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カテゴリー: ______広島カープ

新井のバットをへし折りにいった黒田

2015 FEB 28 18:18:24 pm by 東 賢太郎

黒田の復帰にわく広島ファンと激増するカープ女子でキャンプはにぎわったようですが、僕が注目したいのは阪神から帰ってきた新井ですね。03-07年はエース黒田、4番新井のコンビでしたからふたりとも心中期するものがありそうです。

新井はトレーニングジムのレッグプレスで全盛期と同じ600kgを蹴りあげたというし、体はまだいけるかもしれません。シート打撃で黒田対新井というのがあり、それが日ハムのオープン戦で北海道遠征の日に重なって若手主力から「見たかった」と不満の声が出たそうです。これはいいですね。新井が若手に一目おかれていることがわかりますね。

そのシート打撃で黒田が「新井のバットをへし折る」と宣言した。これがまたシビれます。新井はそれをきいてバットを3本用意した。当日、黒田は他の選手のバットを3本へし折ったが、新井にはホームランを打たれた。しかし、次の打席は三球三振に切ってとった。

これがもう、いちいちシビれてしまいます。

「新井のバットをへし折ってやる」。これは弟子の奮起をうながすキツイ愛情表現にちがいなく、僕も3年生にOB戦で「ホームラン打ってやるからな」と面と向かって脅されたことがあります。1年生だったから本気にしてビビりましたが、実は愛情でした。

ホームランはわざと打たせたかどうかはともかく、その後の三球三振が実に凄い。公約通り、梵、天谷のバットを折ったのはさらに凄い。「三振とったるで」はわかりますが、「バット折ったるで」は理解を超えます。

これを若手主力が見学したかったのも、そういうことを知るとなんとなく分かります。だから新井は阪神首になって馬鹿にしとったらいかんという空気なんでしょう。特に新井がレギュラーを取ると宣言したサードは木村堂林小窪美間 が争う激戦区で、堂林など何回エラーしても試合に出してくれた野村監督時代とは天国と地獄でしょう。

黒田と新井の効果、楽しみです。20億円と2千万円。百分の一の新井を応援したくなってきました。今年のカープは強いと思いますよ。

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黒田のカープ復帰は歴史をぬり変える

2014 DEC 27 14:14:40 pm by 東 賢太郎

今年の最後の最後に凄いニュースが飛び込んできました。パドレスが21億円を提示した黒田争奪戦、なんと4億円の広島カープが勝ったようです。

これはハナからお金の話ではなく、黒田という男の人生観の話と思います。僕はそう考えたい。

アスリートが上のステージでプレーしたいのは当然でしょう。そのために彼は広島を去った。そしてヤンキースでエース格になった。だから金と名誉もついてきた。

でもそれで彼は「あがり」じゃなかった。育ててくれた広島カープへの恩返しという、もっと重たいものが先にあった。そこがずっしりと重いですね。日本人として、人間として。

田中やダルビッシュもいい投手と思います。いずれ彼らも40歳になる。そこでこういうことができるかな。松井秀喜は日本なら軽く30本塁打できたと思いますが、復帰せず引退した。彼の人生観ですね。それと比べて評価すべき話と思うのです。

だから、メジャーへ行って全然だめでしたとかマイナーに落ちましたとかいうような人たちが仕方なく日本球界に帰ってきて、それでも何億円もらえましたなんていう品格のかけらも感じない金満話と一緒にして欲しくないですね、絶対に。

そもそも黒田は日本球界に帰ったのではない、カープという球団に自分の意志で移籍したのです。他の者とは月とスッポンの差である。日本の組織というのはわがまま言って出ていった者が帰ってきにくいものです。会社だって一度辞めた者が舞い戻るなんてことはまずありません。

だからほとんどの選手が違う球団に戻っています。それを引き戻した広島カープという球団を僕は見直しました。懐が深い。こういう球団だから黒田は戻ったんでしょう。思えば阪神に出ていった新井もそうです。カープのスタンスにとても日本的なものを感じます。お金だけのアメリカンでないものを。

お金といえばパドレスの提示した単年契約で21億7千万円はメジャー全球団でエース級の報酬です。40歳ですがまだメジャーリーガーの頂点にあるという評価であり、日本球界に帰る必要なんかさらさらない。

もうひとつ僕が感心したのは来期はあと1勝で全30球団から勝利という名誉がかかる年だったこと。そしてパドレスのオファー金額は40歳の選手としてメジャー最高記録だったということです。だからそれを受ければ歴史に名を刻む名誉でもあった。

アメリカというのは報酬金額=能力の証明、であっけらかんと皆が納得するわかりやすい国です。金持ちはきっと裏で何かやってるんだろうと疑う日本とはわけが違う。だからそれは堂々たる名誉だったのです。

黒田はもうカネはたんまりあるんでしょと穿って考える人もいると思うので書きますが、そういう人こそ次に欲しくなるのが名誉です。勲章をもらうのが生きがいの人、いくらでもいます。それも彼は蹴ったわけです。これも重い。

「恩がえし」という英単語を僕は知りません。復讐(リベンジ)はありますが・・・。辞書を見たらrequitalとありますが、これは返礼という意味でちょっとニュアンスがずれる。それにやっぱり復讐という意味もあるんです(笑)。

単語がない、ということは欧米人はそういうことはしないということです。存在しないものに名前はつけないのです。

 

希望的観測をこめて、これは以下の3つの大変化を生むと思っています。

 

①黒田は男の言葉の重みを変える

これは腐りきったニュースの続いた日本に強烈なインパクトになるでしょう。

黒田が言っていたといわれる「カープに恩義があるから活躍できるうちに帰る」という言葉は17億円より重かった。うわべだけのリップサービスじゃなかった。これに僕は涙が出るほどいま感動しているのです。

コピペ、STAP論文捏造、偽ベートーベン、おれおれ詐欺、食品偽装、やらせ、なりすまし・・・・こういう国辱ものの大嘘つきどもが吐いたり書いたり貼ったりした軽~い言葉、それを報じるマスコミや評論家やネット民の軽~い言葉。私利私欲や小遣いかせぎで議員になったような唾棄すべき連中の軽~い選挙演説や泣きわめき。

比べてみてください。けっして男だ女だいうつもりはない。でもね、「武士に二言なし」なんです、我が国は昔から。サムライは男です。なにより男の言葉が軽くなっちゃあいけません。

野球選手の話ですが野球の話じゃないです。高倉健亡き後、最高の日本男児が現れました。今年一年、はらわたが煮えくり返り、何度も何度も僕はブログにしてきましたが、黒田が百万倍の力でそれをぶっ飛ばしてくれました。

 

②黒田は世界の日本人評価を変える

これを聞いて、誰より仰天しているのはアメリカ国民です。確実に。

オー、ノー、ホワット イズ ヒロシマカープ?

なんだそれは?メジャーリーガーの誇りよりも、17億円よりもヴァリューがあるものなのか?日本ってなんなんだ?

でもね、これは僕の予測ですが、アメリカ人はきっと黒田をたたえると思いますよ。こいつはリアル マン(男の中の男)だ、サムライだって。

そりゃあ世界のどこへ行ったってこれはすごい、男として格好いい。17万円でいいから俺も言ってみたい。彼はスーパーマンになったのです。中国人、韓国人にできますか?

日本人って、カッコいい!

 

③黒田は近代経済学の歴史を変える

僕はまじめに言ってます。ウォートン・スクールで僕はノーベル経済学賞のクライン博士がこう言ったのをはっきり覚えているからです。

「人間は経済人である。経済的に必ず合理的な行動をとるのです」。

博士はまじめにそう言っている。だから僕もまじめに言ってます。

これから「ただし、目の前に落ちている17億円を拾わないサムライはその限りではない」というリマークが入ることになるだろう。

 

黒田君、ほんとうに凄い決断です。ありがとう。50年もカープを応援してきたことをささやかながら誇りに思います。

 

いかん、それで思い出しました。あまりに凄すぎて4つ目を忘れてました。

 

④黒田はカープの歴史を変える

これで来年は黒田、マエケン、大瀬良と三枚看板がそろい、優勝は完全に射程圏に入りました。

 

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カープ最終戦にもの申す

2014 OCT 12 21:21:22 pm by 東 賢太郎

野球ファンは贔屓のチームが点を入れるシーンを待っている。それが見たくて応援している。2試合やって1点も取れず、21イニング「おあずけ」。その上、そのまま今年はおしまい。記録にも記憶にも残る今季のそして野村監督の最終戦であった。

大瀬良はナイスピッチング、球威も変化球のキレも最高であった。エースはキミだ。ヒースは球の伸びがいいし中崎は休養して出てくると150km超の剛球を放る。2試合で1点しか与えなかった投手陣は100点である。

打線の方はきのうのブログに怒りをこめて書いた通りの予定調和的結末だが、きのうとはちがう。1,2点は取れていた。7回はロサリオ、エルドレッドが連打して梵が送った1死2,3塁、そこで小窪が敬遠されて1死満塁だ。外野フライでOKの場面で鈴木 誠也はサードゴロ。打者のすぐ目の前の前進守備なのに楽に捕れるボテボテだ。次の会澤は見逃し三振であった。

この三振、能見渾身のインハイ速球でボールにも見えるギリギリだった。あれは仕方ない(誰も打てないよ)。会澤は第1打席にいい当たりのレフト前ヒット、第2打席も崩されながらうまく拾って芯でとらえた(ショートライナー)。打ちそうなムードがありバットは一番ふれていたと思う。あの三振のコースはベンチからは見えなかったろうが、まったくもって仕方ないものだ。

そして続きがある。延長10回、オスンファンから先頭の代打天谷が流してヒット。これはいい当たりであり、球場が良い雰囲気になりかけた。そしてまた鈴木だ。当然バントと誰もが思ったろう。ところがなんと強打し、あえなくピッチャーフライである。いや、大丈夫、次は振れてる会澤だから。僕はそう思った。そうしたらなんと替えられてしまった。あの三振が伏線だったのか??そりゃないだろう。

この交替はまったくもって不可解だ。怒りすら覚える。しかも出てきたのは昨日1回の好機に初球を打って力ないファーストゴロの勝負弱い松山である。案の定、また初球を打ってボテボテのピッチャーゴロだ。野村が大勝負をかけた二人がピッチャーフライとピッチャーゴロである。見事なもんだ。百歩譲ってあそこで左を出すなら新人の田中だろう?勝負強さが雲泥の差だよ。

まだある。次の11回、先頭菊池がレフトポール際に本塁打性のファウルのあとライト前へCS 初ヒットを放った。2イニング連続での先頭打者出塁に期待感が盛り上がる。さて次打者は丸だ。3割打者とはいえこのCSは絶不調でいまだ ノーヒットである。巨人の原なら100%バントだろう。阿部でも村田でも。ところが、またまた強行だ。そしてあえなく力負けして一邪飛である。そしてやむなく盗塁させた菊池は憤死である。

へたな麻雀。つっぱると振り込む、リーチをかけても振り込む。やることなすことハズレ、ペケ。丸も松山も打つ時は打ったし鈴木は期待の若手だ。それは疑問の余地がない。しかしそれはそれ。短期決戦は勢いと勝負強さの選択だろう。野村には申しわけないが今日は多摩川の少年野球の監督でも勝ってた試合と思う。

カープブログは今年最後になるがひとこと。会澤は将来4番候補だと思う。堂林じゃない。こんなに長打力があって思い切りが良くて勝負強いやつ他に誰がいるだろう?来年は正捕手で全試合全イニング使ってほしい。頼むからマエケンの打撃以下の石原はやめてくれ。田中と会澤と外人。これだ。

こんなストレスばかりの試合は人生でもまれであった。明日はこれのために泣く泣く見逃してしまった日ハムvsオリックスをゆっくり楽しみたい。

 

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瀬戸際に弱い奴は何をやってもだめ

2014 OCT 12 9:09:02 am by 東 賢太郎

標題は天下の大原則だ。

昨日はカープが負けて寝つきが至極悪く、夜中に一度目が覚めてしまった。負けたからではない。あの覇気も策も悔しそうな顔もないのぺっとした負け方が許しがたい。オリックスを破った日ハムは一見して選手一丸の勝ちたい雰囲気と自発性がある。日本一点が取りにくい投手の金子をバントでゆさぶるなどなんでもやって3点取った。四球と死球で嫌な2点をとられた大谷を救った。あれこそがチーム一丸だ。

かたや同じく3位のカープはベンチに求心力を微塵も感じず、この期に及んで選手に火もついてない。マエケンの気迫におんぶにだっこだ。それで負けてオリックスみたいに悔し泣きする奴がおるだろうか。人事発令があったので試合に出てますみたいな感じだ。何だこいつらは、サラリーマンか。

昨日のメッセンジャーはどうせ打てないんならバントでかき回して疲れさせるとか、全員で狙ってピッチャー返しでびびらせるとか、なんかやれよ。ぜんぜんケンカの殺気のかけらもないじゃないか。

打ちそうな顔してたのは田中と中東だけだ。しかもそういう戦闘モードの奴をベンチに置いておく采配というのも意味不明、不可解の極みだ。野村の指揮で9月以降の背水の陣はものの見事に全敗である。もう陣ごと川底に沈んでる。瀬戸際の敗戦王であり、勝敗という結果は当然すべて監督の責任である。

勝負弱い監督、3割打っててもここぞで弱い選手なんかいらない。そういうのは何をやってもだめだ。野球だけじゃないケンカも勉強も仕事もそうだ。普段はのぺっとしててもここぞで強い奴がすべてもっていくんだ。

福留がそうだ。7月の巨人戦にサヨナラ本塁打、8月のDeNA戦でサヨナラ安打。その2勝がなければカープはペナント2位だった。また土壇場でそいつにダメを押された。それもエースを打っての値千金の本塁打。普段はあんまり打ってないのに。

福留にヒーローインタビューで2つ勝つ宣言されてしまった。台風で勝ち抜いたとは言われたくないという宣言にほかならない。

 

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カープ背水の陣全敗にて完全終了

2014 OCT 11 19:19:38 pm by 東 賢太郎

1stステージは3試合で2つ取ったら勝ちですが、台風で月曜は無理そうで順延はなしだから今日落としたら終わり。だから背水の陣でした。それを1-0で落としたので今年のカープは終了、ここ一番の勝負弱さを貫徹いたしました。しかしお天気で決まりというのも白けたもんです。

中4日の前田は球が高く、走者を出してはスライダーでなんとかしのぐピッチング。スライダーが一級品ということが証明されました。福留の一発ぐらいは仕方ない。6回1点で抑えたピッチャーがあれこれ言われる筋合いなど世界のどこにも存在しません。それにひきかえ打線はどうしようもない元気のなさで、結局、芯を食った当たりはゼロ。飛んだところが良かったゴロ以外はまともに外野にも飛ばず、メッセンジャー、オスンファンに赤子のようにひねられました。

見ていてこれだけ希望のともしびすら見えない、打てそうな気配や兆候すら皆無であるという貧打ぶりは12球団でも珍しい。昭和40年ごろの万年5位6位だったカープの超非力打線、あれのレプリカを見るようであり、そういうばあの頃は毎日がこう言う気持ちだったなあと久々のノスタルジーにひたらせてくれたほどです。

セーフティをやるわけでもなく、追い込まれるのが嫌なのか軒並みの早打ち。キクマルが少ない好機でことごとく凡フライ。ロサリオは外角スライダーで予定調和的に2三振、エルドレッドは超高めの釣ってないストレートが釣り球となって三振。この外人2人以外は長打の気配もなしだから怖くもなんともなかっただろう。

要は今年はエルドの爆発で前半に猛チャージ、後半は彼の劇的失速とともに貯金を食いつぶし、かろうじて残った遺産で3位だったということでしたね。監督の退陣がきいたのか何だか知りませんが、このベンチのムードの暗さと勝負弱さの達人みたいな姿だけは引き継いでほしくありません。

僕としては阪神でも巨人でも同じぐらい嫌いなのでどっちが日本シリーズでも興味なしですが、阪神は個人タイトルを見てもやっぱり巨大戦力ですね。それで首の皮一枚の2位で自分の首がつながった和田よりは、まだ原の方が苦労してしっかりと勝ったえらかったという気がします。

今年は巨人がカープ野球をやりました。カープの方が外人の一時の爆発で巨人の真似ごと野球をやっていい気になった。いざとなったら本来カープ野球こそが強いので、それを巨人にされたら勝ち目なしです。巨人に出てもらってパリーグに潰してもらう。そう願いたいところです。

 

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カープ野村監督辞任に思う

2014 OCT 9 18:18:40 pm by 東 賢太郎

広島カープの野村謙二郎氏が監督を辞任すると報じられた。彼は95年に打率.315、32本塁打、30盗塁を達成した球史に残る名選手である。

打率3割、本塁打30本、盗塁30をもって「トリプルスリー」と称する。日本球界でこれをやった人は8人である。球史に残る偉業ということで比べれば、完全試合をした投手は15人、本塁打を50本以上打った選手はのべ13人である。8人しか達成していない記録の方が希少である。打率と盗塁、あるいは打率と本塁打というのは比較的両立するが、本塁打と盗塁という組み合わせはなかなか両立しないのが難しさだろう。

学科におきかえてみれば英・数・国が全部5という感じだ。5といっても全国公開模試で1位のレベルだ。野村のポジションはショートである。トリプル3達成者でショートは野村と松井稼頭央だけだ。これがいかに凄いことかは拙ブログ「野球人類学」をお読みいただきたい。高校までは投手でプロでは外野、紅白戦では捕手もしたらしいので全ポジション守ったのではないか。つまり、英・数・国・理・社がオール5というイメージであり、僕に言わせていただくと野球の神のレベルである。メジャーから誘いもあり、イチローが自分より先に行くと思っていたといったそうだ。一芸だけの名手は指導者として穴がある可能性があるが、これだけオールラウンドの人の眼は節穴とは思えない。

野球では打順や先発投手を決めたり、選手交代、バントや盗塁の決定をする人は誰か必要だ。だが試合に出ている9人の誰かがやったっていい。現に今年は中日の谷繁がやっている。ベンチでそれだけをやる人がいた方が何かメリットがあるから11人いる。メリットがないなら、いなくても試合はできるのだからまっさきにリストラの対象になるはずだ。ではメリットというのは何か。野球の試合は勝つためにやっている。だから、勝つことである。つまり、監督の価値は勝つことである。会社なら社長が業績、株価で評価される、それとまったく同じことだ。

彼は万年Bクラス化していたカープを5年の間に2年連続Aクラスに引きあげた。これは理由はどうあれ実績である。以前よりは勝てるようになった。勝つことだけが監督の価値なのだから、価値のある仕事をしたということ以外に解釈のすべがない。どうしてそれが1位、2位じゃないのか、それはまた別の話だ。

人間だれも長所短所、得手不得手がある。彼ほどのプレーヤーだからできたことがあって勝てるようになった、そう思う。未熟だった堂林を試合に出し続けた是非はあるだろうが、野村ほどの名手が是としたものをわれわれ凡人が非としても仕方ないのである。その決断が好結果を生むことを信じる方がいい。

今年の9月の失速とここ一番の勝負弱さ。勝てなかったのだから監督の責任以外の何物でもない。それが彼の短所、不得手の結末ということになる。それが大事なところで出てしまったのがカープファンの不運であった。しかし彼の長所、得手がなければそれを不幸と思う水準にさえ来ていなかったかもしれないことは誰も否定できない。

メジャーは監督の要件に名選手であったことを入れていない。別な能力が必要とみている。それに倣えば野村が良い監督だったと結論はできない。しかしコーチとしてはどうだ。彼のいうことをそのまま実行できるならプロ9人目の名選手の誕生だ。 それが効いたから2年連続Aクラスになったと僕は考える。一人の図抜けた投手がいたから日本一になったがいなくなったら最下位でしたというようなことはカープではないと信じたい。

だから、次の監督は野村の弱かったところを埋め、強化してくれる人が望ましい。そうすると1位、2位が見えてくる。緒方という声がある。野村の作ったものを壊さなければの話だが、代打で出てきて初球本塁打というのを何度も見た。出てくると何かしてくれそうな感じがする。あの勝負強さ、まさにこれだ。そうなることを望む。

 

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ここぞで全敗はないだろうカープ 

2014 OCT 7 7:07:30 am by 東 賢太郎

ナベツネさんは松田オーナーと仲がいいらしい。原もカープファン一色の敵地だし首がかかるような一戦ではない。セリーグの盛り上がりにはその方がいい、広島に勝ってもいいよというサインが出ている試合だったんじゃないだろうか。横山の引退登板もあるし。序盤はどことなくそんな感じもあった。そもそも巨人は消化試合だし、去年はCSの相手は阪神の方がいいと思っていたろうが今年はどっちも変わらないだろう。

長野、山口、マシソンはベンチ入りせず、防御率10で今年3回目の登板で2軍から上がってきた宮国の先発。中盤も走者がいるのに宮国に代打を送らず続投だ。ところが広島があまりに打てないんで、最後まで手抜きもいかん、じゃあ本気で行くかとひねられてしまった。そんなことをまじめに想像したくなる実にふがいない敗戦であった。

宮国を打てない。2軍の年棒1600万円のピッチャーとメジャーが20億円出すピッチャーの投げ合いでこれはないだろう?それなら打線のほうが20億円対1600万円以下ということだよ。125分の1の値打ちもないんだ。いい加減にしてくれ。打線の勝負弱さはもう決定的であり、新人捕手の小林にやられ放題だ。9月に入りここ一番こういうプレッシャーがかかったゲームは全敗というだけで日本シリーズに出る資格などない。3位が適材適所である。

巨人の打者は打率も2割台で、一番本塁打が多いロペスでたったの22本だ。数字は大したことないのにここ一番で打つからもっと打っているイメージが強い。神宮であらためて見て阿部も坂本も村田も電光掲示板の数字が間違ってるんじゃないかと思ったほど。TV中継がある時だけ打ってるんじゃないか?そんな感じさえする。野球は確率のゲームというが嘘だということがわかる。プレッシャーをかけた時の確率のゲームというのが正しい。

マエケンは去年のCSの巨人戦でも生涯5本しか打ってない寺内にスリーラン本塁打を献上。プレッシャーがあると伏兵ですら打つ巨人。3割打者が狙いすましたようにここ一番で打たないカープ。勝つわけがない。この日、プレッシャーのある場面にめっぽう強かった横山が投げられずに気の毒だった。福井商業出身で直球で三振のとれる、記憶に残る、素晴らしい本格派速球投手である。結果論だがどうせ中崎で加点されるなら9回に見たかった。数々のいいゲームをありがとう、ほんとうにお疲れ様でした。

阪神とのCSをマツダスタジアムでできるかどうかは過去の戦績で有利不利だけの問題ではない。入場料収入は主催チームが丸どりなのでこの負けで広島球団は目の前にあった数億円の収入が飛んだことになる。出ていく前田はそれがちらついたのか。ボークは仕方ないし打たれた球は失投ではなかったから辛い。しかしアンダーソンはあの外角低めのボール球を引っぱる奴だぞ。神宮で左投手の外角にはずれるスライダー、カーブはすべて、バットに当たる気配もない空振りだった。スコアラー、そういうデータはなかったのか。

ヤクルトは気力がなくて負けた感じだが、翌日のDeNAは気力で打ち勝っていた。広島は気力がありすぎで固くなって負けだ。あのDeNA打線のふてぶてしさがカープにはない。消化試合モードの相手にエースが決死の覚悟で当たって勝てないのだから本番で勝てるはずもない。漁夫の利で2位の阪神も大差ないだろう。巨大戦力の巨人はどうしようもなく強い。やっぱりパリーグにやっつけてもらうしかないのか。

 

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カープは本当に強いか?

2014 SEP 30 23:23:47 pm by 東 賢太郎

中村兄のブログがヒートアップし、パリーグの熱が伝わってきます。ソフトバンクは一体何がおきたんでしょう?あれだけの巨大戦力があっても歯車が狂うと勝てなくなるのがプロですね。恐ろしい世界です。

オリックスも首の皮1枚になって窮鼠猫を噛むでしょうか、全勝しておかしくないねばりを感じます。こんなに最後の最後まで手に汗握るレギュラーシーズンは近年は記憶にないですね。

かたやセリーグは今日カープがヤクルトに7-6で辛勝、阪神はDeNA山口に1-0で完封負けという有難い結果で、広島と阪神は1ゲーム差。早ければ明日、遅くとも10月5日(日)に2位が決着します。

所詮2位の話だから迫力には欠けますが両チームともアウェイで同カード負けこしという戦績ですからCSをホームで戦えるかどうかは大変重要です。明日の直接対決を落とすと5日は巨人戦なので、できれば避けたい。今やエースである大瀬良の気迫に期待です。

このヤクルト2連戦は昨日エルドレッドが3ランの5打点(よかった!)、会澤が復帰して3ラン(これは本当にうれしい)、田中も復帰、そして今日もエルにロサリオが続いて得点し、へたっている投手陣を菊池の決勝打で救うなど、非常にいい感じになっています。問題の中継ぎは中田、中崎が毎試合登板のフル回転で痛々しいばかりですが。

明日阪神は能見ですが、打ち勝つ以外にないでしょう。カープが本当に強いかどうか占う一戦になります。

 

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エルドレッドの退場

2014 SEP 25 12:12:13 pm by 東 賢太郎

こんなクソボールをストライクと言われたらかないませんな。エルドレッドが気の毒です。投げた杉浦も驚いてる。

しかしなんで監督が抗議しないんだ?ベンチからは見えんとはいえ星野や中畑なら出てくるだろう。指揮官がこれじゃあ士気も上がらんし大詰めで弱いわけです。今年はキク・マル・エルドの爆発でもった年でした。

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ヤンキース黒田がカープ復帰か

2014 SEP 22 21:21:21 pm by 東 賢太郎

ヤンキースの田中将大投手が復帰後初登板で5回1/3を5安打1失点4奪三振無四球と好投し、13勝目(4敗)をマークしました。ファンの心配をよそに抑えてしまうところが彼ですね。ただ、無理だけはしてほしくないです。

そのヤンキースはカープのマエケンに関心を示しているそうで、別なニュースによると黒田がそのヤンキースからカープに戻る可能性があるそうです。マエケンは自分がメジャーに行くことで球団にたくさんお金が入ればいいと義理堅い発言をしたそうで、フロントは引き止めではなくむしろ後押しをするとも。

今年のカープの躍進はエルドレッド、ロサリオ、キラ、バリントン抜きには語れません。何が何でも生え抜き、純血という時代ではないでしょう。ヤンキースのファーム化しているという見方もできますが、それでも巨人を倒してくれればいいではないですか。

メジャーでは黒田やソリアーノという怪我せず長続きする選手を育成するカープメソッドが評価されているそうで、広島出身選手は人気だそうです。そのメソッドが付加価値を生んで、いい外人選手と交換できるというのもひとつのチーム強化の考え方と思います。

今年、横山投手が引退しますが、福井商業を出た速球派が20年第一線で投げられたのもそのおかげかもしれません。このメソッドに他球団の血が入ればユニークな特色が出るのではないでしょうか。例えば一時ザルだった内野守備が鉄壁になってきたのは横浜の名手石井琢朗がコーチになった功績と思います。

マエケンのケースは大谷の様にメジャー志望の有望新人をドラフト指名する際に有利にはたらくかもしれません。球団が合意のもとに快く送り出してくれ、黒田のように戻って来られる。有望な人が5年ぐらいカープで実力を発揮して、と思ってくれればいい補強戦略になります。

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