世の雑事が頭から完全に消えた日
2013 JUN 24 18:18:43 pm by 東 賢太郎
ナンマドールとケプロイの滝を見た後は胡椒(こしょう)農家を訪問しました。東インド会社のころ、アジアからヨーロッパへもちこむとダイヤモンドと交換できたという胡椒ですが、どんな植物でどういう風に栽培されているのか見たこともありませんでした。これがその農園です。
立てられた杭にツルのように巻きついていて、ブドウの房のように実がついているのです。
実を噛んでみると、ラズベリーか固めのサクランボみたいな歯ざわりなのですが、出てくるジュースはまぎれもない胡椒の味なのです。乾燥してああいう辛い味になると思っていましたが元々だったんですね。2~3個で舌がしびれてきます。
ところで下の写真の右上にある濃い緑の葉っぱの木が何かご存知でしょうか?
これです。
これ、マンゴーの木なんです。高さは20メートルぐらいの堂々たる巨木です。バナナの木みたいなのを想像してましたが・・・。マンゴー様が偉大に思えてきました。
だいたいどこの農家も豚を飼っているようです。子豚の色分けが面白いですね。
死んでるのかと思いました。究極のリラクセーションですね。見ているだけで肩こりが治りそうです。
これがウワサのマンゴーです。もぎたてです。あの木から獲れたのでしょうか。ワイルドに皮をむいてかぶりつきます。こんな甘くてジューシーなのは食べたことがありません。止まらなくなって3つもいただきました。
農園のご主人から胡椒をおみやげにいただきました。けっこうたくさんあります。ステーキにかけたり野菜炒めに入れたりは定石ですが、通の食べ方として醤油、みりん、砂糖で煮て佃煮にすると絶品と教わりました。世が世ならダイヤモンドです。深謝です。
コロニアに戻ると6時過ぎ。そろそろディナーです。最初に行った海辺のアメリカンレストラン「マリーナ・クラブ」に行ってみることになりました。そこからしばらくのんびりと海を見ていると、ボートからまぐろを釣った子供が降りてきました。明日は釣り船に乗るので期待が高まります。あんなボートで子供でも釣れるんですね、などと話していました。
これがここのメニューです。これも悪くないでしょう? お味もヴォリュームもgoodです。SASHIMIもあります。
ココナッツ・ジュースを注文しました。するとウエーターがOKといって店のわきの椰子の木にするすると登るではありませんか! これに穴をあけてストローを入れて、お待たせしました! となるんです。冷蔵庫に牛が入っている牛乳のCMがありました。あのノリですね。東京だったらいくらとられるだろう? 贅沢です。
食事がサーブされるとどこからともなく、またあいつが現れました。たくさん人がいるのに、迷うことなくまっすぐに僕の横に来て見上げます。どうしてわかるんでしょうか?
さんざんおいしい料理とワインをいただき大満足。帰りはホテルまで腹ごなしに歩き。屋台をひやかしながら帰りました。これは鰹でしょうか。明日は朝5:45に集合で釣りに出ます。なんとなく皆さん頭はそっちの方に。
いや、ものすごく濃い一日でした。
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中島 龍之
6/25/2013 | 9:48 AM Permalink
胡椒の木はそんな形だったのですね。ヨーロッパとの歴史を感じさせます。ココナッツ・ジュースの注文も傑作ですね。木に登って採ってくるとは。ワイルドです。マンゴーは青いのでも甘いのですね。胡椒もマンゴーも日本で買うのと違い、採りたてが見られていいです。猫はやっぱり、東さんですね。
東 賢太郎
6/28/2013 | 1:49 AM Permalink
ありがとうございます。