コリジョン・ルールは野球を滅ぼす
2016 JUN 16 2:02:17 am by 東 賢太郎
先日の広島・西武戦のこと。本塁に突入した菊池がアウトという判定だったが、ビデオ判定によるコリジョン適用によってセーフ、広島のサヨナラ勝ちという信じがたい場面があった。
この阪神・巨人戦もそう。
どっちも「捕手があらかじめ走路をふさいだら適用」ってことが明々白々であり、そんなら最初っからセーフにしろよだ。しかし主審はアウトのコールしてるし金本は怒ってるから監督にもそういう了解はないらしい。
あっ緒方さん怒ってる、やばいやばいそういえばそんなのあったよなという感じで主審は緒方をいなし、緒方は察してすぐ引き下がる。審判団は雁首そろえて西武ベンチに仁義を切りに行く。ごめん、怒んないでねだ。この時点でもうセーフは見えている。長々とビデオ判定があって(そんなの見なくても一目瞭然だ)、ごめん、やっぱりセーフでした、さようならだ。
審判団が西武ベンチへいった時点で観衆は「何があったんだ?」と、関心は一気にそっちへ行ってしまう。球場は静まり返り、ついさっきのホームベース上のきわどいタッチプレーの興奮などふっとんでしまう。
ゲーム中でも思いっきりしらけるが、それで勝敗が決まる、しかも最も劇的な「サヨナラ」という幕切れシーンでそれが起きてしまった悲劇的な事件ということで、あの広島・西武戦は永遠に記憶されるだろう。
審判も監督も選手も解説者も、よくわかってない。
送球がそれて捕手の足がラインを超えたらどうなんの?走路はふさいでるが股の間があいてれば危険なブロックじゃないからいい?僕もまったくわからない。
審判は「条件反射」でアウトをコールしてしまう。それはプロの鍛錬のたまもので決して批判できることでもない。捕手がどっからどう見ても素晴らしいタッチプレーを眼前でやっている。それを「お前知らないの?それ違反なんだよ」と切符を切る、そんなことできないというものかもしれない。
つまりコリジョンは野球の大事なワザとして選手も審判もプロフェッショナル達が鍛え上げ、見せ場とし、それを目の当たりにする観衆も大興奮するホームベース上のタッチプレーという「華」を摘んでしまう。ルール変わりました程度で変わり切れない野球の神髄、体に染みついている大事なものを殺してしまう。
挙句の果てにコリジョンじゃないプレーまで監督はビデオ判定を要求するのが当たり前、というかダメっぽいのも要求しないと怠慢みたいになってきた。実にばからしい。
その間、わけのわからんブレークで白けさせられた上に我々観客は長々と待たされる。上のビデオみたいに、ルール上は明らかにセーフという「誤診」までポーズだけのビデオ判定で待たされる。客はまだいい、投手は肩が冷えるしセーフに覆れば怒り倍増だ。試合をぶち壊してしまいかねない。
特にかわいそうなのは捕手で、世が世ならみんなフィンプレーで、これをやるために少年野球から営々とブロックの技を磨いてきている。ところがそれに警告なんかが出てしまう。人生の全否定みたいなもんだ、なんてこった。
アメリカで決まったわけであっちがどう運用してるのか知らないが、まったくどっちらけであり野球の醍醐味を削いでしまう愚策としか言いようがない。こんなバカなことをやっていたら野球は下火になりかねない。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
日本、韓国に信じ難い逆転負け
2015 NOV 19 23:23:55 pm by 東 賢太郎
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 韓国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 | 6 | 1 |
| 日本 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 0 |
先発の大谷は6回までノーヒットノーラン、7回投げて被安打1で11奪三振。球数は80台で楽々完封できるペースであり顔つきでありました。そのままいけたんじゃないかなあ・・・もう今年は投げないんだし。こんな規格外のピッチャーが投げていて、7回で3-0だった試合が逆転負けというのは人生であまり記憶にありません。今年の広島カープの緒方迷采配ぐらいですね。
小窪さん、ピッチャーは顔を見てほしい。則本が打たれたのはいいでしょう。満塁の松井ですよ。前回の韓国戦、9回に出てきてポンポンと打たれた時の顔。零点に抑えはしたがびびってました、はっきりと。どういうわけか松井に信頼が厚い。たしかにいいピッチャーだけど、あの顔見たら僕だったら2度と使いませんわ。その松井の逃げの押し出しの1点が痛すぎました。
韓国が強いということですね。強いバッターが並んで怖い打線でした。投手は日本よりはるかに落ちますが、それから3点しか取れなかった打線。結局、中田の神憑り的な活躍でここまで来られたということでしょう。その韓国打線を相手に2試合投げて13イニング3安打完封21奪三振だった大谷君、世界最高の投手のひとりだ。凄すぎて神の領域です。ほんとうにご苦労さまでした。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
前田健太の最後の勇姿
2015 NOV 16 23:23:11 pm by 東 賢太郎
プレミア12は今日からサドンデスに入りました。プエルトリコは前々回にマエケンをたてて3-1で負けた相手です。
| プエルトリコ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 7 | 1 |
| 日本 | 1 | 0 | 1 | 2 | 0 | 1 | 2 | 2 | X | 9 | 13 | 0 |
相変わらず強いです。PL学園(前田)、大阪桐蔭(中村、平田、中田)、履正社(山田)、横浜(筒香)、帝京(中村晃)、やっぱり名門校卒はウルトラエリートです、つくづく思いました。満を持して登板の先発、前田健太。7回無四球7奪三振で無失点。今日のピッチングをされたら誰も打てないでしょう。メジャーのポスティングでの前田争奪戦は激烈になるのでは。今日が日本で投げる最後かもしれないと思うと感無量でした。
以前に書きましたがマエケンの凄いのはリリースで頭が動かないのです。球離れの瞬間にバッターの反応を見すえている感じで、バットを引くバックスイングを見て計算して投げれているイメージなんです。そして投げた瞬間から全身が内野手になってます。そこまで自在に打者とかけひきして、ミットに正確にコントロールできて、それでいながら150キロもスピードが出る。どんな強打者でも討ち取れる術を天性として身に着けた勝負師です。マー君ともダルビッシュとも違う神業です。
彼の一番の武器は手元までぎりぎりに来て急に曲がる速いスライダーですが、今日はそれよりも右打者外角低めのストレートが必殺の武器でした。凄い!ピッチャーのはしくれとして書かせていただきますと、すべての投手はあれが投げたいし、あのコースを毎日練習します。でもさすがのプロでも今日のマエケンのそれは殆ど投げられないでしょうし、あの威力と精密な制球力がないと大事な一戦でフォーシームは投げられないでしょう。スタンドの鳴り物がないのできこえた嶋のミットの音が最高の快感、最高の野球の醍醐味でした。
最終回にやはり150キロ以上出ていた抑えの増井がスリーランを喫したように、台湾をサヨナラ満塁ホームランで沈めたプエルトリコ打線はパワフルでした。それを7イニング、ぐうの音も出ないほど完璧にねじ伏せ、相手投手のリズムまでおかしくしました。何十億円の男です。インタビューをきいていつも思うのですが、冷静沈着、礼儀をわきまえた聡明な男でもありますね。広島のエースなんかじゃない、日本のエースであり誇りです。黒田に次ぐメジャーのエースになってください。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
ここぞに強い男は何十億円もらってもよい
2015 NOV 15 23:23:27 pm by 東 賢太郎
ハラハラする試合でした。世界野球プレミア12です。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ベネズエラ | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 9 | 0 |
| 日本 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2X | 6 | 12 | 0 |
39歳とはいえメジャーで156勝のFガルシアの変化球は鋭く5回以降はヒットが出ず。それを崩したのは山田、川端のヤクルト勢でした。山田の気迫のセンター前、そして川端の技ありの2塁打は最高でした。そして、何とか打ってくれという場面で筒香が敬遠され、打ってくれたのはまたしても中田翔。4-3で勝ったと思ったら松井裕が9回に打たれて5-4と逆転されます。
今日はダメかと思いましたが、その裏、今度は今宮、中村晃のソフトバンク勢が打って逆転サヨナラ。こいつら、ほんとにすごい。リーグ制覇の2チームが強いわけです。中田翔は公式戦がどうあれ日の丸背負ったここで毎試合「ここぞの男」になってるのは値千金であり、誰もできないことをやっている。
どうでもいい試合で打率稼いで3割なんて何の価値もないですね、これにくらべると。打率2割でも彼は何十億ももらってOKであります。勝ってナンボの世界ですから。
さすがに小窪監督の選んだメンバーはすばらしい。ここぞの男が揃ってます。投手は100球投げられるからまだいいです、打者は4回しかないから一発必中、必殺仕置き人のスナイパーじゃないとね。大阪桐蔭の3人組(中村、平田、中田翔)はそのムード持ってますね、打席の雰囲気からして。
ここぞに弱いプロアスリートやチームなんていったい世の中に何の存在価値があるんだ?誰か教えてくれ。みなそれで飯を食ってる勝負師ですからね、素人よりちょっとうまい野球芸人にすぎませんね。そんなのを見て負け試合にカネを払う奇特なファンもいるわけだからべつにいてもよろしいが、億単位のカネをもらう男の列には加わって欲しくない。永遠にありえませんわ。
ところで今日はひとつ嬉しいニュースを見ました。元広島カープの4番、栗原健太(33)が楽天イーグルスに入団決定したそうです。僕は近年は広島というより彼が好きだったんです。広島に皆無の「ここぞの男」だったから。僕の待ち受け画面は、スマホはノイ(ねこ)ですがPCは神宮で打席に入る栗原なんです。頑張ってほしい、応援します。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
ホークスの野球は圧倒的最高水準である
2015 OCT 29 22:22:55 pm by 東 賢太郎
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 10 | 0 |
| ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 |
最後の頼みの綱の石川が4回にイデホにツーランを浴びてしまい、あそこで緊張の糸が切れました。
それは伏線があって、3回に上田が四球、川端がヒットで出た押せ押せのチャンスで山田が三振、あれがすべてでした。長い攻撃で気をもたせて零点。そこから先発石川がおかしくなりました。次の回、イデホの当たりはビデオ判定で中断してやっぱりホームラン。そして次の回、石川はついに投手スタンリッジまで警戒してしまって信じ難い四球。そこで出た川端のエラー・・・。
結局シリーズはホークスの4勝1敗でしたが、よく1勝できたなと思うほど実力差はかけ離れてました。高校野球でいうなら、甲子園優勝校をホークスとするなら、地区予選の4回戦あたりで倒した相手がヤクルトというところでしょう。10回やって1勝できるかどうか、それが5試合で1回勝っちゃった、よくやったね、というイメージであります。
スタンリッジは打てそうに見えましたが、ヤクルト打線がホークス投手陣の剛速球とタイミングをずらすカーブの残像で縮こまってしまい凡打の山でした。5安打しましたがぜんぶ単打で点が入る気配がないのはシーズン中の広島打線を思い出して懐かしくもあり。7回から剛球の救援陣、森、バリオス、サファテにかわると、もう気持ちは消化試合モードの観戦になってしまいました。
山田は3連発のあと五十嵐に三振取られて、あれ以来変になってしまった。バッターっていうのは不思議なものです。やっぱり、投手は球が速いのが最も打ちにくいんですね。ホークス投手陣のボールの速さ、強さ、破壊力はセリーグにないもので、打っても外野に飛ばない感じ。打線のつながりと選球眼とねばりとフルスイングの迫力もさることながら、投手陣の能力の高さは目に焼きつきました。最高水準の野球を見せていただきました。
さあこれで、年に二つしかない季節が後半の「野球のない季節」に入ってしまいます。寂しいことです。ここからやってくれるなら冬はオーストラリアに住んでもいいなとさえ思います。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
ヤクルト痛恨の敗戦、館山の不調が痛い
2015 OCT 28 23:23:18 pm by 東 賢太郎
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ソフトバンク | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 6 | 6 | 1 |
| ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 | 9 | 1 |
惜しい試合でした。先発の館山がまったくの誤算。例のリーグ優勝がかかった広島戦をネット裏で観ましたが、本塁打2発で3失点KOだったあの時と同じです。右打者にシュート回転した球が真ん中にはいってしまう。イデホに左中間を破られたのがそれ、そして試合に出てなかった捕手の細川にも。しかもその直前にファーストのファウルフライを畠山が深追いして捕れず、それが災いした失点だったのが痛すぎます。あれはライト雄平が捕らなきゃいかんでしょう。この回で昨日の山田が作ったミラクルムードがいっぺんに盛り下がってしまいました。
ヤクルト投手陣は9つも四死球を与えてしまいました。ホークス打線の圧力、威圧感に押されましたね。特に1、2番の福田、明石は構えからして何かやりそうで、塁に出るとかきまわしてイデホのヒットを呼び込んだと思います。そして、これも残念だが5回に出した松岡をひっぱって6回、その細川に不用意なストレートを投げてレフトにありえないホームラン。今季は59試合しか出ず打率1割でホームランなしの打者にこういうところで打たれてしまう。あの回から秋吉でいくべきだったでしょう。
ホークスが強いのはこの「ありえない」が起きてしまうところです。第1戦で松田が本塁打を打ったら打線が爆発して6連続安打でしたが、そんなことは6人全員が仮に3割打者としたって確率的に1万回に7回しか起きないのです。そういうのが大事な第1戦で出てしまう。相手はびびります。
摂津はスピードは抑え気味でしたが山田をうまく攻めました。変化球で入ってタイミングを取らず、最後はすばらしい低めの速球で2回見逃し三振。あっぱれです。バレンティンがやっとバットにかろうじて当たりだして、中村、上田のヒットで3点返しました。この6回の加点は救いでしたが、ホークスのリリーフ陣は球が速い。なかなかあの150kmは打てないでしょう。
ヤクルトはがけっぷちに来てしまいましたが、完敗というゲームではなかったです。久古が柳田を三振ゲッツーという昨日のリプレーのような好投があったし、彼に打たせなかった中村のリードは冴えてました。しかし彼にビビって2回も四球を与え、2回ともイデホに痛打された館山の不調につきます。
あすは中4日で石川でしょうか、いえ、石川で行くしかないでしょう。あとプロ野球も1,2試合しか見られない、さびしいことです。ヤクルトがんばれ。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
神に見えたヤクルト山田哲人
2015 OCT 27 22:22:37 pm by 東 賢太郎
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ソフトバンク | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 8 | 0 |
| ヤクルト | 2 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | X | 8 | 8 | 0 |
この試合を落したら4タコ間違いなしのムード。川端も畠山も打てなくなり、バレンティンはノーヒットのまま。山田が打たなきゃもう終わりだと誰もが思ってました。
そこで初回から3打席連続ホームラン!鳥肌が立ちました。
しかしホークスも強い。山田が初回にツーラン、するとすぐ次の回に2点取って同点。山田が3回にソロ、するとすぐ次の回に今宮のホームランでまた同点に。そして5回にはついに明石のホームランで4対3とひっくり返してしまいました。
この時点でヤフオクの悪夢がよみがえり、ああやっぱりソフトバンクは強い、今日も負けるのかという暗雲がたちこめるのを感じました。
そしてその裏です。CSロッテ戦での150km台の剛速球が凄すぎて誰も打てそうもない千賀がマウンドに登り、山田の3打席目です。首を振って投げ込んだインハイの渾身のストレートをレフトスタンドに叩き込んだのです。
この3本目はまさにこの時に神宮で目撃した一発の再現です。
いえいえ今回は驚愕を超えてます、絶句です。もう惚れこんでしまった。このブログをもって、男の中の男、山田哲人に最大限の賛辞をさしあげたい。ここぞに強い奴が常に勝つ サインもらってお守りにしたいぐらいです。
最後の打席は五十嵐に三振を喫しましたが、そうしたら次の畠山が仇討のホームラン。これも最高のインパクトだ。中村のリードが冴えてきて、久古が柳田の内角を執拗に攻めて最後は外角ストレートで三振ゲッツーに取った場面、あそこも鳥肌ものでした。バットでもツーベースで2打点。守りは中村が要になると思うので、この試合はベストの展開になりました。中継ぎ、抑えも完ぺきでした。
それもこれも、とにかく山田です。すべてのモヤモヤを吹き飛ばすダイナマイトだ。日本シリーズで試合マタギでない純正の3連発は史上初です。山田哲人は長嶋茂雄をうわまわりました!
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
野球のヤジは奥が深い
2015 OCT 27 2:02:45 am by 東 賢太郎
野球で味方がエラーすると「ドンマイ!(気にすんな)」と声をかけたりする。どこかのおコメかゼンマイの一種かと思ってたらDon’t mind!だった。メリケン粉(American)やYシャツ(white shirt)とおんなじだ。たぶん明治時代あたりの日本人がアメリカ人と試合してそう聞こえたんだろう。
硬式野球部に入ると声を出せから始まる。1年生は声出しと球ひろいが仕事だ。どこにいようと練習中はとにかく息を吐くたび大声を出さないと怒鳴られる。「いこうぜいこうぜー」「はぁはぁー」「おーらおーら」「そりゃそりゃー」「よっしゃよっしゃー」「ゴーゴー」などなんでもよい。ワンパターンでは飽きるのでいろいろ組み合わせるが、個人個人でやっぱり好みがあって、今でもあいつは「ほーほー」だったと思いだす。
これが試合だとバリエーションが増える。守備は捕手が前に出て「しまってこうぜー!」と両手を上げて幕を開ける。「ナイシーナイシー」はnice seeで「きわどいボール球に手を出さずによく見逃したぞ」という意味だ。「ナイピー」は味方投手がいい球を放ったとき、「ナイスカー」は打者が巧みに投球をカットしたときでナイス系は多い。「ヘイ、バッチバッチー」は敵の打者にヤジを飛ばす枕詞で、あとに「また三振かー」などあらゆる悪口が続く。
「ヘイ、ピッチピッチー」はその投手編だ。「ハエがとまってるぞー」はお前の球は遅い(蠅がとまりそうだ)の意味。「タマ来てねえぞー」「おじぎしてるぞー」もおなじ。「ほりゃほりゃ、どうした、はいんねえなー」はスリーボールになったときに、「浮いてるぞー、見てけ見てけー」は高めに来てるのでナイシーすりゃ四球だぞというプレッシャーをかけている。こういう局面で投手がビビると打たれるので、捕手がマウンドに来て「置きにいくなよ!」(ストライクを取りにいって棒球になるな)なんて尻をたたいたりする。
たいしたことないヤジだが、初回などはけっこう効いたりする。投げてみるまで自分でもわからないし、それを教えてくれるのは味方ではなくて敵の打者だ。初回にいきなり打たれたり四球が続いたりすると「乙女の心」になったりする。ホームランを打たれてわけがわかんなくなったことがある(以後の記憶なし)。球が走らない、カーブが曲がらない、マウンドが嫌だ、風向きが気になる、審判と合わないなどいろいろある。プロでも「立ち上がりが悪い」という人はけっこう多い。
それを見越して、マウンドに登ると捕手は「今日いいぞ、走ってるからな」という。必ず。そうでなかったのは人生一度だけ、広商のエースだった人。「お前カーブあかん」でいきなりチョン。「これでいけ。」で投げたことないフォークの握りを教えられ「サインはチョキ」でおしまい。しかし草野球とはいえ構えたとこに投げたら人生唯一の1安打完封だった。ニューヨークでは巨人のドラフトを蹴った人とあたって「いよー、巨人のホシー!!」と全員でヤジりまくったら「なんだ、知ってんのかよ」とコントロールが乱れてKOした。
かように相手ベンチの声はよくきこえる。勝ってると投手は何人がかりかでヤジられる。いちど円陣の監督の声がきこえて「いいか、あいつコントロールいいからな・・・」あとは聞こえなかったが。11対2の大差で最終回になって「おーい、意地を見せようぜー」というのが来たことがある、1度だけだが耳に焼きついている。ありがたいことで人生のいい思い出になった。こっちが左腕の快速球投手にきりきり舞いで3安打完封されたのは、4番が高めで三振を食らってもう一回り目でこりゃあかん、誰も口に出さないがという練習試合。もう悲惨でヤジも出なくなってしまった。意地を見せようぜーはそういう時に出る、ヤジというよりかけ声である(それすら出なかったが)。
思い出したくないが、昨日のバンデンハーク、サファテに対するヤクルトはそういう感じだった。球が速い投手に力で抑えつけられると、なんかフォール負けした屈辱がある。プロ野球ニュースで高木さんが「神宮なんだからマウンド削って平らにしちぇばいい、ホームはなんでもありなんだから。そのぐらいしないとズルズルいきそう」と言っていた。そして笘篠とふたりで口をそろえて「意地を見せて欲しい!」が出ていた。これで僕は思い出してしまい、これを書く羽目になった。ヤクルト、ドンマイだ、意地はいいから普段の力を見せてくれ!!
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
ヤクルトついに手も足も出ず
2015 OCT 25 22:22:15 pm by 東 賢太郎
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 |
| ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | X | 4 | 8 | 0 |
4-0でホークス圧勝でした。10回登板して無敗のバンデンハークに手も足も出ず3安打のヤクルト。小川も秋吉も打たれてしまい為すすべなしでした。4回にイデホのツーランで2点先制。これでもうだめかなと思ってしまったほどバンデンハークの球は速くて重そうで、外野にほとんどまともに飛ばなかったですね。
本当に強いです。これで内川がいたら何点入ったんだろう?バッターは上位も下位も振れていて、ボール球を振らない。それもイデホみたいなホームランバッターも振らない。それをくるくる振り回して凡打と三振の山を量産するのが得意なチームを応援してたもんですから、これはまさしく驚異、恐るべしです。
小川は3回で70球近く投げさせられました。全員が粘っこくてしつこくて、相手投手としては最悪ですね。全員が首位打者の川端なみに当てられる感じで脅威です。しかも下位打線もポイントめがけて振り切ってくる。打撃コーチが藤井と大道で、たしかに大道はこういう嫌な打者でした。選手の素質もありますがコーチの能力も大きいですね。
ヤクルトはバレンティンがだめでした。全部振り遅れぜんぜんだめ。雄平も調子悪い。山田は1本打ちましたがフライばかり。打てそうなのは上田だけでした。DH制といって出てくるのが比屋根ですからね、福田、中村、吉村、長谷川とセリーグならどこでもクリーンアップ打てる選手がわきを固めるホークスとは選手層がちがいすぎです。
中島さん、中村とヤフオクで観た8月の試合ですね、あの柳田のサヨナラホームランの熱狂と興奮をつい思い出してしまいました。ホークスファンであろうとなかろうと、あれは値打ちがありました。そしてそう思うとセリーグがいかに弱いかということに尽きますね。特にBクラスの3球団はホークスの2軍並みでしょう。入場料は500円ぐらいでいいんじゃないか。
神宮へ帰りますが、この実力差を埋める期待のバレンティンがこれ。川端、山田、畠山が奮起するしかありません。しかし、バンデンハークとホークス打線が対決したら何点取れるんだろう?
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
ヤクルト負けたが九死に一生
2015 OCT 24 22:22:13 pm by 東 賢太郎
内川がいないホークス打線、バレンティンがいるスワローズ打線。それでも力の差があるという試合でした。川端、山田、畠山が2順目まで機能せず、石川が打たれる、ということで勝ちの条件から程遠かったヤクルトでした。4対2の完敗でしたが、完全に完封負けのムードだったので良い終わり方だったのが救いです。不運な当たりも多く、ツキが左右した分も割り引いて考えればいいでしょう。
ホークスは一番乗せてはいけない松田が石川からホームラン。彼は打席でベースから離れて立って踏み込んで打ちますが、あまり落ちずにやや高く来たとはいえ外角に逃げるスクリューでしたから、あれを引っぱってレフトスタンドに打ち込むというのは凄い。レフトフライと思いましたがトップスピンがかかっていて、打点が投手寄りで振りが速いということですね。しかも次の打席は構えなりに右中間に強い打球が行って、これも引っ張った感じに見えました。とんでもないバッターです。
このホームランからホークス打線はお祭り状態になって全員安打で手がつけられないムードでした。よく4点に抑えたぐらいです。代打で出た長谷川とか福田まで球の見きりが良いのは脅威です。引きつけて思いっきり振れないとできません。柳田だけじゃないということですね。
先発、武田翔太は1回に2安打されましたが3安打完封ペースでした。バレンティンは3打席しか回らず、全部つまって遊ゴロ。あのカーブを打てる打てない以前の寂しい打撃でした。山田は試合前に(カーブがあるので)初球からどんどん打っていくとインタビューで言ってしまっていましたが、それはあえて言わない方がいいね。結局高めのストレートの下をたたいて4つともフライでした。武田は2011年のドラ1で宮崎日大高校、まだ22歳ですね、面構えも度胸もいいです、ほんとにいい投手を採りましたね。
雄平以下の下位打者は打てる気配なし。ヤフオクは8月に中島さんにご案内いただきましたが応援が轟音のようで「熱男(アツオ)」のエネルギー満載です。9回完封直前の2死1塁、このまま終わればシリーズはホークスの4タコだろうというムードの中、ここぞで出た畠山のツーランホームラン!!さすがです。勝負強い。ヤクルトはこれで首の皮一枚つながりました。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。



