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今日は大阪出張しました

2012 DEC 10 21:21:48 pm by 東 賢太郎

今日は大阪へ日帰り出張でした。

8時9分新横浜発ののぞみでしたが、名古屋の手前から米原あたりまで雪で、大阪着が25分遅れました。

僕は物心つく前から鉄道好きだったようです。物心がつくと線路・車輪フェチとなり、後にこれは金属フェチの特殊部門ということがわかりました。とにかく光る金属をみるとぞくぞくするし、匂いまで好きです。それも元から光っているのではなく金属どうしが接触して摩耗したつやつやの部分に目がありません。電車の線路、車輪はその代表選手みたいなものです。

だから小学校時代は小田急線の床下にある台車部分を毎日緻密に観察していました。当時の絵は電車ばかりですが、細かく書いているのは線路と台車と床下の機械類だけです。昔はブレーキは鉄製のものを車輪にこすり付けて制動しており、夜は接触部分から火花が散ります。その火の粉を線路に侵入して熱いうちに拾うと薄っぺらい金属片になって落ちていて、そのすべすべした表面の銀色の光沢にうっとりしていました(危険ですので絶対にやらないでください、なんのこっちゃ)。

今でも鉄道博物館へ行くと見るのは車輪だけで人が乗る箱より上はほぼ見ません。しかし実際に走行していないと錆びついていて面白くありません。線路もそうで、使われないと錆びついて光沢を失います。逆に錆びた線路にどのぐらい電車が走るとどのぐらい表面が光るか、長年の観察からかなり正確にイメージできます。僕がサンタさんにもらっていたのはもちろん電車模型で、Oゲージという大型のものです(好み通りのものを置いてくれるのでサンタさんの大ファンでした)。走行量と光沢具合の関係というのはOゲージでの長年の実験で体感と化していました。

閑話休題。新幹線はポイントがないので線路フェチには魅力がなく、今までまじまじと見たことがなかったのでしょう。ところが今日、窓から上り車線の線路をボーっと見ていると、驚くべきことに気がつきました。線路は交換後数日以内と考えられ、車輪が通って錆が落ちて光っている筋がおそらく幅1センチ内外という滅多に見られない極細状態でした。その筋が速度200キロでも目視上微動だにしないのです。目線を固定し見ていればふつうは必ずその光輝線は上下に微妙に揺れるのです。それが静止画像を見るかのごとく完全停止状態なのです。日本の線路技術は世界一(旧八幡製鉄)だから新幹線ができました。今日は、57年生きて初めて、その凄さをこの目で実感した日でした。

閑話終了。つまらない話ですみません。

 

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