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やっぱり飛行機はきらい

2013 AUG 8 23:23:34 pm by 東 賢太郎

さきほどソウル出張から戻りました。今回は日本の某1部上場企業オーナー様を現地財閥トップにご紹介する目的でした。両社オーナー様と3名でのディナーはいつもながら大変勉強になりました。米ロのスパイ疑惑の話では、どこで情報を盗むのか質問すると「ホテル」とのこと。社長は英国のジョン・メジャー元首相から「朝ごはんで部屋を出るときが一番危ない。必ずめんどうでも携帯とパソコンは持っていけ」と指南されたそうです。スパイ映画さながらです。

韓国は朴大統領が「経済民主化」を掲げて当選したため財閥たたき(いじめに近い)が横行しているそうです。財閥が国の大半の雇用を生みだしているのに逆に中小企業を圧迫していると非難され、例えば多くの従業員を雇って税金もたくさん払っているキャノンがそう言われてたたかれ、国内に基盤がないゼロックスはお目こぼしになるという意味不明の事態が起きているようです。財閥のグループ内取引は厳しく制限され、競争入札が義務付けられて安かろう悪かろうの商品に負けてしまう。それでは長期的には国の生産性を下げて国際競争力が落ち、結局逆に失業を増やすと思うのですが。そういう理屈は通らないようで、政府の人気取りであるという声も根強くありました。

ぜんぜん関係ないですが、高所閉所恐怖症の僕として今回の航空会社えらびはちょっとだけ考えました。例のアシアナのサンフランシスコでの事故。そうしたら今度は大韓航空がどこかでオーバーラン。先方様でチケットは買っていただけるのですが「JALでもANAでもどこでもいいですよ」と言っていただいたにもかかわらず、結局大韓航空にしました。理屈が先に立つ僕として、こう考えます。

まず世界をきれいに2つに分ける。①不可抗力で墜落②不可抗力以外で墜落。①は離陸で鳥がエンジンに飛び込んだり着陸で突風が吹いたり、4社どこでも同じ確率です。だから②だけで決められる。一度事故った会社は運輸安全委員会から厳重に注意なんかが出る。2度もやったら会社を潰す。だから実はより安全だ。相当いい加減な説であります。われながら。そう納得しながら「いや実は機内食は大韓のビビンバがいちばんうまい」「スチュワーデスも美人である」というのが本当の理由だったりします。何でもいいのですが、要は、そういうことを考えないと飛行機がこわいのであります。困ったもんです。

 

 

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