初のＣＳ進出おめでとう！１６年ぶりのＡクラスでもありました。なにせここまでこういう戦績であります。

1998年　5位（ここからＢクラス）
1999年　5位
2000年　5位
2001年　4位
2002年　5位
2003年　5位
2004年　5位
2005年　6位
2006年　5位
2007年　5位
2008年　4位
2009年　5位
2010年　5位
2011年　5位
2012年　4位

いやー、長いトンネルでありました。途中から長打力のあるキラが加わりパワーアップしたのが投手陣を楽にして、投打がかみ合いだしたのが大きかったですね。丸、菊池、松山の成長も効きました。しかし何といってもマエケンです。投げても打っても、本当に強いチームの選手という「目に見えない風格」があります。存在自体が敵への威圧です。三冠王争いのバレンティンがいてもヤクルトは最下位なように、ただ活躍すればいいというものではないのが「目に見えない」という所以（ゆえん）です。彼がいるだけでベンチが勝てる気になるというオーラがあるのであって、楽天もマー君のオーラで強いのです。マエケンはＷＢＣの大活躍でそれを身につけましたね。あそこで調子を落とした選手が多い中、逆に持って帰ってきてしまうのは彼の生来の器の大きさです。野村、大竹、バレンティンもそれに乗っかって勝てました。

外部要因として大きかったのは中日がコケてくれたことです。なぜかブランコを切ってしまった。移籍先のＤｅＮＡがブランコ加入で「お客さん」でなくなったのはマイナスでしたが、逆にお客さんにされていた中日の得点力が落ちたプラス効果の方がカープには効きました。阪神の４番不在、ヤクルトの投手コマ不足もラッキーでした。巨人戦はマエケン登板を回避して最初から３位狙いだったきらいはありますが、まあ４位とは大違いだし戦力不足はフロントの責任だから良しとしましょう。「漁夫の利」感はありますが、運も実力のうち。この勢いで勝ちぬいて欲しいと思います。

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