ホークスの野球は圧倒的最高水準である
2015 OCT 29 22:22:55 pm by 東 賢太郎
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 10 | 0 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 |
最後の頼みの綱の石川が4回にイデホにツーランを浴びてしまい、あそこで緊張の糸が切れました。
それは伏線があって、3回に上田が四球、川端がヒットで出た押せ押せのチャンスで山田が三振、あれがすべてでした。長い攻撃で気をもたせて零点。そこから先発石川がおかしくなりました。次の回、イデホの当たりはビデオ判定で中断してやっぱりホームラン。そして次の回、石川はついに投手スタンリッジまで警戒してしまって信じ難い四球。そこで出た川端のエラー・・・。
結局シリーズはホークスの4勝1敗でしたが、よく1勝できたなと思うほど実力差はかけ離れてました。高校野球でいうなら、甲子園優勝校をホークスとするなら、地区予選の4回戦あたりで倒した相手がヤクルトというところでしょう。10回やって1勝できるかどうか、それが5試合で1回勝っちゃった、よくやったね、というイメージであります。
スタンリッジは打てそうに見えましたが、ヤクルト打線がホークス投手陣の剛速球とタイミングをずらすカーブの残像で縮こまってしまい凡打の山でした。5安打しましたがぜんぶ単打で点が入る気配がないのはシーズン中の広島打線を思い出して懐かしくもあり。7回から剛球の救援陣、森、バリオス、サファテにかわると、もう気持ちは消化試合モードの観戦になってしまいました。
山田は3連発のあと五十嵐に三振取られて、あれ以来変になってしまった。バッターっていうのは不思議なものです。やっぱり、投手は球が速いのが最も打ちにくいんですね。ホークス投手陣のボールの速さ、強さ、破壊力はセリーグにないもので、打っても外野に飛ばない感じ。打線のつながりと選球眼とねばりとフルスイングの迫力もさることながら、投手陣の能力の高さは目に焼きつきました。最高水準の野球を見せていただきました。
さあこれで、年に二つしかない季節が後半の「野球のない季節」に入ってしまいます。寂しいことです。ここからやってくれるなら冬はオーストラリアに住んでもいいなとさえ思います。
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Categories:______プロ野球, 野球
西室 建
10/30/2015 | 9:11 AM Permalink
まずは中島さんに心からおめでとう御座います。
ホークスの圧倒的優勝により、我がファイターズは実力日本2位が証明されたことになります。
本シリーズでは来年の柳田封じの目処も立ち、大変有意義でありました。
既に次期作戦を立てていますので楽しみが倍増です。栗山監督との秘密テレパシー会議でも成案を見ておりますぞ!
東 賢太郎
10/30/2015 | 10:22 AM Permalink
中島さんおめでとうございます!5試合じっくり見させていただいて思いましたが数年はソフトバンクの天下になりそうですね。主力選手が若いし工藤という監督がいますし。工藤はコミュ二ケーション力が高くて有能なモチベーターであることを証明したと思います。日ハムの栗山もそうですが報道ステーションのキャスター経験がプラスだったでしょうか。いまの若者は言葉できっちりと語らないとついてこないしTVキャスターとして一度庶民の目線まで降りてるのも選手の心をつかんでる感じですね。優勝インタービューを見ていて、まるで終演後の拍手にこたえてオーケストラをたたえる指揮者のようでした。お見事です。これを見てしまうと広島カープはまるで相撲部屋です。ヤクルトの真中はきっと感じるものがあったのではないかと来年を期待したいです。
中島 龍之
10/30/2015 | 10:48 AM Permalink
西室さん、東さん、ありがとうございます。今年のホークスは強かったです。選手層も厚かったし、工藤監督もいい采配でした。優勝後の番組の中で、誰だったか、工藤監督が、各選手に直接、気が付いたことをアドバイスしているという情報がありました。その場ですぐ言ってくれるという兄貴分的な要素も一体感の源かもしれません。来年が楽しみです。