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阪神vs横浜DeNA観戦記

2013 APR 28 1:01:10 am by 東 賢太郎

今日は息子と横浜球場でDeNA対阪神を観戦しました。どっちのファンでもないですがとにかく野球であれば何でも見ます。

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たまたま、ラミちゃんことラミレス選手の2000本安打表彰式がありました。アメリカでの安打を入れず、日本での「純正」にこだわったところは立派。これで名球会入りということで、山本浩二がジャケットを着せていました。この記録もですが、すごいのは打点王4回でしょう。チャンスに強く、特に巨人時代にカープはよくやられました。スピーチは日本語でとても好感がもて、阪神側からも大拍手でした。しかしあのレフト守備だと出番は難しくなりそう。レフトが無理だとファーストしかないですがそこはブランコがいる。球団はグッズも売りたいし人気者を出したいでしょうが、ピッチャー陣はたまったものではない。そのせいでしょうか、昨日は出場なしで今日も代打のみでした。

 

試合は、見てみたいと思った阪神の小島がぜんぜん球威不足。写真の位置から見て凄味はゼロ。ピッチャーのタマじゃないな、と息子と話していました。ハマ風が寒いのでdna2ラーメンを買いに行っていると案の定2回で6点も取られていました。一方、横浜先発の藤井もこの位置からだと球威はたいしたことなく、5回持つかなという感じ。しかし最速138kmでも気迫の投球で打者には速く見えたんでしょう、結局1失点で完投しました。これで107試合連続完投なしという日本記録をストップしたそうです。阪神は新井兄弟がそろってエラー(記録は両方ヒット、あれはおかしい)、そろって好機に2度凡退。新井デーでもありました。この写真の打席はブランコ(投手加藤)。センターライナーかと思った当たりがグングン伸びてバックスクリーンに飛び込む大アーチでした。あんな凄いのは初めて見ました。

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ゲームは9-1のワンサイドでつまらんものでしたがこの一発を見られたら価値があります。しかし僕は常に投手を見に行っているので、本当は明日の藤波を見たかった。残念ながら指定席はもう完売だそうです。

 

これが今年2試合目の観戦でしたが、神宮で見た中日・ヤクルトの吉見・村中の対決の方が良かった。吉見は初めて見ましたが、なぜ去年打たれなかったかよくわかった。綺麗な軌道の素晴らしいストレートがあって、なおかつキレのいいスライダー、フォークがある。コントロール抜群でまず勝負球は高めには来ない。横の変化は位置的にわかりませんでしたがこれもかなりありそう。でも、あのストレートがあるから変化球が効くんです。攻撃中にベンチ前で肩慣らしに投げるストレートの伸びと球威、捕手のミットの音には本当にしびれました。いいピッチャーだなあ。全盛期のカープの北別府を思い出します。6回まで1安打ピッチングでしたが、結局バレンティンに甘いスライダーをホームランされて負けました。あんなピッチャーでも打たれるプロの打者の怖さにも脱帽。一方、村中はカープ戦で何度か見ています。この日はタマが走っておらず先にやられると思いましたがあまり打たれませんでした。村中というのはマウンド姿が実にいい。投手をするために生まれたような体形という点では、カープの大竹と双璧といえます。こういう投手がマウンドに上がると、それだけでなんとなくやられそうな感じがします。この日、村中が何球か力を入れて投げた低めのストレート。打者は低いと思って見逃すとグーンと伸びて低めいっぱいの見逃し三振。これぞピッチャーの球だ!と叫びたくなる快感。この2人が交代して出てきたピッチャーのタマを見ていると、さあもう帰ろうかなと思うぐらい雲泥の差なのです。試合はヤクルトが勝ちましたがそれはどっちでもよく、ただただ素晴らしいピッチャーのプロのタマに酔いしれることができました。あれを満足度100点とすると今日は20点ぐらいですね。

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帰りは中華街の廣翔記へ。フカヒレ姿入り土鍋そばはおすすめです。

 

 

 

 

Categories:______プロ野球, 野球

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