自分に勝った浅田真央
2014 FEB 21 13:13:14 pm by 東 賢太郎
浅田真央に感動しました。
そう思いたくないのですが団体、ショートはどことなく自信なさげな雰囲気があったように見えました。皆さんどうでしょうか。彼女ほどの人であっても、勝負事ですから、いろいろのことがあったのでしょう。
村上 佳菜子を見ていて、ジャンプの前にほんの一瞬のことですが構えるというか、あっちょっと流れが悪いなと思ったら失敗でした。スケートのことはなにもわかりませんが、やっぱりそういうものなんだなと思いました。
浅田真央は負けてからがすごかった。得意技で勝負をかけ、そしてそれを完璧にやりきりました。いろいろのことを全部はねのけました。なんとすがすがしい。あの舞台でそんなことができる人が地球上に何人いるでしょう。試合後のインタビューも、意地とかそういうものではなく、スケーターとしてどうということでもなく、僕は彼女という人に人間の尊厳を教わりました。
このフリーは日本人の記憶に永遠に残るでしょう。浅田さん、お疲れ様でした。金メダルですね。
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西室 建
2/21/2014 | 2:22 PM Permalink
団体でコケた時に、ヤバいっ、と思いました。SPのトリプル・アクセルの後は見ていられなかった。それが一晩で立ち直るとは。コーチとかの励ましもあったのでしょうが、もう一度チャレンジする姿は見事。聞けば自己最高の得点は素晴らしい。昨晩は全部見てしまった。
安岡 佳一
2/23/2014 | 12:22 PM Permalink
真央ちゃんの復活劇はアメリカでも話題の中心でした。
アメリカでは全てのオリンピック番組はNBCが独占放送しており、毎晩7時30分から11時30分まで主に録画を放映しています。フィギュアスケートはやはり花形の種目なので何日も前からいろいろな事前情報等が流されており、浅田真央、キムヨナ、ロシアの15歳のリプニツカヤ等々注目度が高かったです。当然、真央ちゃんがSPで散々のパフォーマンスをした際には、何か病気ではないかとの噂も流れ、翌日のフリーの演技に対する注目度は更にあがりました。
そして、圧巻の演技。 最初のトリプルアクセルを成功した後辺りから辛口で有名なコメンテーター達は粗沈黙状態が続き、漸く最後のジャンプ辺りで 「これが大きな大会で見れる真央の最後のジャンプです」と言った後に思わず、「これが私達が知っているMao Asadaだ!! 正しくオリンピックチャンピオン!!」と言っていました。 プロのコメンテーターを沈黙させる程、そして思わずオリンピックチャンピオンと言わしめるほどの最高峰の演技だったのだと思います。 正しく本物です。
蛇足ですが、真央ちゃんが演技を始める前に「真央ちゃん、頑張れと!!」と会場に轟く位の大きな声で応援したのはどこの誰かなと思っていたのですが、何と羽生選手だったそうで、あの場で無心にそんな応援が出来るこの19歳の青年は流石大した人だと改めて思いました。
東 賢太郎
2/23/2014 | 7:03 PM Permalink
その後のインタビューで、雌伏の気持ちはバンクーバーから続いていたことがわかりました。だからあのSPのままフリーもダメで終わったら彼女のこれからの人生は大変だった。彼女はメダルへの戦いだけではなく、自分だけを相手にプライドとの戦いをしていたと思います。よくわかります。もしSPが失敗でなくそこそこできて、結果的に4位ぐらいで終わっていたら、そっちの戦いは永遠に負けていたかもしれません。自分でドラマを作ってハッピーエンドにしたのだから、実力、精神力だけでなく強運もある人だと思いました。