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カテゴリー: 健康

今日の素晴らしい出会い

2014 JAN 21 23:23:23 pm by 東 賢太郎

たまたま昨日の今日になりましたが、僕の大変尊敬する某上場企業オーナー社長を神山先生にご紹介しました。その夕食の席で知ったのですが今日が20年来の天中殺を抜ける大事な日だったそうです。社長ご自身もそれほど星(運命)についてご造詣が深く、先生の診療所は天井を高くしたほうがいい等のアドヴァイスもあり、また先生の頸椎への鍼で効能を感じていただけたようです。社長もご本業で上海は昔から何度も行き来されていて中国についてははっきりしたご意見をお持ちです。僕の知識ではとても理解できない会話で4時間があっという間に過ぎました。

人と人のご縁とは本当に不思議なもので、社長とは昨年の出会いなのですがこうして輪が広がることでさらに大きなものができそうに思いました。先生の影響があって僕は現在は「医療」という分野に強い関心があります。その勉強をしています。これこそ人を助けることのできる、60歳からの大きな仕事になるかもしれないと感じるからです。僕は医者ではないのであくまで側面サポートですが、世界に通用する医療技術を持つ医師にスポットライトを当て、診療費は医療保険等でもっと広くカバーするやり方があるかもしれないと考えています。シンガポールは国を挙げてその方向に舵を切っていますし、個人がお金持ちのドバイは日本の名医をプライベートジェットでお迎えに来る時代になっているのです。そういう考え方をお金持ちだけでなく一般の患者さんが受益者になれる方法で実現したいと思います。高齢化社会は供給側ではなく需要(患者)側のニーズにもっと立脚した医療サービスを求める時代ですし、供給側にもっと適度な競争原理を導入すべきとも思います。

僕がこう考えるようになった契機は社長にいただいたこの本です。興味ある方は是非お読みください。アメリカについての本ですが、医療、ヘルスケア、保険などの制度についての問題はわが国も共通するものがあり、大手薬品メーカーであるファイザーの社長が中立的な視点でしている構造改革の提案はとても説得力に富んでいます。

「未来との約束」-ファイザーCEOが語る-(ハンク・マッキンネル著)ダイヤモンド社

未来との約束

 

 

 

神山先生と会食

2014 JAN 21 0:00:43 am by 東 賢太郎

先生にはかれこれもう10年、毎月1、2度かかさず鍼を打ってもらっていますが今日は今年2度目です。背中から首にかけて6~8本、痛くありません。一言でいって、これがとにかく効きます。凝って固くなっているのが自分で分かる場所なのですが、もうここしかないという箇所にピンポイントで打たれるので気持ちがいい。たった6本なのに、打たれたまま起き上がろうとするとまったく力が入らず身動きできません。これは驚きです。そのままの状態で小一時間うつぶせで放っておかれますが、終わったあとはびっくりするぐらい肩と首が軽くなります。野球をやるときの高校生に戻ったみたいです。

中国鍼というのは日本のと違ってやや太めで長いから深めに入る感じです。日本の鍼もやったことがありますが全然違います。日本人の鍼灸師は肺に達すると危険なので背中は打ちたがらないそうで、鍼灸師のかたのご親族が神山先生に打ってもらいに通っています。免許皆伝の技術はプロが一番わかるのでしょうか。これと漢方の煎じ薬を毎日飲んできたせいで体質が変わったのか、とにかく風邪をひかなくなりました。10年前までは弱くて毎年今頃ひいていたんですが。病気になってしまったら病院に行くしかないですが、病気にならないに越したことはなく、漢方で体質改善というのがもっと日本でなじまれるコンセプトになればいいと思います。

先生とは家に行ったり箱根に遊びに行ったりともう完全に友達なのですが、続いているのはケミストリーが合うからです。会話していて気持ちがいい。今日もいろいろ僕の今年のビジネスの構想を話していると「いいですね。もう20年日本にいるけど東さんみたいな日本人はほとんどいないね」と笑いながらじっくり聞いてくれる。聞くだけじゃなくて、ちゃんと勘所をわかってくれて必ず前向きな会話になる。合わせてるだけじゃなく腑に落ちてわかってくれていることが僕にもよくわかる。だからキャッチボールになるんです。これが何より肝心で、たしかに日本人では少ないのかもしれません。こういう友達は本当に大事なんです。鍼は体に効きますが、こういう会話は心に効くからです。

先生もビジネスなんだから僕がこんなに気持ちいい鍼をもっと広めたらどうか、弟子を取ったらどうか、それが人助けになるんじゃないかということもずっと申し上げています。先月もハワイの米国空軍に呼ばれて治療に行ってるし軍医のハーバード大学医学部の教授が漢方医療を導入したいとも聞きました。東洋医学は米国の方が積極的になってきています。島国的な日本の医学界ではいくら伝人とはいえ中国人が前面に出るのは当面無理でしょうが米国は人間ごと取り入れてしまうでしょう。先生は日本国籍ですし。先生のような中国の国宝級のひとが今のままというのは日本の全国の患者さんにとっても損失と感じます。何か力になれればということで、再度上海におじゃますることに決めました。いつやるの、今でしょ。

 

わが温泉考 (Splendid hot springs in Japan !)

2013 DEC 24 17:17:50 pm by 東 賢太郎

温泉について書けるほど知識はありませんが、とにかく好きです。先輩に教えてもらった秘湯ということで2006-7年ごろ岩手、秋田の藤七温泉玉川温泉国見温泉をめぐったのは忘れません。

藤七温泉

藤七温泉は箱根の大涌谷のように地中から硫黄臭の白煙がたちのぼる広大な丘にあります(硫黄は本当は無臭であれは硫化水素臭なのですが、硫黄ということにしておきます)。野趣あふれる白濁湯でした。シャワーのたぐいはなし。なにかお湯というよりも粘土をお湯に溶いた濃厚なクリームスープとでもいう感じですね。病気など吹っ飛ばす大地のパワーを感じました。

 

 

玉川温泉玉川温泉は癌治療で有名ですが、これは強烈でした。源泉は酸性が強くてすぐは入れません。たしか30%、50%と薄めた湯から順番に入り、体を慣らしてから100%に入ったと記憶しています。足に小さい傷があったのですが、それに湯がしみて痛くてたまりません。何とか我慢しましたが、この湯が癌に効くのは酸性が強くて皮膚がやられ、白血球が増えるからだと聞きました。納得です。

国見温泉

 

国見温泉は車で舗装されていない山道をがたがたと延々と登ります。正に秘境の秘湯。こじんまりした湯治場の旅館があってそこの風呂に入れてもらいます。ここで1か月素食して湯治したら10㎏は痩せそうだ。一度是非泊まってみたい。これは鮮やかなグリーンで少々驚きますね。

 

ところでぜんぜん話は飛びますが、人間の血液内には鉄(Fe)があります。鉄という物質は宇宙空間に元々はなかったそうで、恒星の核融合の最終生成物である 56Feが超新星爆発で宇宙空間に飛散した物質です。あまり遠くない将来にオリオン座のベテルギウスでその超新星爆発が起こるといわれています。

宇宙空間には、こうして吹き飛ばされた星の残骸(星くず)が散らばっています。その中に鉄(Fe)が含まれていますし、宇宙の歴史の中でそこでしか鉄は生まれません。水素ガスが引力で固まる時にその星くずもまざった新たな星ができます。そうしてできたものの一つが地球です。そして我々の体は地球の物質だけでできています。だから我々の体内に鉄があり、それは我々の体が星くずでできているという証拠です。

あしのゆ

 

昨日松坂屋の芦の湯温泉(右)につかりながら息子とこんな話をしました。脱衣場の壁に温泉の成分表があります。温泉は熱いので地球の様々な元素が溶け出している。そこが井戸水と違うのです。

 

 

でもそのうちの硫黄は人体に有害な化学物質である。にごり湯の腐卵臭は硫化水素ガスであり、一定量を超えて吸引すると即死に至る。

 

どうして毒なのに人は温泉を好きなのか?

 

「それは科学と矛盾するよ、科学的に答えはないよ」というのが理系の息子の答え。

「そうだね。毒を好きな人はいないと仮定するのが科学だろう。でもお父さんみたいに好きだという人がたくさんいる。これも事実だ。科学には何か限界があるんじゃないか?」

「じゃあその仮説は?」

「例えばだ。人間も地球も元は星くずだ。温泉は「地球のスープ」だよ。人間には星だった頃からみんなおなじみのものであって、旧友同志が磁石みたいに引きあうんじゃないか?」

「確かにお湯につかりたいなら家の風呂や銭湯でいいし。なにかそれ以上の魅力はあるけどね。ただ効いたと思い込むと病気が治るプラセボ(偽薬)効果というのもあるよ。」

「そうだね。でも、自動車の排気ガスのにおいが好きな人がいる。だからこれも毒なのに芳香族というだろう。どうしてそれがいいニオイとプログラムされてるんだろう、人間の遺伝子に?」

答えは出ませんでしたが・・・

 

昨日の大涌谷です。

大涌谷

自分が星でできていて、星だった時代の物質同士が呼びあっていて、自分もスープの中に回帰したくなる。化学だと明らかに「毒」なんですがトータルだと薬になる不思議・・・。遺伝子の記憶、ケミストリー(合う人合わない人)、親と子、男と女、僕と猫、こういうものを科学で解明したら?

1個食べると7年長生きする?温泉卵をつくっています(下の写真)。僕の場合、つい、卵よりもここに裸になってつかった方が長生きできるんじゃないかと思えてくるのです。

温泉卵

 

空のおはなし (今月のテーマ そら)

僕がブルーを好きなわけ

2013 DEC 14 16:16:35 pm by 東 賢太郎

眼科で
「軽い白内障がありますね」
と言われました。もう飛蚊症を経験したし、色がわからないせいか視覚情報にはあまりたよらない習性になっていて、ああそうですかという感じでしたが。
ただ、
「白髪と同じで老化現象だから60あたりから大なり小なり誰でもなります。気にならなければ何もしなくていいです。手術すれば誰でも治ります」
とも。白内障はラテン語でcataracta(カタラクタ)と言うそうで、これは滝という意味です。滝の内側に入って向こう側を見た感じということのようです。
先日ブログに書いたゴルフ用のオレンジ色のメガネレンズの効用はびっくりしました。色弱の僕は世の中がぱっと明るくなった気分すらしています。おおげさではなく、ひょっとして人生を変えるか?というほど。眼を使う職業でなくてもこう思うので、画家の眼の病気といえば大変なんでしょう。
日本の橋三井記念病院眼科部長の赤星隆幸先生の「白内障適齢期」という本によると、モネの「日本の橋」が右のようになったのは、白内障で常に茶色のサングラスをかけているような状態だったためだそうです。茶色く濁った水晶体を手術で取り除くと世界が一変。青く見えるようになり、モネはこの状態に、医師に対して「どうなってしまったのだ!」と激高したそうです。結局、黄色のレンズのメガネで補正したそうですが。画家が色が分からなくなっても絵が描けるというのも、なんとなく元気が出る話ではありました。ちなみにこの絵は僕にはちっとも綺麗に見えませんが・・・。
「赤緑色盲の人には,単に青が明るく見えるだけでなく,青の微妙な差を色盲でない人よりも高感度に検知できる」(細胞工学Vol.21No.8 2002)というのは知りませんでした。480nm以下の波長の青色への感度が普通の人より高いので我々しか読めない(らしい)数字が浮き出る図も出ており、それでも「これが読めてしまう」というトーンで書かれていて不快感はあるものの救われた気持ちにはなります。                                        
青                            そうか、それで僕はブルーが好きだったのか。なんだかすっきりしました。青が入っていない絵は美術館で素通りですし、地中海が好きなのも青さが並み尋常でなくきれいに映るからです。家にあるオブジェや飾り物はほとんどブルーで、特にこのぐらいのダークブルー(右)が決定番です。光に透かして見たりすると言いようもない幸福感、恍惚感に包まれます。ただこういうブルーの食べ物はないしカクテルは飲みたくないし、青い服も好きでありません。やはりどこか人間ばなれした感じがして、宇宙とか数学とかはどういうわけかこのブルーのイメージが浮かびます。

 

阪神阪急ホテル偽装事件

2013 OCT 26 2:02:36 am by 東 賢太郎

むかし社会人1,2年目で野村の梅田支店にいたころ、阪急ホテルといえば高嶺の花だった。もちろん自分で入ったことはない。一度だけお客様とレストランで打ち合わせしたことがあるが、雰囲気にのまれていたのか何も覚えていない。

その後、16年間の海外駐在となり年に2-3回は日本に帰ってきた。日本の都会の高級ホテルはだからそこそこ泊まったり食べたりしている方だろうか。食事だが、夜はまあいい。値段なりにいいものが食べられる。しかし朝がいけない。80年代当時で2000円ぐらいした。これは痛いのだが超多忙な証券会社で時間もなく仕方がなかった。高いなりにパンもコーヒーも質が良かった。

その「高いなりに質がいい」というのが一流ホテルのイメージだろう。ところがそこでいよいよメニューの偽装表示が行われる時代になってしまった。焼肉屋のユッケ問題などとは話が違う。レッドキャビアがとびこであっても腹をこわすわけではない。しかし「筆がすべった」という程度のものでもないだろう。なぜなら、高い値段を取っているからだ。「高いなりに・・・」という既成概念を積極的に利用しているから悪質だ。警官や教師の犯罪ニュースを聞いた時に感じる「まさか」と似たものを感じる。

江戸時代を生き延び戦争を耐え忍んだ遺伝子なのだろうか、日本人は元来がまん強く節約を得意とする。縮み指向ともいわれる。デフレ耐性が高いのだ。質素な暮らしは清貧でよしとする。企業はそれをひとつの消費動向と捉えてチャンスとする。今はもはや消極的な、何か政策の失敗でおきたデフレではない。値下げ競争で儲けようという輩が元気いっぱいの積極的デフレである。ユニクロや100円ショップや家電量販店の天下なのだ。もっとも負け組はというと、ホテルと百貨店だ。

ホテルにデフレ耐性がないのは想像の範囲だが、そこで出た知恵がただのねぎに九条と書いてしまおう程度という発想はお寒いものだ。「高いだけで質は同じ」という食事に金を出す人はいなくなるだろう。僕がこの事件で怖くなったのは、ホテルでこれなら市井の居酒屋では何を食わされるかわからないと思ったからだ。普通を高級と偽るならともかく、低級を普通と偽るとなると健康被害のリスクがある。

金融の世界というのは良くできていて、リスクがないのにリターンが高いという商品は絶対にない。もしそう言って何か薦められたら確実に相手は詐欺師であるからすぐ金融庁へ通報したほうがいい。リスクとリターンは通常一定の数学的関係を保つから、ハイリスクハイリターンとローリスクローリターンで値段が違うということもない。リターンがいいから手数料も高いですよなどというのも嘘っぱちだ。

食品は味、おいしさこそがリターンだろう。味はいいが安全でない食品が単に値段が安いという理由から外食店で素材に選ばれ、安売りショップ感覚で客に供されるとしたら非常に恐ろしい話だ。金融商品ほど明確ではなくても、モノの値段というものは同じ原理でつけられていると考えて基本的にはまちがいではない。おいしいものが安かったら安全を疑ったほうが賢明だ。たいしておいしくないものが高かったら?これからは表示偽装を疑いなさいということだろう。

 

 

 

 

 

 

胃カメラと色弱

2013 MAY 15 14:14:38 pm by 東 賢太郎

僕は頭痛と胃痛を知りません。いや、知らずにここまできました。周囲からは、うそでしょ、うらやましいねといわれます。うそなはずありません。かたや、図太いんですねと皮肉を込めていわれることもあります。自分を図太いと思ったことはありません。胃も頭もけっして丈夫なのではなく、単に鈍感なのだと思っています。

というのは理由があって僕は小2のときに何とか式の色覚検査表で最初のページしか読めず、たしかそういう子はクラスに2人しかいなくて、自分は頭が悪いんだと思い込んでいました。なぜ読めないかという理由がわかってからも、それ以来頭のどこかに、自分は他人とちがう、ちがっていて普通なんだという意識がしっかりと住みついてしまったような気がします。

これが原因でいじめられたり劣等感が焼きついてしまったりしなかったのはどうしてだかわかりませんが、とにかく幸運なことでした。もちろん58歳の今になっても検査表は最初のページしか読めないはずですが、だからといって人生なにか困ったかというと大きなことは思い当たりません。運転はできるし、絵や景色も少なくとも僕なりには充分きれいなのですから。

初めての道を覚えるのが苦手なのは色というマーカーの種類が少ないからかもしれません。でも2度目に迷わないのはたぶん他のマーカーを余計に気にしているからで、万事こうやって脳みそがうまく補正回路を作ってくれてきたのかなと思います。人間の体は良くできていますね。それから、いちど服やネクタイを選ぶとき「実は色がわからないんです」と堂々と言ってみてください。たぶん売り場の人は親身になって似合うものを探してくれます。自分で決めないというのは、気楽なこともあるんです。

結局、頭痛も胃痛も、僕にはわからない色みたいな感じに思ってきていて、そういう他人とちがうものを許容するようになっているのが「鈍感」の意味です。

ところがこのところ過労がたたったせいか、とうとう僕も胃が痛い?という異次元空間に迷い込むことになりました。?がつくのは、べつに痛くはないわけで、でも普通ではないわけでもあって、きっとこれを世の中では胃痛と呼んでいるんだろうと解釈した次第なのです。内科の医師にも正確にそう伝えたところ、不思議な顔をされました。う~ん、ちょっと調べた方がいいですね、という言葉があり、あろうことかそれだけはカンベンと思っていた胃カメラを飲みましょうということになってしまったのです。

痛くなったことがないのですから、そんなものを飲んだことも飲みたいと思ったこともありません。そう決まって血圧を測ったら普段上が100飛び台なのが160もあり、またまたびっくりです。いかに図太くないかということです。そして、きのうついにその日が来てしまいました。囚人の気分でした。鼻からだったのと看護婦さんがやさしかったおかげでなんとかカメラが胃に届いた感じがしました。「スクリーンをご覧ください」。医師の声にこわごわ目を開けると、そこには自分の胃の画像がドカンとありました。異(い)なるものとはこのことです。

「う~ん、痛々しいですねえ。普通白いんですけど赤いでしょう?」

「赤い?」

赤緑色弱の僕はだめな色なんです。人の顔色もわかりません。ところが、なんと確かに赤い。僕に赤く見えるということは、きっとすごく赤い。そう思ったので顔の方はいっきに青くなっていたでしょう。

「先生、これはやばいんでしょうか?」

「いえ、癌も潰瘍もありません。でも胃炎ですね。かなり荒れてます。薬を飲んで当分お酒はやめましょう。」

ということで騒動は一段落いたしました。いい経験でした。自分とは一番縁がないと信じていた病名を告げられたこと。そして、自分の胃を見たことがです。

自分の体内を見るというのは、自分も焼肉みたいな肉のかたまりというか、単なる物体なんだという厳粛な気分にしてくれます。自分のものなのにそうではない。意思によって胃袋は動きませんから。どこか神様か親のものみたいな気がしてきて、借り物なのだから大事にしなくてはという決意のようなものがうっすらと湧き起ってきたのです。

僕の場合、これまでの人生、マラソンというよりも短距離走のようなペースで走ってきました。頂上を目指せとか少しでも速く、先へ、遠くへという声が背後で聞こえていました。医師に「そういうトシということです。いつまでも20代のつもりじゃだめですよ」と諭され、そんな気は毛頭ないつもりだったのですが、そのあまりの鈍感にあきれかえった胃袋がウォーニングを出してくれたのかなということです。

友人にそれを話すと、

「欲を捨てる、体に無理をかけない、がんばらない、上を目ざさない、ストレスをためない、というのが鉄則だよ」

とのこと。しかしパブロフの犬とはこのことで、僕は「鉄則」などという言葉が耳に入るとそれだけで「がんばるモード」にギアが入ってしまいます。ストレスをためちゃいかん、そう考えただけでストレスがたまるのです。A型、完全主義の僕にこれは無理です。

そこで、大昔に、野球でたまたま完封したりゴルフで75を出したりしたときだけに感じたあの不思議と力の抜けた感じ、つまり「ポーッとして勝敗もスコアも何も考えてない」、これからの人生はあれがいいんじゃないかと思い至った次第です。勝とうとか、がんばろうとか、打たせないぞとか、このパットを入れたら云々、とか一切なし。「邪念を払う」と言ってしまえば簡単なのですが、野球もゴルフもそもそも勝とうと思ってやっているわけですから、その目的ごと「邪念」と切り捨ててしまうのは、実はとても難しいと思います。

仏教のいう色即是空というのはどういうことなんでしょうか。修行も積んでいない僕が知るのは言葉だけにすぎないのですが、「この世にあるすべてのものは因と縁によって存在しているだけで、その本質は空(実体がないもの)である」。これはとても深いことを言っているんじゃないか?これが「あの感じ」のことなんじゃないか?以前からどうもそんな気がしてなりません。打者の姿もグリーンのピンの位置も、ぜんぜん「空」になってしまっていたあの時に僕の人生ベストパフォーマンスが現れたというのは事実なので、どうも偶然の一致とは思えないのです。

色即是空の「色」というのは色彩ではなく「目に見えているもの」という意味だそうです。しかしその色彩すら不十分に見ている僕に見えているもの。それが本当は何であれ、結局のところ本質は一つしかない。空(くう)である。日本人男子の95%、白人男子の92%とは「ちがうもの」を見ている赤緑色弱とされる人たちにとって、そんなことでいじめられたり自信を無くしている多くの子供たちにとって、またその親御さんたちにとって、この言葉は深くかみしめるべきものかもしれません。本質を見ていればそのほうが仏様に近いのであって、本質はなにもないとわかっていれば恐れることはなにもないのです。僕が見た自分の胃、あれがなぜかちゃんと赤く見えたのはなにか因と縁がある。だから養生しようと、いま僕は思っています。

 

 

 

お詫び

2013 APR 21 21:21:14 pm by 東 賢太郎

ディールというのは急きょ明日海外に飛ぶことが・・・・と書いたらその翌日に本当にそういうことになってしまいました。神山先生のセミナーには戻ってくることができず一部の方はお会いするお約束がありましたが大変失礼いたしました。

韓国の金融監督院に提出する書類の期限のことで水、木曜あたりの予定だった出張が来週に伸びそうという感触でしたが、木曜の夕方に「明日来れば間に合う」という連絡があり、急きょフライトを押さえて・・・となりました。また今週もどこかでそういうことになりそうです。

セミナーは大盛況とお聞きしており、関係者の皆様およびご出席の皆様には厚く御礼申し上げます。予定通り、SMCとして収支はほぼトントン(利益ゼロ)でありましたことをご報告申し上げます。本セミナーは神山先生のご厚意がまず第一にあり、営利目的ではないことを明確に謳ったうえで開催させていただいております。先生のお力が広く知られ、一人でも多くの方々の健康維持に役立てられれば当クラブの本旨にかなったことと考えております。先生のお名前はGrantor’s Listに加えさせていただきました。

今後もこのような機会をメンバーの皆様中心にご紹介してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

神山道元先生セミナーに向けて

2013 APR 18 11:11:56 am by 東 賢太郎

今、半年来のあるディールの仕上げにかかっています。ディールとは耳慣れない言葉かもしれませんね。これはもとはおそらくカード(トランプ)用語か何かで、一般に証券会社がお客様の間に入って行うやや手間ひまのかかる大きめの案件のことをいう業界用語です。当社は証券会社になる気はなく、そのお膳立て(アレンジメント)や助言行為(アドバイス)のみに徹して能力を磨いています。

証券会社の社員のほとんどは、支店にいてもどこにいても、本社のホールセール部門がやる何百億ものお金が動くディールというものに何らかの憧れをもっているものです。しかし証券マンといってもそれに触らずに終わる人が95%なのですが。それは主に株式や債券の引受、トレーディング、M&A、MBO、LBO、プリンシパル(自己)投資などであり、同じ金融でも銀行と違う部分、いわば最も証券会社らしい部分と言ってもいいでしょう。

ディールは一見派手に見えるのですが、実はそれはお金が動く一瞬だけのことで、そこに至るまではたくさんの関係者との間で契約を結ぶというとても地味な作業なのです。イメージでいうとプロ棋士がたくさんの相手と同時に静かに将棋を打っている感じが近いかもしれません。全部の将棋盤の戦況を覚えていなくてはならないし、一人一人にあまり時間をかけていられません。さらには、こっちの盤の戦況によって別な相手への打ち手を変えるようなことが頻出するので、ゲームはさらに複雑です。それによって急きょ明日海外へ飛ぶなどということが平気で起こる世界なのです。格好よく聞こえるかもしれませんが、そういうことが起きる時は大概は顔がひきつった状況ですから、とても体に悪い仕事であることはやってる人は全員が認めるでしょう。

将棋は一日一戦で終わりますが、ディールは一戦の将棋を6か月もかけてやるわけですからとてもストレスが溜まります。戦況が悪化したままでその日が暮れてしまうと、もうどうしようもありません。何をしても無駄なのでストレスと一緒に寝ることになります。それが週末や連休前なら地獄です。こんなことを半年繰り返してきましたからこれを蓄積するとまずいなと思って、先日神山道元先生に恒例となっているハリを打っていただいたところ、ポツリと「脳が疲れてるね」と図星の一言が飛んできました。「先生、どうしてわかるの。脳って疲れるんですか?」「そう。休みなさい。2週間ぐらい、全部忘れて」とも。そう言われて「ああ、これはとにかく治るんだ」と思うとグッとストレスが減った感じがする。ハリで背中と首の緊張も解ける。今の僕には先生の声は神の声と言って言い過ぎではありません。

今週土曜日に東京大学で行います神山セミナーは(すみませんそういう状況で僕はほとんどお手伝いできていないのですが)、事務局をお願いした土橋さんの大奮闘がありおかげさまでお申込み人数65名様と満員御礼で締め切らせていただいたようです。SMC関係者は20名ということでそれ以外から多くのお申し込みを頂戴いたしましたこと、心より有難く存じます。先生の患者さんも多く見えられるそうで、当セミナーがきっかけになって少しでも参加者の皆様が東洋医学体験のケーススタディを共有され、健康で楽しい人生を送られるようになれば、発起人としてこんなにうれしいことはございません。

 

 

 

 

これが私の健康法

2013 MAR 13 22:22:42 pm by 東 賢太郎

僕に健康法を語る資格はまったくございません。漢方薬をいただいているだけです。本来は細身で高校時代60キロ前後だったのに、今や体重は堂々の75キロで腹囲は88センチですから完全に肥満です。それでも2月26日に受けた人間ドック、脳ドックではほぼ問題なしと言われるのですから一応は「まあ健康なんじゃない?」ということになってしまうようです。どうもおかしなものです。

2年前に「飛蚊症」というやつになりました。電話中に左目の視野の左の方に「でっかいゾウリムシ」みたいな奇怪な奴が現れたのです。ちゃんとシッポまでついていて、これには驚いてすぐ眼科に飛び込みました。「ヒブン?僕のは蚊じゃなくてゾウリムシなんですけど・・・」と女医さんに抗議しましたが、「ああ、網膜剥離はないから大丈夫。ただのトシですねえ」と軽くあしらわれ、ヨード薬をもらいました。今やハエぐらいにはなりましたが・・・。

閉所恐怖症。これには困ってます。狭い所がだめなんです。なんといっても飛行機が嫌いです。とにかくできれば乗りたくない。電車やバスも狭いですが、いざとなれば外に逃げられますよね。でも飛行機は飛んじゃったらどうすんの?と思うともうだめです。特に窓際の席は100%アウトです。じっとしていられなくなります。だから必ず通路席、しかも中央ブロックの通路席しか取りません。ついでに床屋も嫌いです。ああやって縛られて動けなくなると思っただけでアウトです。だから気持ちが落ち着いたときを見計らって行きます。脳のMRT検査。あの狭いトンネルみたいな穴倉にとじこめられるなど地獄の沙汰です。だから絶対に目を開けません。

54歳の時に水疱瘡になりました。40度の熱が3日続いたときはさすがに脳ミソを心配しましたが、病院に電話すると「遅かったですね。発症したらもう寝てるしかないですよ。移るから来ないでください」という冷たいお返事。法定伝染病ですからね。体中に優に100個ぐらいの斑点が出ました。幸いほとんど消えましたが、消えるのはその歳だとまれだったようです・・・。しかしなんだってそんなトシになって?子供の時にやってなかったんだそうです。周囲に歩調を合わせない子だったんですね。納得です。

耳鳴り。これも2年前からです。シーンというセミの声みたいなものが聴こえ、日によってヴォリュームは変わります。耳鼻科では「高血圧では」と言われ計ってみると85-102と見事な低血圧。うーん、こればっかりはわかりませんねで終わりました。聴音検査は異常なし。むしろ良く聞こえてますよと励まされてしまったりします。

鼻づまり。これは子供のころからで、鼻梁を支える境界壁が厚いから空気の通りが悪いそうです。だからいつもつまった感じがしてすする癖がついてます。耳鼻科では手術して壁を削らないと治らないと言われました。当然そんな恐ろしいことは嫌なので、やってません。花粉症?とよくいわれますが、たぶんそうではなくて、でもいつもそうなので花粉症になったかどうかも実はよくわからないのです。

 

ということで「私の不健康録」になってしまいました。そのトシでその程度で済んでいれば健康だよ、というドックのお医者様のありがたーいお言葉を年1回きいてホッとするのが一番の健康法になってる気がします。お役にたちませんですみません。

 

 

 

 

 

 

 

神山道元先生セミナーのお申込み状況

2013 MAR 5 22:22:11 pm by 東 賢太郎

先日東のブログとトップページにてご紹介申し上げました、来る4月20日東京大学における神山道元先生セミナーですが、本日時点でSMCメンバーではない方からのお申し込みが36件に達しました。メンバー枠は15席設けておりますが、メンバー外のお申し込み状況に応じて調整したく存じます。お申し込みはお早めにお願い申し上げます。

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