました。

それにしても、金子が9回まで無安打で、要は1点取ってあげればプロ野球史上79人目、90度目のノーヒットノーランだった、というか投手としては巨人相手に無安打無得点試合を達成していたのだから大変な偉業であり、気の毒でなりません。

金子の投球を初めてじっくり見ましたが、直球の質、コントロール、変化球、緩急、コーナーワークとも抜群で、田中なきあと日本球界最高の投手でしょう。特にフォームが良くストレートが理想的に指にかかってシュート回転しないので球威があり、直球で空振りが取れていました。あれが内外角に芸術的に決まるので、チェンジアップやちょっとした変化にはますます打者がついていけません。当世はやりのスライダーがあまりないのが印象的でした。人生何度も見れない素晴らしいピッチングを見せていただき、感動の一言しかありません。

9回裏のオリックスがゼロで汚名を免れた巨人が何となく元気になってしまいました。0-0の引き分けでも馬鹿者といわれる形勢の試合でしたが、それどころか、12回に登板の馬原にさっぱり球威がなく、阿部、村田にひやっとする外野フライを打たれて嫌な予感がすると、案の定次の亀井にレフトに一発を食らいました。これが巨人の2安打目。一球目から明らかに一発狙いなのに餌食になったのはみじめなものです。

巨人選手は勝って優勝したみたいに喜んでいたが、それは戦犯もののオリックス打者のおかげさまであり、実はまぎれもなく恥ずかしいノーヒットノーランを食らったのだということ。そして金子投手には巨人相手に見事それを達成したのだという栄誉が与えられるべきことを書いておきたいと思います。

 

 

田中の連勝34でストップ

2014 MAY 22 0:00:47 am by 東 賢太郎

ヤンキースの田中が負けました。

ニュースで見る限り雨だったようですね。投手は誰もネコと同じぐらい指先がぬれるのが嫌です。球離れの瞬間に人差し指か中指の先で1ミリすべっても捕手が構えたミットの30センチぐらいは高めにいくイメージがあります。そのぐらい指先の感覚は微妙です。野手の人は時にワシづかみで投げたりも必要なのでちょっと違う感覚を持っているかもしれません。もちろん雨は相手投手も同じだからいいわけにはならないでしょうが。

もうひとつは、ステップして着地した左足が土がぬかるんでズルッといくことです。これがあると思ったところに球は行きません。マウンドは打者方向に傾斜があるのでそうなりやすいです。よくリリーフで出てきた投手がそのあたりの土をスパイクの歯で掘り返したり地ならししたりしていますが、投手がいの一番に気になるのがマウンドのその部分なのです。ここでとくに嫌なのが、相手投手の方が背が高いと左足で掘った穴(回が進むとけっこう深くなる)が自分の穴より打者寄りにできることです。すると自分は相手の穴の手前の傾斜に着地するのでますますズルッといくのです。僕は大きい方ではないのでたいてい相手の穴のカカトぐらいに着地となり、すごく気になりました。これが雨だとますます気になります。

どうしてもマー君の弁護に回ってしまいますが、草野球だって34回先発して全部勝つのは想像を絶します。投手は相手打者と戦いますが、相手投手にもけっこう意識があります。僕は左足の穴は動物なら敵のオスのおしっこのマーキングみたいな気がしました。プロで34人の投手と戦って全勝というのは、プロで無作為抽出した34人の先発投手をぜんぶ見下して投げたということでもあるのです。160億円もらって当然でしょう。これで気が少し楽になってかえって良かったという結果になればと祈ります。

 

 

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ダルビッシュまたあと一人で逃す

2014 MAY 10 13:13:29 pm by 東 賢太郎

9回ツーアウトで強打のオルティス。6回まで10三振でしたがちょっと三振はペースダウンしていました。今回は完全試合でないので歩かしてもいいぞと思っていたら、ストレート勝負で1,2塁間を抜かれました。あれ、セカンドがカープの菊池だったらひょっとしてという感じでしたが・・・。1,2球目も外角にストレート、そして打たれたのも。どうしてあいつにストレート??仕方ない、やめときましょう。インタビューで本人もショックの感じでしたね。そうでしょう、2回目だから。

西武の西口を思い出してしまいます。やはり9回2死までノーヒットノーランという場面が2回あり、2度とも打たれて逃しています。彼は気の毒でもう一回あり(2005年楽天戦)、「9回終了時で完全試合!」なのに味方も零点で延長となり、10回にヒットを打たれてパアになっています。心情的にこれは完全試合と認めてあげていいと思いますが。彼はこの3回で不運の人といわれて有名になってますが、普通のピッチャーは1安打完封だってそうはないんだから実力ゆえのことですね。

そう思うと外木場の3回はすごいしメジャーで2回やった野茂は偉人です。

 

 

中村紀洋の懲罰降格

2014 MAY 10 7:07:24 am by 東 賢太郎

DeNAベイスターズの4番バッターである中村紀洋内野手が球団の方針に従わなかったと中畑監督から登録を抹消されました。打席で集中したいから走者を動かさないでとコーチに相談したら、監督の采配批判ととられたようですが、さらに悪いことにそのことをfacebookに「今回の相談するという行為が批判と映ったならば寂しいこと」「自分としてはどうモチベーションを保つべきか苦悩しています」「勝つために1軍のフィールドに僕は必要ないのだろうか…。」と書いたのです。

これを試合中に書いたのは論外。プロとして恥ずべきことです。しかし、これがなくても試合後に書いたとしても、たぶん同じ結果になっていただろう。というのは、

評価をダウンできる5つの法則

をご記憶でしょうか?

4. 窮地で相手を批判する (Criticize your partner in a  predicament)

一般に逆切れとも呼ばれる。めったにないことだが緊迫した会議の場において散見される。自分が窮地にあると無用に知らしめた上に相手を怒らせるという2重の効果があるから必殺技でもある。うまくいけば仕事だけでなく失職にも成功するだろう。

この通りになったということだからです。

中村ノリは数少なくなった野武士的バッターで守備もうまく、客を呼べるいい選手と思います。2000本安打も打って名球会入りした大物でもあります。

しかし、評価しているのは上司である以上、どんな業界であれ上記の5つに支配されることは逃れられない。だから僕は「法則」と書いたのです。サラリーマンの皆さん、くれぐれもご注意あれ。

 

プロ野球 チーム別年俸ランキングに思う

2014 APR 29 11:11:32 am by 東 賢太郎

流行の最先端を見習って「コピペ」をしてみました(残念ながら改ざんはありません)。出典元は「Baseball-Money. net」です。

プロ野球 チーム別年俸ランキング

順位 チーム名 2014年 総年俸
1 巨人 45億7465万円
2 ソフトバンク 38億3680万円
3 阪神 32億1450万円
4 楽天 27億1320万円
5 中日 26億7530万円
6 ロッテ 24億9840万円
7 オリックス 24億9285万円
8 日本ハム 24億1155万円
9 ヤクルト 23億1975万円
10 西武 22億6310万円
11 横浜 21億2490万円
12 広島 20億8585万円

 オリックス(24億9285万円)+広島(20億8585万円)=巨人(45億7465万円)がほぼ成立し、オリックスと広島はどちらも現在1位です。

1位+1位=3位

世の中には不思議な方程式があるものです。

この3連戦の先発投手年棒(青が勝ち試合、赤が負け試合)

広島  篠田(1500万円)九里(1200万円)前田(2億8000万円)=3億700万円 巨人  杉内(5億円)大竹(1億円)内海(4億円)=10億円

以下、ポジション別で「巨人選手÷広島選手」を見てみましょう。

捕手       阿部(6億)÷石原(1億)=6倍                                   一塁手  ロペス(1億7000万円)÷ エルドレッド(5100万円)=3.3倍           二塁手  片岡(9500万円)÷菊池(3900万円)=2.4倍                   三塁手  村田(3億円)÷堂林(2000万円)=15倍                      遊撃手  坂本(1億8000万円)÷梵(1億円)=1.8倍                     左翼手  アンダーソン(6000万円)÷ロサリオ(1000万円)=6倍             中堅手  橋本(1400万円)÷丸(5100万円)=0.3倍                    右翼手  長野(1億8000万円)÷廣瀬(6000万円)=3倍

橋本だけが下ですが、センターに人材がいないのは巨人の弱みということでもあります。野手全員で巨人÷広島=15億9900万円÷4億3100万円=3.7倍です。前田以外が先発投手の日は9人足しても阿部一人より安いですね。広島の投手は自分の30倍も給料をもらっている投手と投げ合って、敵軍の4分の1の給料の打線に援護射撃をしてもらい、自軍の4倍もらっている打線を押さえないと勝てないということです。篠田が杉内に投げ勝った1勝というのはそれほど重いものなのです。

ところが上には上があって、7年で160億円のヤンキース田中は広島の全員分より高いのです。メジャー歴代3位の奪三振ショーに湧くヤンキースファンと、快進撃に酔いしれるカープファンと、どっちが快感や価値を感じているかといえば甲乙つけがたいでしょう。しかしどっちのファンが球団にお金を払っているかというとこの差になる。入場券やグッズやTV放映権の売上げでいえば田中ひとり>広島全員、ということです。本当にそうかどうかはともかく、そうだということで球団経営が成り立っているのは事実です。

これは野球というスポーツそのものの経済的価値が日米で違うということなので仕方ありません。そんなに違うの?日本だって人気はあるでしょ、と思われるかもしれません。たしかにそうですが、そういうことは「数字」を見ないで議論しても意味がない、真相は分からないのです。例えばです。シカゴからウィスコンシンまで1時間弱のフライトに乗った時のこと、地上に見える野球場があまりに多いので、高所恐怖症をおして夢中で数を数えてしまったことがあります。このフライトは半分ぐらいが湖の上だから地上だけなら実質30分のフライトです。いくつあったと思いますか?110個です!野球場が。

この数は山本五十六がエンパイアステートビルを見て、こんな国と戦争しちゃいかんと思ったのに充分匹敵するでしょう。こんな国と野球をしちゃあいかんというレベルなのです。アメリカの人口が2倍としても、飛行機に30分乗って野球場が55個見える場所を日本国で探すのはまず不可能です。これはもう文化の問題であって、土地の広さだけでは説明がつきません。ベースボールフィールドはテニスコート並みに土と芝と整地が必要で維持費がかかるのであって、男の子はほぼ全員が夢中になってまず野球をやるという文化がなければそんな数が維持されているはずもないと思われます。

そんな国へ行って最多安打を打ったり最多奪三振やノーヒットノーランをやってしまう男たちがカープ全員分の給料でも当たり前、まったくもって当たり前だなと僕は思います。アメリカという国中、お金を払ってでもそういう奴を一目見てやろうじゃないかという屈強で腕自慢の元野球少年だらけなのです。そして、メジャーへ行きたいと思う選手の気持ちだってよく分かります。イチローやダルビッシュぐらいの図抜けた子は日本の鐘や太鼓の村祭りみたいな球場のヒーローにはてんで飽きたらず、もし俺がアメリカに生まれていれば100倍女の子にもてて100倍稼げたのにと思うのは男の子としてあまりに自然な事だと思うからです。

だから来年ほぼ確実に前田健太はメジャーを目指しますが、ファンとしては痛いですが元野球少年としては大賛成。それでこそ日本男児です。そのトレードマネーでカープはまたいい補強をすればいい。それがうまくいって巨人を倒せるようになったのが今季であり、日本野球はメジャーのファーム化していると批判されますが、巨人、阪神のファームとまでいわれたカープが勝っている。スポーツですから勝てば官軍。これぞ弁慶と牛若丸であり、めざしの土光さんじゃないがその質実剛健なひたむきさは日本人、日本経済に元気を与えるのではないでしょうか。

 

楽天イーグルスの嶋捕手に見るリーダーの条件

2014 JAN 12 22:22:39 pm by 東 賢太郎

きのうTVを見ていたら楽天イーグルスの嶋捕手が「将来は監督ですね」ときかれて「いえ、経営者になりたいです」と答えていた。彼は非常に印象的な男だ。

あの震災直後の有名なスピーチで「これを乗り越えたら明るい未来が待っているはずです」「見せましょう、東北の底力を!」と訴えた。誰も知らない未来を予見し、私もやるから皆さんも、ということだ。この言葉は流行語大賞にノミネートされた。感動はしても99%の日本人のあそこから出てきた反応は寂しいことにそれでおしまいだ。

国民を感動させたのは、あのさなかに東北に不意に現れた「強いリーダー」の姿がそこにあったからであった。なぜリーダーかというと、下線部の2点にこそリーダーの必要十分条件であり、彼のスピーチはそれを完璧に満たしているからだ。彼から大事なことを教わることができるという事実こそ、これからリーダーになる若い方たちに学んでほしいと切に思うのだ。

ああいう言葉は左脳型の秀才からは絶対に出てこない。明るい未来が待っている?どこにその保証があるんだ?誰がそれをもたらすのだ?反論されたらどう答えるんだ?と思考するのが左脳だ。みんなそうありたいと思っているはずだから反論があるはずはないだろう、と直感に基づく仮説を立てるのが右脳だ。左脳型の人は、ここで左脳が勝ってその仮説を否定してしまう、だからああいうことは言えないのだ。

それが言えないということは、断言してもいいが、左脳型は強いリーダーに向いていないし、なりたくてもなれないという意味である。なれば組織を潰してしまうだけであり、その例は無数にある。では嶋捕手は右脳型で、直感と空気だけで動く人間だろうか。いや、そうではないと思う。右脳がたてた仮説を左脳が吟味して、よし大丈夫だ行け!と協調して判断している感じがする。つまり左脳型でもあるのであって、右も左もつよい、一言でいうならほんとうに頭がいいということである。

想像だが彼はそれを投手のリードから学んだのではないか。ミットをどこに構えるかは右脳の直観である。左脳が結果を吟味する。そのぐらいはどの捕手もやっているが彼は左脳が右脳の指示の成功確率まで学習して、その高さが信頼感にまでなっている感じがする。しかし、そこまでなら普通のプロの捕手だ。それを職業にして一流の人たちだから当たり前だろう。彼はそれをその道の師匠である野村監督から習ったはずだ。

普通でないのは、その左右脳の協調が一見関係のないスピーチという場面に応用できているかもしれないことである。「野球脳」が「社会脳」になっているかもしれない。そうならすごいことだ。彼のTV画面上での言動に対する僕の観察結果はイエスだ。こういうのを「思考回路」という。誰でも思考ぐらいはするが、野球という特殊な世界で得た思考回路そのものを正しいと仮定して、未知の社会というケースに当てはめて結果を検証していく行為は「帰納法」と呼ばれる。知識レベルでならそれができる人は多くいる。しかし回路でできる人は、日本人では僕の経験で100人のうち2、3人しかいないのだ。しかも面白いことに、高学歴だからそれができるわけではなく、むしろその逆かもしれないとすら思うことだ。

実はこれこそが数学能力のエッセンスである。数学のできない人は確実に、これに如実に弱い。例えば、それのきわめて初歩的なものが比喩である。AとBの関係を説明するのに、その人には専門的過ぎて難しいと思ってもっと簡単で似ている「CとDの関係みたいなものです」と示すのが比喩だ。ところが驚くことにそれすらすぐにわからない人がいて、たいていそういう人は比喩を言うとかえって混乱してしまう。こういう帰納能力を見ればその人の数学の偏差値がどのぐらいだったかまで僕はわかる。嶋君の場合おそらく自分で回路をどんどん応用進化させられるタイプであり、要は、非常に数学頭のいい人と見る。野球だけにとどまる師匠はとうに超えている。

くりかえすが、「誰も知らない未来を予見」し、「私もやるから皆さんも」と訴える、この2点こそリーダーになるための必要十分条件である。このどちらが欠けても絶対に人はついてこないし、両方そろえば99%はついてきてくれる。それは僕が25年も現場のリーダーとして試行錯誤し、失敗と成功の体験から抽出した結論である。リーダーになりたい人はその2つを咀嚼して、帰納法的に、同時に満たす自分なりの方法論をあみ出せばいいだけである。ハーバード流のスマートなリーダシップの理論など、はっきり言ってまったく不要である。

なぜか?理由はもう自明だろう。そういうものを書いたりしゃべったりする人は左脳型だからだ。従って、以上に述べた論拠によって、自分にそんな経験があるはずがない。経験もない者が人を導けるはずがないのだ。走り幅跳びをやったことのない人が「物理法則だから45度の角度でジャンプしろ」などというようなもので、物理の本を読んで金メダルを取った人がどこにいるだろう?そういう手合いのジャンクフードのようなノウハウ本が書店にあふれている。若い人はそんなものは読まないことだ、読めば頭が悪くなるだけである。著者に悪気はないだろう。なぜなら、そういうことが教えられるという勘違いを平気でできるのが左脳型の最大の特徴だからである。

この2つは誰でもできそうに聞こえるが実は非常にむずかしい。「私もやる」、これは当たり前である。「未来予見」が困難なのである。結果を当てることがではない。誰もが納得できることでないといけないからだ。左脳は計算はするが予見はしない。計算できる予見はすでに確定事象であって予見ではない。わかっていることを訴えてもリーダーの存在意味がない。予見は右脳の仕事なのである。しかし未来予見は他人が納得する以前に自分が納得していないといけない。そうでないと簡単に人は説得されないのだ。ここが大事である。つまり自分の右脳を信じる自分の左脳が優れていると信じてもらえないと、それは単なる「いけいけどんどん」であり「ホラ」になってしまうからだ。

嶋君は左脳も優れているはずだ。リーダーである経営者に必要なのは学歴ではなくリーダーの資質である。彼は問題なく大企業のそれになれるだろう。学歴にこだわるのはその資質がないからで、学歴だけを見て頭の良し悪しを判断する人たちほど頭の悪い人種はない。嶋君の学校時代の成績は知らないがちょっとやれば東大に入るぐらいのレベルと見た。TVで最後に書いた色紙には「本質」とあった。普通の野球選手は根性やら信念とか一球入魂だろう。彼が10年後に経営者になれないなら僕は会社経営を辞める必要がある。たいへん楽しみな男である。

 

 

 

中日ドラゴンズ落合GMの眼

2013 NOV 23 0:00:28 am by 東 賢太郎

 

10月22日の僕のブログ 田中将大と戦力外選手リスト にこう書いたら、

千葉ロッテ工藤 隆人外野手(32)。弘前実業では1年の夏に外野のレギュラーを獲得し、夏の甲子園に出場。それは海外にいたので見ていないが、プロ入り後の日ハム時代にすごくいい外野手だという印象がある。「いい」というのは、投手の眼で見て「いやな」ということだ。スレッジが来て日ハムを出された(巨人へ)のがついてなかったのか。それでもサブローと交換でロッテへ行ったのだからそういう評価はあったはず。

11月20日にこういう記事が出てました。

 

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/11/20/kiji/K20131120007049370.html

 

剛腕コストカットばかり話題になる落合さんですが、ちゃんと御大自らがトライアウトへ行って、最後まで真剣に自分の眼で掘り出し物を見つけている。プロ中のプロです。工藤選手は目のある人に見てもらってよかったですね。1軍で大活躍して目のない球団を見返してやってほしい。応援します!

 

 

おめでとう楽天ゴールデンイーグルス!

2013 NOV 3 23:23:40 pm by 東 賢太郎

何か神様が仕組んだかのような劇的な日本シリーズでした。被災地の方々、東北の方々にとって第7戦までもつれてはらはらされた分だけ喜びもひとしおだったのではないでしょうか。おめでとうございます。ファンの熱い気持ちが選手を後押ししていると、こんなに感じたシリーズはありません。たんに地元というのを超えた力が選手に伝わっていたのではないでしょうか。

一野球ファンとしても今日の一戦は忘れることはないです。涙が出ました。9回の田中の登板はTVの目の前まで椅子を寄せて、まさにかじりついて凝視しました。解説の工藤がきのう160球も投げてどうとか僕にはできないとか言ってましたが、キミとは違うんでそんなもの関係ないですよ田中という男には。7,8回の則本の若々しさと気迫もすごかった。田中なみのピッチャーになると思いました。そして何より先発美馬の自信と度胸にあふれた6回1安打の投球には心底ほれぼれし、感動しました。格上の杉内と投げ合って微動だにしなかった。男の子です。MVPは当然です。

球団創設の9年前、あの屈辱のロッテ戦のことを以前ブログに書きました。あそこからここまで来たのは歴史に残る下剋上です。4人しか残っていない当時の創設メンバー牧田が実に大きい3点目のホームランを打ったわけですから、神様も半端な筋書きではありません。

「何が起こるかわからんのです、人生は」

星野監督の万感の思いがこもった言葉でした。心よりおめでとうを申し上げたいです。 2007年のシリーズ、あと1回で完全試合の山井を替えた落合監督。最後の1回を田中に託して昨日の雪辱をさせてやった星野監督。なんという好対照だろう。いくら本人が志願したとはいえ、あそこで矢野がホームランを打ったら同点でした。そんなことになったら末代まで何と非難されるか。それでも彼は田中を出しました。それも安全策で最後の一人だけという、敵に無礼なやり方でなく。これがサムライなんです。僕は断然、星野派です。上司にこの勇気と決断力と男気があるから部下である選手が燃えたのです。今の日本国に最も欠けているものを星野さんは国民に、子供たちに示してくれました。こうやれば勝つんだと。

「まだまだ我々、ジャイアンツより力は落ちる。ただし今年は、選手がやっつけてくれた。そういう思いでは、ほんとにひた向きに、この7連戦を頭を下げて、必死に食い下がって、最後の最後まで戦い抜いてくれました。みんなもう一回、選手に拍手をやってください」

力は落ちようがなんだろうが、勝った者が上です。巨人は本当に強かったし原監督はいいチームを作られたと昨日の底力を見て実感しました。そのチームと四つ相撲を取って倒したのが今日です。打算やら姑息な計算じゃない「男の戦い」を本当に久々に見せてもらいました。感謝感激です。星野さんと楽天の選手たちに強烈なパワーと元気をいただきました!

 

マー君敗れる

2013 NOV 3 0:00:19 am by 東 賢太郎

負けました。マー君の調子は別に悪くなかったと思います。ただロペスにスプリットが落ちなくてツーランされたのと3番に入った高橋由にストレートで行ったのが失投だったかもしれません。それを相手がよく仕留めたということだから仕方ないです。

監督の交代打診を断って最後まで投げたそうですが、つまりこれが日本球界での見納めだったんでしょう。最後の高橋由との勝負は見事でした。衣笠さんが「今こういう人はいなくなりましたね。昔のピッチャーを思い出します」と解説していましたが、日本球界の至宝と思います。

反対に菅野から2安打という打線が敗因でした。外人2人が術中にはまってやられてしまいました。ロペスのエラーでいい感じになったあとが続かなかったのがいかんですね。合ってたのは松井だけでした。明日は杉内と美馬ですが阿部と坂本が目が覚めてしまったのがいやですね。打線は水物なのでわかりません。今年もう1試合野球が見られるのをじっくり楽しもうと思います。

 

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