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カテゴリー: ______プロ野球

中島さんの順位予想に脱帽

2015 OCT 24 17:17:51 pm by 東 賢太郎

いよいよ大詰めの日本シリーズですが、SMCブログの野球のバックナンバーを検索していたら、中島さんが今年のシーズン開幕直後に書かれた順位予想がありました。こちらです。

プロ野球シーズン・スタート

さっき読んでびっくりしたんですが、広島とオリックスという万人を裏切った「二大期待ハズレ銘柄」を除くとドンピシャなんです。ごらんください。

パ・リーグ

1位  ソフトバンク         2位  オリックス        3位  日本ハム     4位  ロッテ             5位  西武           6位  楽天

セ・リーグ

1位   広島         2位   ヤクルト     3位  阪神             4位   巨人         5位   DeNA             6位 中日

ヤクルトの2位予想がすごいですね!評論家もかたなしでしょう(広島とオリックスがいかにだらしなかったかということもよくわかります)。中島さん、次回も注目してます!

 
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日本シリーズを予想する

2015 OCT 24 3:03:38 am by 東 賢太郎

順当にみればヤクルトが1つか2つ勝てるか、という感じでしょうか。4-1か4-2でソフトバンク優勝です。そのぐらい90勝もしたソフトバンクの壁は厚いです。ヤクルトが勝てるとすると7回までに2点差ぐらいつけて比較的しっかりしてる抑えでかわす「先行逃げ切り」だと思います。真中監督の腕次第ですね、彼は優秀だと思います。

第7戦まで長丁場にもつれこむと確率どおりの結果になりますからヤクルトは苦しい。もしシリーズを取るなら4-1、4-2しかなくて4-3はまずないと思います。とすると、第1戦ですね、これを落すと苦しい感じです。石川、館山or小川で1,2戦を勝って一気呵成に第3戦からの神宮対決3連戦にもちこむ。これを願いたいところです。

2点差で7回を迎え、秋吉、ロマン、オンドルセク、バーネットでかわす。それは先発が6回を1,2点に抑えつつ打線が3,4点取ることを意味します。どっちも大変です。真中監督が先発投手発表に反対したのはそういうことでしょう。交流戦は1勝2敗でしたが、小川が4ホーマー打たれました。小川を第2戦か第3戦か?これはポイントと思います。

初戦先発は順当なら石川で、「6回1,2点」はできるかもしれません。となると打線ですね。6回までに4点取るとなると川端、山田、畠山が1順目か2順目に連打しないと難しいでしょう。首位打者、本塁打王、打点王の並びに期待ですが山田が気楽に実力通りやってくれればあり得ます。そして最大のポイントはその後を打つ5番で、これはバレンティンと思われます。

つまり、もしヤクルトが4-1、4-2で勝つならバレンティンの爆発は必須条件といえるのではないでしょうか。ソフトバンクの初戦は武田でしょうから、去年に阪神のゴメスがてこずったあのカーブですね、あれをバレンティンが打てるかどうかがシリーズの帰趨を決めるかもしれません。武田を打って勝って、第2戦のバンデンハークに館山を当てて2-1ぐらいで勝つ、こうなったら面白くなりますが・・・。確率は高くないですが予想が外れて欲しい。ヤクルトがんばれ!

 
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ロッテのドラフト会議は成功だ

2015 OCT 23 2:02:28 am by 東 賢太郎

昨日は用事でドラフト会議は結果だけ知りました。ソフトバンク工藤監督の県立岐阜商・高橋純平の「引き」は見事です。それも11人中9人が高校生、すごすぎます。4、5年先を見据えた指名で、これと比べると巨人がかわいそうに見えました。しばらくは天下が続きそうですね。

じっくり見ましたが、気になっていたロッテが仙台育英高の平沢大河をとれたのはよかった。左打ちであれだけのショートはちょっといないのでは、それもロッテはどんぴしゃで欲しいポジションでした。それから3位で秋田商業高の成田翔投手をとってくれたのは最高です。

成田は168cm63kgと群を抜いて小さいです。しかしストレートの伸びとスライダーのキレ、カーブの落差は素晴らしいと思ってました。3年夏の西目戦で16奪三振、準決勝の秋田工戦でも14奪三振を記録している。米国戦でも圧巻でした。高めストレートで三振がとれるのいいじゃないですか。手前味噌ですが野球に完全燃焼できなかったので、こんな僕より小柄な子がでてくるとどうしても応援してしまいます。ロッテは大成功と思います。

ヤクルトは高山のはずしが痛かったかな。しかし指名6人中4人が高校生。だって川端、山田、畠山、雄平、上田、中村と優勝チームのレギュラー野手8人中6人が「高卒はえぬき」ですからね。こんなチームはひとつもない。この育成力はソフトバンクと互角でしょう。4人はよく知りませんがスカウト力の賜物がいまだから期待したい。こちらもよかったのでは。

 
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野球を観られればどこでもいいやという宗旨替え

2015 OCT 17 8:08:57 am by 東 賢太郎

このところコンサート続きで野球を見てません。もう少しで「ない季節」に突入というのにもったいないことです。やっと昨日帰ってTV観戦しましたが、下剋上ロッテにしてソフトバンクの厚い壁に簡単にはね返されてしまいました。本当に強いですね、ロッテに黒田とマエケンがいたとしても負けそうです。セリーグのオールスターチームとやっても勝つか、せいぜい互角じゃないでしょうか。こういうチームのファンになられた中島さんがうらやましい限りです。ストレスフリーの人生を送るのは、このトシになると最も重要な課題ですから。

しかし三軍まであって選手層の厚みは12球団でダントツなのが見事です。上っ面でその場しのぎの外人やFAでの補強でなく、ここまで徹底して根を張ってやる。孫さんの経営哲学でしょうが共感できますね。カネがあってのことですが、プロスポーツの経営なんてビジネスじゃなくて道楽ですからね、カネのない人が爪に火をともすようにやるもんじゃないわけです、本来的に。球場使用料が高いので球場運営会社ごと買収しちゃおう、DeNAの南場 智子社長の戦略はあっぱれです。そうやって金持ちが経営してこそファンは幸せになれるのです。

なんたってソフトバンクは選手名鑑の支配下登録だけで3ページもありますから。びっくりです。二軍の試合に出るだけでも大変そうで、その二軍も当然ながらぶっちぎり優勝でした。9勝無敗のバンデンハークは交流戦まで二軍にいたのであって、一軍はカープ戦が初先発だったのを覚えてますし。ソフトバンクの二軍がセリーグに入れば4位ぐらい狙えると思いますよ、冗談抜きで。南場さんもこうやって根を張る戦略に進めば強くなるしファンは増えて経営はさらに良くなるでしょう。なんったって地盤が横浜なんだから。

3802e12b-sセリーグはヤクルトが順当勝ちですね。リーグ優勝してグラウンドでビールかけして、そのあと夜中の2時に山田、川端、畠山が神宮球場近くの立ち食いソバ食べてるのをフライデーされてました(左)。このソバ屋、僕はいつも試合前に腹ごしらえしてるところでね、早くて安くてうまいんです。夜中だからというのもあるでしょうが、この庶民性は親しみがわきますね。そういう寝不足二日酔いの連中が翌朝に新幹線で5時間も移動して疲れてどうでもいい試合に臨んだのに、それに負けてCSを逃した情けないチームもあったわけです。甲子園の誤審もへったくれもないですね。

巨人は打てませんね。阿部が当てに行って打率稼いでますが、当てる技こそが凄い、天才ですね。でも阿部がそれだとホームランの怖さがない。こんな巨人は見たことがありませんね。彼以来は和製大砲が育ってなくて外人頼みになって、その外人が不作でぺんぺん草も生えない。広島と同じですが勝負強さの差でここまできてる。

最近わかってきましたが、僕が愛してるのはどこかのチームというより実は野球というスポーツそのものであって、野球が見たくて球場に行ってます。多摩川の子供の試合でもジョギングがてらに見てますから、プロだアマだうまいのへただのは超越してます。

多摩川べりは結局戻ってきて今も住んでるわけですが、育ったところでもあり野球を覚えた所でもあり、もう人生と混然一体をなしていて抜き差し難い。ゴルフだって一時は夢中で公認ハンディ8までいったのですが、他人のを見る興味は今も昔もありません。

こんな大好きな野球を見るに、わざわざ弱いチームを応援してストレスをためるなどナンセンスであって、いつでも手軽に行ける神宮をホームとするヤクルトの試合を観られれば充分です。しかも山田、川端、畠山というタイトルホルダーがそこにいるんだから。

 
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祝優勝・ヤクルトスワローズ

2015 OCT 2 23:23:02 pm by 東 賢太郎

やっと決まりました。TVにかじりついていたわが家も、この瞬間に歓声につつまれました。

yakult今年は神宮でたくさんいいゲームを見せてもらいました。心から祝福です。

ノイも参加であります。

yakult1

しかも阪神に勝ってくれてありがとう。同時にやっていたマツダスタジアムは広島カープが主砲・前田健太のツーランホームランのみで中日をたおしました。

ヤクルトの選手のみなさん、今日は思いっきり飲んで騒いで、明日はぼちぼちでたのんます。

 
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今年のプロ野球引退選手は重たい

2015 SEP 27 20:20:29 pm by 東 賢太郎

毎日野球のことばかりですいませんが、今年のセリーグほど最後までもつれるのは珍しく、今日は首位攻防の巨人・ヤクルト戦をメインに3位争いの広島・阪神戦、それから大谷が投げる日ハム・オリックス戦をチャンネルを数分おきにやりくりして観ました。パリーグの3位も気になるんで西武・楽天戦、ロッテ・SB戦も観たいのですがさすがにむりでした。

ヤクルトは石川が投げて打ってで2-1で勝利。マジック3が点灯しました。巨人・菅野を引きずり降りしましたが、田原、戸根、宮国と1軍半の投手が死に物狂いで投げ、さすがの重量打線もそう点を取れない感じでした。8回、2死3塁で阿部をむかえたところでクローザーのバーネットを投入、降ろされたオンドルセクがむかっとした顔をしてベンチへ向かう。真中監督、渾身の指揮でしたね。2年連続最下位だったチームを引き継いでいきなり優勝となれば歴史的快挙でしょう。

阪神は広島ごときにもったいないと藤浪を温存し、4連敗の岩崎をぶつけてきました。能見、岩田と左・左と来て、左ならなんでもいいだろうという感じですが格落ちの投手でしたね。丸の先頭打者本塁打などでいきなり3点でKOでしたが、まあ当たり前です。ジョンソンは14勝でマエケンに並びハーラートップに立ちました。もう1回づつ勝って2人トップもあり得ます。最多勝投手がふたりもいて4位となればこちらも歴史的快挙でしょう。

熱戦の陰で、今年は40代ベテランの引退が相次いで発表されました。中日の小笠原、和田はまだできる。もったいないですねえ。カープならクリーンアップですよ。谷繁のインサイドワークはカープの天敵でした。オリックスの平野、守備上手かったです。谷は巨人に行かなきゃ2千本打ててましたね。高橋尚成は全盛期は上原と両輪でよくやられました。斎藤隆の全盛期は速かったです。朝倉健太はついこのまえ神宮のブルペンで目の前でいいタマ放ってたのに。

西武の西口は準完全試合1回、9回2死までノーヒットノーランを2回、そして、9回まで完全試合も0-0で延長10回に打たれたのが1度。三振の取れる投手でした。記録上はともかく、僕の中では完全試合達成者として記憶されてます。木佐貫洋ですが、明治神宮野球大会でカープに入った永川の先発試合を見て150km代の剛速球で完封だったんですが、亜細亜大学はこんなピッチャーでもエースになれんのかと驚いたものです。

そして昨日ついに中日の山本昌までが引退宣言しました。50才でプロの投手というのは想像を絶します。球速がなくても通用してきたわけです。若くて体力があるのにブレークできない投手は参考にできることがたくさんあるんじゃないでしょうか。体も強いんでしょうが、研究、研鑚でしょう。単なる努力だけの人と何か違うはずですね。彼は多趣味で有名で、全日本選手権で4位に入賞したラジコンと甲虫(カブトムシ)収集はプロ級だそうです。いわゆるオタクなんでしょう、ピッチングのこだわりも半端じゃなかったということでしょうか。

最後に、カープの栗原健太。これはショックです。まだ33,4でしょ。そんなにヒジ悪いのか?高卒はえぬきで4番がつとまった逸材です。チャンスにも強く追い込まれても右打ちができ打率も良かった。栗原がいてくれれば同じ東北のヤクルトの畠山クラスになって今年の優勝もあったかもしれない。ここぞで打って溜飲を何度も下げてくれました。本当にありがとう。戦力外らしいですが引退はしないでほしい、どこかで何とかやって欲しいです。

 
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山田の2打席連続ホームランに驚愕

2015 SEP 25 1:01:51 am by 東 賢太郎

昨日書きましたとおり、山田を見に神宮へ行ってきました。そんな酔狂な人はいないのでもちろんひとりです。相手はDeNAで、前回に引き続き雨天の観戦となりました。野球はやるのも見るのも雨は困ります。今日は開始前からけっこう降っていたので仕方なくレインコートを買いました。

一塁ベース横、ヤクルトファン真っただ中の前から2列目はこういう風に見えます。

jingu11

先発はライアン小川と新人左腕の石田でした。石田は何度か先発してそこそこの成績であり、今日も悪くはなかったと思います。

さてお目当ての山田の初回第1打席、石田の初球は内角高めストレート。バットが一閃、ボールは高く上がってレフトのポール際に飛び込む35号ホームラン。よくもあんな胸元を詰まって!いきなり度肝を抜かれます。

第2打席は3回でした。石田が警戒しスリーボール。ストライクが入りライトスタンドから「もう一本」コールがあがりはじめました。そして今度は変化球をひっぱって、もっと高い弾道でレフトスタンドへ!2打席連続の36号ホームラン。雨であんまり入ってない球場でしたが怒涛のような歓声で何も聞こえません。

この2本目は一瞬まさかと思い、目が見たことに頭がついていきません。高く舞い上がった球が空中で止まって見え、ゆっくりとスタンドに吸い込まれていくのは何か映像のリプレーでも見たかのようです。体がしびれ、頭がくらくらして、大声で、下品な東京弁で、「すげえ!」のひとことを発してしまいました。するとそれをきいた隣りのヤクルトファンも大声で「すごい、すごすぎますよね~!!」。そりゃすごいです、あの当たりがすごくなくてなにがすごいんだ?もうわけがわからないぐらい興奮しました。

もういちど書きますが、山田を見に行ったんです。そこでこれです。で、あまり喜んだもんでそこからは僕もヤクルトファンと思われ応援団に入れられてました。8回ぐらいに他球場の途中経過が電光掲示板に出ました。

「あーあ、巨人勝っちゃいましたね、ほんと広島って弱いですね」

と隣りの人。

「ほんと弱いですね」

と僕。

結局、小川、秋吉、久古、オンドルセク、バーネットとつないでヤクルトが4-2で圧勝でした。巨人には行ってほしくない。ヤクルトファンになるしかない心境ですね。少なくとも今日で完全に山田ファンになりました。

 
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なぜカープは打てないの?(当たり前の質問に当たり前の回答)

2015 SEP 24 1:01:45 am by 東 賢太郎

打線というのはつながり=得点力です。ホームランというのは、全試合全打席立っても600程度ですから、30本打ってる4番打者でも100打席でたった5本です。ドカンと一発の威力が絶大なのはもちろんですが、その4番を投手が恐れて歩かせてしまい次の5番に打たれる、あるいは前の3番を歩かせたくなくてストライクを取りに行って打たれる等々、4番が打たなくても「つながり」で点が入るという増幅効果の方がチームとしての得点力には効きます。

つまり強力な4番の仕事は打つだけでなく相手を威圧してつながり(点ではない「面のパワー」)という眼に見えない得点力を生むことにあると言えましょう。

ところがこれには条件があって、3番の出塁率が低いと4番が回の先頭打者ということが増えて威力が削がれますし、5番が弱いと4番は安心して歩かされます。歩かせてもいいとなればコーナーを攻められ、4番も調子を落とすことだってあります。同じことは3番と2番、6番と5番の関係にも当てはまります。

ですから「2,3,4,5,6番の5人」の人選、並べ方はチームの打線の得点力を決定づける、ラグビーならスクラムにあたる重要な要素です。

1番打者ですが、もちろん重要です。ただ1番は出塁率、走力がポイントであり、本稿の論旨として広島を見るに、1番打者が多かった丸は打率や勝負強さはともかく四球が多く、出塁率は12球団で遜色ありません。また16本塁打は1番としてトップでもあり、丸の1番のせいで広島の得点力が劣化したとする批判はあたりません。

6番打者ですが、もちろん重要です。これについては後述します。そこでまず、スクラムから6番をぬいた、「2,3,4,5番の4人」の数字から検証してみましょう。

以上をよく頭に入れて、ソフトバンク、ヤクルト、広島の2~5番打者の打率(カッコ内は本塁打数)をごらんください(9月23日現在)。

中村.295(1)・柳田.363(32)・内川.285(11)・李.288(29)

川端.335(7)・山田.328(34)・畠山.270(26)・雄平.271(8)

菊池.266(8)・新井.270(7)・エルドレッド.235(17)・梵.237(6)

4人の平均を見てみましょう(本塁打は少数点以下切り捨て)。

ソフトバンク .307(18)

ヤクルト    .301(18)

広島       .252 (9)

ソフトバンクとヤクルトは互角であり、広島はスクラムで100kgの巨漢たちに押しつぶされる80kgの弱小ラグビーチームのイメージです。相手投手はそういうイメージをもって投げてくるので広島戦はサービスゲームで気楽でしょう。だからきのう畠山に「館山さん、1点あれは充分でしょ?」なんて満座でおちょくられてしまうんです。逆にヤクルト戦に投げる広島の投手は試合開始から2,3点ビハインドぐらいのハンディ戦のプレッシャーを感じて投げているにちがいありません。

広島は明らかに3番新井が弱いのです。打率も本塁打も。彼が男気でチームを鼓舞したことは事実だし、僕も男気で彼をほめてやりたいのはやまやまなのですが、数字は数字で統計値なので他に解釈のしようがありません。同じ3番打者の柳田も山田も、打つだけでなく30盗塁しています。ヒットはもちろん四球ですら走られて2塁打になってしまうのだから絶大な得点力です。昨日のカープ黒田ほどの投手が2度もそれをやられ、4番畠山に2度とも打たれて得点されてしまったのを見ればわかります。

もしカープの3番に柳田か山田がいたら?菊池もエルドレッドももっと打てた可能性があるのは上記の「面のパワー」に書いた通りです。そしてエルドレッドの打率の低さも、これはこれで新井にプレッシャーを与えて新井を打てなくし、5番が梵だろうが小窪だろうがこの程度ですからエルドレッドが今度は打てなくなる。「面のパワー」は逆回転すると負の連鎖になるのです。正の連鎖のヤクルト、負の連鎖の広島、これで勝つ方が不思議であります。

以上は2~5番打者の数字でした。ではここで、6番打者を書き加えてみましょう。

 

中村.295(1)・柳田.363(32)・内川.285(11)・李.288(29)・松田.291(34)

川端.335(7)・山田.328(34)・畠山.270(26)・雄平.271(8)・バレンティン?(?)

菊池.266(8)・新井.270(7)・エルドレッド.235(17)・梵.237(6)???

 

カープファンの皆さん、カープは誰がよろしいですか?

 

シアーホルツ.250(10)、ロサリオ.260(2)、グスマン.230(3)、田中.266(6)、鈴木.286(5)、堂林.212(0)、松山.286(6)、會澤.250(6)・・・もう面倒くさいので割愛しますが、どんぐりをどう並べかえても大勢には何の影響もないことがお分かりいただけるでしょうか。そんなつまらないこと悩むぐらいなら、クリーンアップ全員さしだして松田に来てもらって4番にしたほうが・・・あり得ませんですわね。まあ緒方の采配も大いに問題なのですが、そんなこと以前に、広島は誰を出してもどう並べても、全選手のスクラムで負けているのです。

これでまがりなりにも4位にいるのは、いかに先発投手陣(といっても黒田、マエケン、ジョンソン、福井だけ)がこの「貧弱な体格」を補って奮闘してくれたかということ、それに尽きます。マエケンは来年いない、黒田の引退は遠くない、それで残るのはこの打線ですか?これで優勝だの日本一だのと願うのは自由ですが、100m12秒も切れない子にオリンピック出てねと応援する親ばかの母親みたいなもんですね。

これは球団の経営ポリシーの帰結です。つまり和製4番打者候補は投資効率が良くないので採らない、育ったらメジャーかFAで高く売って差益を得る、野手はダメだが投手はメジャーにも販路があるから良い素材に投資する、その利益で大砲とエースは外人を安く買って使い捨てる、幹部候補(というか単に愛い奴)は監督、コーチのポストを保証して残す、「親ばかの母親」を大量に作って果たせぬ夢を売り続ける、というビジネスモデルで、それで黒字にできるのですから経営という側面だけ見ればしたたかさを高く評価できます。

広島市民の方にとっては、果たせぬ夢であろうとも地元で巨人戦が見られて地元の子が全国区で活躍する姿を見るだけでいいということなんでしょうか?ズムスタはサーカスかテーマパークみたいなもんなんでしょうか?勝ってほしいと50年もまじめに応援してしまった東京人の自分がなさけなくなります。

前回書きましたとおり、ヤクルトがほぼ間違いなく優勝すると思います。去年の最下位チームが優勝、これが偶然ではありえません。マウンド、そして今回書いた打線のつながり。その要が山田であることは明らかです。神宮にはDeNA戦も見に行きますし29日の広島戦も買っております。山田を見るためなんです。彼は凄まじい練習をしてここまできた。僕は2年前から1,2番を打っていた彼をずっと見ていましたが、まだトリプル3をやるなど想像もできなかった。そのころの広島とヤクルトの関係は去年の

広島vsヤクルト(神宮)観戦記(菊池のタッチアップに驚く)

菊池、田中が出てきてやりたい放題に躍動し、ヤクルトは「お客さん」でこの年は最下位だったんです。でもよく読むとこの試合で山田は大瀬良を打って4の4だった。ここからの1年で彼が大化けし、当時から中心選手ではあった川端と畠山の間の3番に座ってみたらチームも大化けしました。これぞ面のパワーです。そして野村監督のもと、こんなに元気で強かったカープが緒方になってお通夜みたいになった。黒田、ジョンソンが新たに加わったのに!この盛り下げパワーの威力には絶句するしかありません。

僕は山田の伸びかたにほれこんでいます。血の出るような努力する奴はどんな世界であれ、僕は大好きなんです。ドラ1のはずれのはずれですからね、意地もあると思う。彼のスイングは凄いです。黒田を打って当たり前という自信に満ちたスイングをしています。足も凄いです。黒田-石原を歯牙にもかけず2度も初球から走っています。匹敵するのは柳田のみ。ふたりともそれだけで5千円払う価値ありますね。29日は試合はどうでもよくて、前田健太を見られるかな、これが最後かなと思ったから。でもローテがずれて戸田あたりになっちゃいそうでがっくりですね。

 
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セリーグはヤクルトが有利か-マウンドの秘密の巻-

2015 SEP 20 16:16:52 pm by 東 賢太郎

先日、神宮でヤクルト・DeNAをヤクルトのブルペン側からじっくり見てきました。見たというか、観察ですね。どうもこのまま優勝しそうだしCSも勝つように思うからです。長年いつも神宮球場で見てますから実はヤクルトの選手は最もよく見て細かいことも知ってます。東京なのに巨人と比べ人気が劣り不憫です。判官贔屓の僕としては巨人よりヤクルトに勝ってほしいという気持がありますね。まあ傘振りはしませんが・・・。

またどうでもいいんですが、神宮球場というのは僕の高校時代のまんまのレトロがよくって、便所も昭和から一切の進化がないしスタンドの造りも傾斜も一緒だし。個人的にもベンチもはいったし一塁側で場内整理のおにいさんのバイトまでしたこともあったりして、とっても思い出の場所です。これがオリンピックでなくなるらしいのでとにかく見ておきたいというのもあります。

ではヤクルトについてですが、まず今回はマウンドから。

マウンドとは球を放る小山のことで、近くで見ると古墳のミニチュアみたいです。登って見るとけっこう高いのですが、高いとはその頂上から球を投げるとなると踏み出した足は10-15センチだけ標高の低い山の中腹に着地するからであって、熟練と足腰の安定がないとストライクはまず行きません。野手が遊びでやってもたいがい高めに行ってしまうわけで、野手は全員が平地、平野で投げてるので同じ投げるといっても投げ方に互換性が低いのです。投手は別人種の山岳民族であるといって過言ではありません。

踏み出した足(右投手なら左足)が着地して、ぐいっと体をひねって体重を乗せるので、スパイクが回転して底の歯で掘れてだんだん深い穴ができていきます。場所は人によって違う。球を離すのはそっちに体重が乗ってからなので、そこが安定しないと流れの最後で肝心のコントロールが定まりません。これを気にしない投手はプロアマ問わずいないでしょう。ソフトバンクのサファテは広島時代に「日本は穴が深くてとても気になる」といっています。彼がクローザーであって、出てくるまでに何人もが踏み荒らして穴ぼこを開けてることは割り引いても、アメリカより日本の方が「穴が深くてできやすい」ということは多くのプロの投手が証言しています。

マウンドには高さが高い・低い、傾斜がきつい・なだらか、土が固い・柔らかい、によって個性というかバリエーションがあります。プロのマウンドの高さと傾斜は規定がありどこも同じということになっていますが、昔の神宮球場なんかはベンチから見るとマウンドまで全体がなだらかに傾斜してる感じでマウンドだけの高さってどこから測るんだろうと思ってました。それと、土の種類は決まりがなくて固い柔らかいは差があるようです。日本は米国より土が柔らかく、だから穴が掘れやすくてサファテが困ったんだろうと思われます。作った時に計測どおりでも毎日穴があいて土盛りが少なければ傾斜はきつくなっていきますし、傾斜のルールはけっこう甘い可能性があると僕は見ています。

神宮球場は今年から傾斜がついて土が固くなったのは有名で、ヤクルト石川みたいなコントロールが生命線の先発投手は柔らかすぎるとクレームしてたそうです。石川は先日初めてブルペンのすぐ横で見ました。彼の記事は小さな大投手路線の脚色があって、「身長167cmでスピードはないが」が枕詞ですがとんでもない、速いですよ。立ち投げでうわっ速いなと思わず声が出たぐらいで、135kmという数字に出ない威力があって、僕は怖くて捕れません。そのストレートがあって、あんまり速度の落ちない変化球が各種あって、絶妙の制球力があって、配給がうまくて、だから彼は大投手なんですが、彼のタイプで踏み出した足が固い土で固定しないと嫌だというのはよくわかります。

マウンドの斜面の傾斜角が大きいと身長があって投げ下ろす投手には有利で、神宮はいままでがのぺっとしてた分、普通になっただけでも外人投手にはプラスでしょう。すなわち単純に書けば、固くなった+傾斜がついた=米国に近い、であって、7-9回をロマン、オンドルセク、バーネットと並んだ外人3人の威力が増幅できるわけです。ホームのアドバンテージだから自由でありマウンド改築はそのためだったと僕は考えてます。先発の枚数が足りないのをそれで補う。強打線で6回までに1点勝っておいて、7-9回は外人の球威で封じるということです。

余談ですが、名古屋ドームは「固くて高い」が定説です。高さはいじれないので傾斜でしょう。ホームの中日投手が先に投げるので、先に穴をあけます。これは非常に有利。相手投手は土が固いと自分でそれを掘り返して修復する効果があまりなく嫌でしょう。三塁側ブルペンのマウンドはグラウンドのと具合が微妙に違うという指摘もあります(中日側は否定)。中日の吉見投手が今年5月に着地する足のかかとが土にひっかかって投げ損ねたという記事があり、自軍の投手ですら異変を感じています。カープが名古屋でぼろぼろにされましたが、メジャーに慣れた黒田が勝てず、外人で12勝のジョンソンも中日戦はマツダで3勝なのにナゴヤでは2敗です。なにかホームの地の利で計略を施したとしても最下位なんだからトータルには失敗ですね、ところが広島にだけはそれが局地的に凄く効能があったということなら不幸なことでした。

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高めのストレートは投手のプライドである

2015 AUG 31 22:22:18 pm by 東 賢太郎

さっき終わりましたがU-18野球ワールドカップは

日本 15-0 チェコ

で大分商の森下が7回無四球12奪三振の3安打完封でコールド勝ちでした。森下くんは甲子園は出てませんが好投でした。これで日本は1次ラウンド1試合を残し、3日から行われるスーパーラウンドへの進出を決めたそうです。

米国に完封勝ちするチーム相手にチェコは健闘だったと思います。欧州も最近は強いですよ、王貞治の本塁打記録を抜いたバレンティン(ヤクルト)も今季7勝無敗のバンデンハーク(ソフトバンク)もオランダ代表ですしね。

大差ゲームは自分も経験があって、7回9-0のコールド負けがありました(高1、東京都秋季大会、国学院久我山)。逆に5回10-0のコールド勝ちもありました(27才、ニューヨーク日系企業トーナメント、三菱商事)。いずれにしても男として凱旋も屈辱も忘れようのないレッスンであって、両方ともはっきりくっきりと覚えてます。

特に9-0の負けの時、「バカヤローおまえ、もっと悔しがれよ」と先輩に怒鳴られたんです。1年生だったし相手は甲子園級で、とにかくそんなにポカスカ打たれた経験なかったですから悔しさも忘れ茫然としてたようです。

硬式で投手をやるのはそれなりのタマを放るということで、特に高めのスピードと伸びです。高めは20mのキャッチボールで胸の高さ。それがグーンと伸びて正確に相手の胸にパシーンといかない人がピッチャーをさせてもらうということは、古今東西どこでもあり得ません。自分もいいタマ行ってたと思うし、相手が普通の人だとその距離では危険であって本気で放れなかったです。

このキャッチボールすると怖い、アブナイという感じはなかなかお伝えしにくいです。元西武の投手とゴルフしたとき「工藤さん(現SB監督)とやってて急にカーブ投げられて殺されると思いました」と。投手のタマってそういうもんなんです。プロの練習みてると、内野手のタマでも充分凄味があります。元投手だったりですが、それでもプロでは投手はやってないのです。

だからマウンドからでも高めのストレートいうのは投手のプライドです。勝負して空振りの三振を取りたい。今日の森下くんはそれができて気持ちよかったはずで、年甲斐もなく見てて嫉妬してしまいました。だから反対のことも言えて、それを打たれるとショックなんです。これから野球をご覧になるとき、気をつけて見ると楽しいです。

きのう、カープの一岡投手がDeNAの主砲・筒香を外角低めストレートで見逃し三振をとりました。グーンと伸びるいいタマでした。で、次のロペスの初球、甘い外角高めのスライダーをレフトにホームランされた。一岡はやっちゃいけないことやった、もったいなかったチクショーとは思ったろうがショックはたぶんないです。

なぜならあれはコントロールミスですが捕手の配球ミスでもあって、しかも直球を打たれたわけじゃない。ダメージないです。まずかったのは四球の走者を置いて打たれた捕手・嶺井のホームランです。これは渾身の高めストレートで体重の乗ったいいタマでした。要は自信の勝負球です。筒香を三振にとってるから自信があった。これを完璧なフルスイングでバックスクリーンに叩き込まれたのです。

それで1点差が3点差になって勝負が決したことより、自信を粉砕されたことこそショックで、投手経験者ならわかる。あれはへたするとダメージが残るんです。次からダメになることはなくても、ちょっとしたときに投げる瞬間に指がその恐怖を思い出して、また打たれたりする。そうするとまた次も、と悪循環します。大瀬良がやっぱりオープン戦で日ハムの中田に同じ球をバックスクリーンにぶちこまれて、交流戦の中田におかしかった。あとは一岡の性格次第ですが、あれは嶺井がすごかった、絶賛できますね、だからあっさり忘れちゃってほしいです。

高めのストレートで忘れられないのは、だいぶ古いですが、全盛期の江川卓と晩年の山本浩二の対戦です。試合は巨人が10-0ぐらいで勝っていてもうどうでもいい。法政の先輩後輩のプライドの対決でした。江川は全球高めストレートで、山本はそれを全部スイングしてファウルチップ。見ている方も何が行われてるかわかってるので球場が固唾をのんで緊張します。たしか7,8球ファウルが続いて、ついに最後の渾身の一球を、なんと会心の一撃でレフトスタンド中段にホームラン。どちらも千両役者でした。

あれはきっと江川も納得で、浩二さんさすがですと気持ちよく脱帽したのでしょう。高めのストレート、ドラマがあるんです。

 

プロの投手と対決した思い出

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