カープ親父の会話-ロサリオと小窪に拍手!ー
2015 MAY 2 22:22:15 pm by 東 賢太郎
「今日のロサリオは神憑りだったね。5回なんか信じられんフロックの連続だった。」
「まったくだ。石川の術中にはまって4回までノーヒット。出る気配もなかった。俺はノーノーを心配してたんだ。ロサリオさまさまだ。」
「5回先頭でまず高いバウンドのサード内野安打、これがラッキー。そこですかさず二盗を敢行したのはいいが、完全に見抜かれててキャッチャー中村が立ってウエスト。彼はすごい強肩なんだが、どうしちゃったのか投げミスしてくれた。本当にラッキーだ。」
「そこで梵がヒット打って3塁に行った。ここまではいい。ところが鈴木誠也がセンター前に浅い凡フライだ。」
「まったくだ。俺は打った瞬間にバカヤローを叫んでたよ。」
「それをセカンド山田が捕った。」
「ところがタッチアップしちゃったんだね。」
「うん、体勢がちょっと不安定だったのを見て走ったかどうかわからんが、サードコーチャーなんか見ないで一気に本塁突入を図った。」
「でも暴走っぽかった。ここでまたバカヤローを叫んだよ、俺は。」
「俺もだよ。ところが、これがまた送球が悪くてセーフだ。」
「天が味方したかな。ロサリオは2回に自分の暴投で先取点をとられちゃった。だから同点にするぞと必死だったんじゃないか。」
「そうだね。昨日は黒田が打席で気迫がすごかった。男気などと騒ぐがそんなもんグラウンドで関係あるわけない。マスコミとか野球やったことがない人が空気作っちゃってる。」
「今日はね、キャッチャーの石原がそうだったよ。あの振りはすばらしい。2本打ったからね。」
「こういうのはベースボールの原点だ。必死に投げて打って走る。それしかやることはないよ。」
「はい、そこで何といっても小窪の満塁ホームランだ。」
「これ伏線があって、7回でそのロサリオを替えただろ、レフトの守備固めで野間に。俺はあそこでまたバカヤローを叫んでるんだ。」
「俺もそう思ったよ。せっかく攻めの流れを作った選手をね。緒方は勝ちたいから気持ちが守りに入ってたんじゃないか。あそこで引き技をやっちゃうのは弱い相撲取りだ。」
「そして8回に満塁になってその野間に打順が回ってきたんだね。」
「そう。それ見たことかと。そしたら、そこで小窪を代打に送った。これ、当たり前の手なんだけども、いままでだったら野間に打たせてたと思う。」
「緒方は選手時代に初球ホームランが多かったんだ。ほんとに。やってくれるだろうと思って見てるとちゃんとスタンドに放り込む。相手投手もわかってるだろと思うのに、すごい確率でホームランだったんだ。」
「ベンチ前で小窪になにか一言かけたよね。」
「たぶん思いっきり行けかな、初球だったね。あの一発は緒方を思い出した。彼の思いが乗りうつってた。最高の場面で最高のホームランだ。」
「あれって、ロサリオをひっこめてなかったら出てないんだよな。」
「実はそういうことなんだよね。野球ってわかんないね。」
「忘れちゃいけない、今日のジョンソンのスライダーとシュートは天下一品だった。昨日黒田から3塁打打った上田から2三振だ。ストレートも速くて伸びてたしコントロールもいい。どうしてこれでメジャーで勝てなかったんかね。」
「メジャーに気がついて欲しくないな。」
「せっかく運が来てるんだからこれに乗っかって欲しい。ベンチはどんどん仕かけて動かして、バッターは流し打ちでボールを長く見てねばって。」
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