熱闘マツダスタジアム!カープ対サンフレッチェ
2015 APR 30 23:23:25 pm by 東 賢太郎
アベノミクス「第3の矢」の秘策として官邸が期待するものがある。広島市が施行する、全国にも類例のないサッカーと野球の異業種サブマリン対決トトカルチョである。
当初はJ-リーグ理事会から「野球とは本来の得点力が違い過ぎる。J-1の18チームで1試合平均得点が2点台は1チームしかないんだからゲームになるはずがない。」と否定的な意見があいついだが、サッカーくじに参入をもくろむプロ野球界と、「黒田人気」に広くあやかり個人消費の底上げを期待する官邸サイドの強い希望がサッカー界を押しきる形で開催の運びとなった模様だ。
ところがふたを開けてみると、ここ6試合の得点は以下のとおり2勝2敗2分けと、両者あい譲らぬ拮抗した展開となっている。特に「零点で終わった試合数」はカープの 4 に対してサンフレッチェは 3 と大方の予想を大きくくつがえす結果となっており、オッズは1270倍と「万馬券」状態になっているのが全国でも注目されている。
カープ 0 11 0 0 9 0
サンフレッチェ 0 0 0 2 2 2
広島市役所のトトカルチョ特設ブースには予想外の高配当に市民が殺到する一幕もあり、警察官の臨時配置が検討されるなど一時はものものしい雰囲気に包まれた。広島市は今回のくじの売上高が予想の15倍と好調であったため、5月に第2次売り出しを検討しているとされ、
「いつもなら鯉のぼりはカープの季節。これが外れるとオッズはまたハネ上がるのでは」(山本謙二郎・市役所トトカルチョ課長代理)
と鼻息が荒い。一方で官邸は、
「こういうこともある。広島以外の都道府県でも検討をお願いしたい。」(菅官房長官)
との見解を発表しているが、
「あくまでカープさんだからできたこと。ウチはやってもいいが、ヴィッセル神戸さんは反対している」(オリックス球団代表)
と他球団とクラブは腰が引け気味のようだ。
この結果に気を良くした安倍首相からは、
「第3の矢の成功に向けましては、何事も新しいチャレンジが大事であります。わたくしも、当然のことながら6つとも全部野球が勝ってしまうのだろうと、試合にもならないのだろうと、えー、そのような思いを持ちながらサンフランシスコにまいったわけでございますが、こうしたサンフレッチェさんの頑張りを目の当たりにいたしましたことで、いよいよトトカルチョというものの面白さ、大きな経済効果というもの、そしてですね、明日の、えー、ロサンゼルスで日米経済フォーラムが行われるわけでございますが、そこでの我が国の東京オリンピック・カジノ構想による力強い経済成長、そういったものをオバマ大統領に強くアピールできるであろうと、自信を深めている次第でございます。」
という広島市長への応援ビデオメッセージが届いている。一方で、カープの緒方監督からは、
「長いペナントレースではこういうこともある。点は入っていないが打者の気持ちは入っているから大丈夫だ。単に点が入ってないだけのことだ。そして、点は入っていないがウチには黒田が入っていることを忘れてもらっては困る。たしかに点は入っていないがカープ女子会には5000人も入っているし、どんなに点は入っていないといってもウチの打撃コーチは気合が入っている。待てば海路の日和ありという。点は入っていないがワタシは風呂入って寝ようと思う。」
とのコメントが発表されている。
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東 賢太郎
5/1/2015 | 5:33 PM Permalink
はい、西室風に書きました。
西室 建
5/1/2015 | 9:01 PM Permalink
おいおい、こんなことして遊んでるからきょうは黒田で負けちゃったじゃないか(笑)。
東 賢太郎
5/2/2015 | 12:04 AM Permalink
うん、今日は神宮のチケットは完売で行けなくてよかった。小川に完全試合されなかっただけ良しとしよう。