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カテゴリー: ______日々のこと

「オズマ」に戻った九段高校同窓会

2013 DEC 1 14:14:32 pm by 東 賢太郎

昨日は都立九段高校の卒業40周年同窓会でした。11:30に青山フロラシオンで開始。200人ぐらいいたでしょうか盛大でした。海外にいて失礼していたので3回目です。

まず女性のクンづけでいきなり40年ワープします。これは元気にしてくれます。しかし見渡せばなんかの高齢者のつどいと変わらないかなあ。女性は面影がある人がいますが男はもうお爺さんという人もいてああ自分もそう見えるのかと・・・。そういうトシです。電車で初めて席を譲られたなんていう声もあります。2次会では運動部ばかり順番に呼び出され、投手のNと捕手のKと前に出されました。強い女房がまん中に立って堂々たるスピーチ。キャッチャーまかせで何も考えなくていい。頼もしい奴です。弁護士のNの車で送ってもらって帰りました。お互い絵にかいたようなピッチャー性格。今さらしょうがないよなと傷をなめあえる彼は心のオアシスでありました。

どこも同じでしょうがこの年齢の同窓会の光景となると、サラリーマンの人はほぼ引退に近いトシだからこれから女房と家で二人になっちゃう、毎日何をしようかという声があちこちであがるのです。ただ医師や自由業の人はバリバリやっている感じでもあり、長い人生様々です。人生の先輩のスピーチによると会社時代の友達はいろんな利害関係が前提の友達だから、その前提が外れると続かないことが多い。同級生は利害がないので続くし、だんだんと一番大事になるそうです。

物故者が出るのはつらい。この同窓会は5年おきで前々回のときに「東、あんときのゲッツー、エラーしてゴメンな」なんて酔ってポツリと言ってたセカンドのOが肺がんで亡くなった。僕はチームメートの掛け声のクセやらキャッチボールの球筋まで覚えています。Oは一ツ橋中学でも一緒に野球をして僕に「野球人間オズマ」(巨人の星がはやっていたんですね)とあだ名をつけており、学校群で九段に決まると「東、絶対に硬式やろうぜ」と言ってた男です。エラーは完全に忘れてました。あの時欠席しないでOのゴメンを聞いてやれて本当によかった。そんなことが30年も気になるぐらい真剣に野球をやっていた仲間を誇りに思います。

来年は還暦だという声も出ます。僕は早生まれで再来年だから少し得した感ありですが(おんなじか・・・)。早生まれといえば、当時大人びて体も大きく見えた人が今会うとそうでもない。17~8才の頃までの1年の差は大きいといいますがそうかなと思います。この場に久々にずっぽりと身をひたして周囲を見渡すと、自分は高校時代には心身ともに子供だったなあと改めて思います。先生方は当時のイメージそのままなので目の錯覚ではないでしょう。当時の僕はといえば、趣味だって音楽なんかまだまだでした。中高の同級生のもっている僕のイメージはクラシックなんかカケラもなくて、あまりしゃべらず押しも強くない、ひとえに「野球人間オズマ」です。

それが浪人して野球以外のものを見つけてちょっと脱皮しました。次に大学で脱皮してもうひとつ音楽を見つけ、会社へ入って3度目の脱皮をして(なにせノムラですから)鍛えられて自信がついた。だから会社人の僕しか知らない人が同窓会の僕を見たら存在感のなさにきっと驚くし、たぶん大学時代に知り合った家内ですらそうでしょう。中学高校から目立って、体が大きくて、風貌も大人でダンディで、勉強も運動もできて、女に持てた人もいましたがうらやましかった。そんなのとは程遠かった僕はすごくコンプレックスがありましたね。

もし普通に大学行って普通に就職していたら僕のような成長に手間のかかる未熟児タイプはきっと一生そのコンプレックスに負けてしまったでしょう。そういう人は多いかもしれませんし、特に過保護で早生まれの男の子さんは。それが浪人したら「虎の穴」でした。思いっきり背伸びした大学に行ったらそこが次の「虎の穴」でした。そのうえに野村に飛び込んだら世界の俊英が集まる金融界のウルトラ競争原理にさらされ、海外で次の「虎の穴」が待っていました。だから40年ぶりにこうやって故郷の浜辺に帰ってみると、皆さんとてんで話があわなくなってしまっています。こっちの問題なのですが、カンペキな浦島太郎です。

というわけで複雑な気持ちで帰宅しました。できれば60歳を機に「4度目の脱皮」をと思っているんですが、どうでしょうか。浦島太郎でも僕を「オズマ」のままにしてくれる野球部の連中に深謝です。

 

 

 

 

幻燈辻馬車を見る

2013 NOV 17 2:02:06 am by 東 賢太郎

芝居はロンドンと帝劇で2回見たはずだが、恥ずかしながらそれが何だったかほとんど覚えていない。文学的なものは弱い。だから今日のがちゃんと見た初めてだ。そんな程度であれこれ書く自信はない。ちなみに同行した西室兄はきのう歌舞伎、今日が芝居で明日が能楽だ。こういう道楽もんには太刀打ちできん。

こんなに舞台が近いの?まず驚く。さっきN響を聴いてきていわゆるハシゴなんで、こりゃやる方も緊張するわなというのが第一印象。客席との一体感がなかなかいい。真っ暗になると世界が変わる。みんなで違う世界に入りましょという感じが新鮮である。

筋はどろどろしたものだが西室いわく山田風太郎の原作はもっとそうらしい。会津藩と越後、戊辰戦争、西南の役、明治維新と自由民権運動という興味深い時代設定でありいろいろ考えるものがあった。歴史の波にもまれる女を主題にしつつカネと権力におぼれる男を対比させたストーリーと思料。

京都のおどりもそうだったが、知っている人が出るのはいいもんだ。早野さんのお竜がなかなか出んのでちょっと気持ちがゆるんだが、後半はじっくり見た。芝居をやる人は「気」があるなと思う。とても良かった。

昔、成城の初等科に「劇」という時間があった。これもぜんぜん興味なくてほとんど覚えていないが、動物劇みたいなのでカラスだかスズメだかの端役をやらされた。舞台の右手から出たことと拍手をもらってうれしかったことしか覚えてない。

そういう教育をいただいたのに劇も能も狂言も歌舞伎もオペラもうとい。劇場型人間でない。それでも今日はなんとなく楽しそうだなと思った。来年何しようと考え中だが、ひとつ楽しみができた。

 

キミもボクも偽装の時代

2013 NOV 13 19:19:43 pm by 東 賢太郎

LPレコードの時代、ジャケットにはオビ(帯)というものがついていた。CDにもあるが、なにせLPはサイズが大きいのでオビの存在感もちがった。

そこには曲名、演奏者名が書かれているのだが、それでは飽き足らず「鍵盤の獅子王バックハウス 皇帝を弾く!」とか「コロラトゥーラの女王 珠玉の名アリア集」なんていうキャッチコピーもあった。要は「低音の魅力 フランク永井」「演歌の女王 美空ひばり」「エレキの帝王 寺内タケシ」などと一緒のノリだ。獅子王だ女王だなどと誰が決めたんだ認定したんだ、などとつっかかるのは野暮だ。

高校生の頃だったか、レコード屋で手に取ったサン・サーンスの交響曲第3番のLPのオビに「オルガン付き」とある。当たり前だろと思ったその時、「地軸をゆるがす重低音」という文字が目に入った。オルガン(あえて書く)→重低音→地軸が揺らぐ、愛好家の好奇心を実にうまくついてくるではないか。オルガンの伏線が効いている。う~ん、これはすごそうだ、よほどオルガンの録音がいいんだろう、とあわや買ってしまうところ、お金が足りなかった。やれやれ危なかった。

ひっかかりそうになっておいて言う資格もないが、誇大なキャッチコピーで物を売らんとするのはいかにもチープな感じだ。しかし地軸まで持ち出されると、嘘だとわかっていても一応は想像力を刺激される。「宇宙」やら「銀河」まで行くと嘘が過ぎるし「地球」だと、どこか揺らぐという現実感に欠ける。「軸」というのがいい。揺らぐ感じがする。そのセンスに座布団1枚!だし、このコピーを考えた人が本当にそういうイメージを感じた可能性も否定まではできない。嘘もこのぐらいスケールがデカいと許されてしまうのだろう。

しかし「九条ネギ」やら「伊勢海老」やらとなると、仕入れの人が食べてみてそうイメージしましたでは洒落にもならない。嘘なのは「地軸」と一緒だが、地軸なんか見た者は誰もいない。誰もどこにいるのか知らない「獅子王」と一緒だ。怒るのも野暮なのだ。しかし九条ネギや伊勢海老はれっきとして存在するのだから、これは「成りすまし」以外の何ものでもない。法に触れているか否かはともかく、庶民感覚的には犯罪だ。

ところがだ。そう思いつつ、反省すべきことがあるのに気がついた。自分は九条ネギと深谷ネギが区別できるかということだ。伊勢海老とほかの海老の違いが言えるか?無理だ。先日、週末に某所のパーティーでいただいた松葉ガニはずいぶんと立派だった。ずっしりと重くて一匹(一杯)食べたらそれでもう満腹になった。

写真 (44)

しかし、「松葉ガニはオスとメスとどっちがおいしいですか?」と地元の人に聞いて恥をかいた。山陰で松葉ガニと呼ぶのはオスだけだ(メスは親ガニと呼ぶ)。同じカニが福井で捕れれば越前ガニ、その他だとズワイガニだ。恥ずかしいことにそれすら知らなかった。そもそもこれ(右)を自分で開いて平らげるのにもずいぶん苦労したぐらいであった。

こんな程度の消費者である僕は九条ネギも見たことないのだから、実は「成りすまし」には当たらないではないかと思う。僕はほとんどTVを見ないので芸能人が物まねをしていても、まねされている方を知らないからその芸に何の価値もない。それと同じことで、成りすます対象が架空と同じことなのだから、つまり、九条ネギは鍵盤の獅子王と同じなのだから、僕はこのトリックにだまされる可能性がないのだ。だまされるとすると、何となくそういう産地名称があること自体ブランド感があるという思い込みによる。だいたいの人はそれがあるだろう。それをホテルに見透かされているということだ。「どうせわからんでしょ。いいもん食った気になって高い料金払ってちょうだい」ということだ。ある程度の嗜好品、プレミアム品の市場では、悔しいが、だまされる方も自己責任なしとはならないだろう。

インド洋で韓国船が釣ったマグロの産地表示は「韓国産」で、その隣で日本船が釣ったものは「日本産(インド洋)」となるそうだ。中国で途中まで栽培したシイタケを輸入して日本で収穫すると「日本産」だ。あいびき肉は国産60%米国産40%でも「国産」だ。和牛は国産牛とは限らない。品種のことだからでオーストラリア産の和牛というのがある。「産地直送」とは市場で買わなかったということに過ぎない(直送かどうかわからない)し、「採れたて」はその日の朝に収穫したものである必要はない。行政の監理する食品表示とはその程度のものだ。

インド洋のマグロが韓国産に化けるぐらいだから、伊勢で採れたエビではなく伊勢海老といういう品種のエビが韓国で採れてそれを「伊勢海老」と表示したらどうなるんだろうなどといろいろ考えさせられる。タイのエビが芝エビで悪いのかという理屈は成り立たないが、供給者側にモラルのOBラインを甘くする傾向を生んでいるのではないだろうか。そういう合法的混乱を招くリスクがあるならいっそエビは「エビ」とだけ表示するのが公明正大なんじゃないか。いや、それじゃあつまらん、というなら「帝王」「女王」「獅子王」の3種は良しとするでどうだ。ダイオウイカもあることだし。

 

 

 

 

 

 

 

 

「くろぎ」は人気店ではなく名店

2013 OCT 23 11:11:54 am by 東 賢太郎

先日いま東京でいちばん予約が取れないひとつ(半年待ち)らしい日本料理店「くろぎ」を訪問。金のない大学時代に飲んで闊歩したなつかしい庭、要は人気店らしからぬごみごみした湯島裏通りの一角です。7席しかないカウンター隣席の客人が来年8月の予約を入れていたのであながち噂だけではないのだろう。若手料理人・黒木純氏はフジテレビの「アイアンシェフ」に和の鉄人として出演、テレビ東京の「ソロモン流」で紹介されたりミシュランで星をとったりの著名人とのこと。そういうことにはいっこうに関心のない僕はさっきネットで知ったのですが。

商売柄いろいろ食べてますが、書くにあたうべき仕事でありました。たかが土瓶蒸しというなかれ絶妙にとろみがかった鱧(はも)と三ツ葉の塩梅はかつてなし、これ一品で客を黙らせるといって過言でもなし。おおぶりの松茸のあぶりは妙な話、松茸とも思えない熱々の白身魚の食感。続いて胡麻豆腐、魴( ホウボウ)塩焼き、紅葉鯛、棒寿司、ばち子など季のもの、など。感心したのは一見どうもない芋茎の吉野煮。温度、出汁、歯触りまさしく逸品。〆の栗ごはんに至るまでぬかりは一切なく、美味也。素材吟味、調理、出し頃とも最高水準ゆえ席はカウンターでなくてはいけませんね。

閉店後、当の黒木シェフらと二次会。35歳にして一流の気配りができる男。ああでないとあそこまで食材に気も配れないでしょう。今回はくろぎお得意様でもある弊社お客様から光栄なるご招待の場であることを説明。そうしたらどう誤解されたのか以後敬称が「先生」になってしまい閉口。一方でこちらが長年不思議であった「夜はいつ食べてるの?」という愚問に「味見だけです。舌が鈍るので」。身を削る仕事に大志を抱くのは当然です。ミシュランなんてのに頼らん方がいいよに「勉強になります」のひとこと。銀座の夜もふけ、職人魂に感じ入り、来年仕事始めいち番乗り3席いただきました。

 

中島さんのライブを聴く

2013 SEP 28 23:23:14 pm by 東 賢太郎

本日1時より碑文谷で中島さんの東京ライブを聴いてきました。右端がビートルズのヒア・カムズ・ザ・サンを演奏中の氏です。

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ステージの方々みなさんトシは近い?ようで懐かしい曲が次々演奏されましたが、ビートルズを6曲もやっていただいたき、お陰様でワインも大変進みました。特に、お好きとブログに書かれていたアクロス・ザ・ユニバースを歌っていただいたのは良かったですね。
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SMCからは花﨑ご夫妻と僕の3人でしたが満席のハウスは熱気にあふれておりました。

 

 

 

今回はHLQではなく九州からはお1人だったそうですがバンドは大変息の合ったものです。中央が中島さんです。

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終演後です。しばし喫茶店で4人で話しこみましたが、これもブログにあった中島さんと花﨑さんの「駅弁シリーズ」の写真と格付けリストを拝見しながら盛り上がりました。

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中島さんのSMC初投稿は昨年10月9日です。それ以来ブログ上だけのお付合いなのですが、どういうわけか旧知の仲の感じがするのは不思議です。バンドの方々ともごあいさつできよかったです。楽しませていただき深謝です。次回を楽しみにしております。

 

 

 

 

ブレイン・ストーミングとは?

2013 SEP 6 1:01:22 am by 東 賢太郎

今日はランチから始めて13-18時にひとつ、ディナーで20-22時にもうひとつ、2つのブレイン・ストーミングを行った。最初のはお客様である広島のM社長と彼が構想したある新規ビジネスについて5人で、夜のは大手ローファームのパートナーであるO弁護士と昨日出張に同行していただいたN税理士と3人で練っているあるビジネスプランについてだ。

ブレストは一般に4つの原則があるとされる。

①結論はなし②大胆な推論やアイデア歓迎③質より量を歓迎④アイデアを合体させ発展させる

である。これはMBAコースに学んだ人にはおなじみだが日本的方法ではない。日本人は結論が出ない会議は得意だが、それは会議のための会議というしょうもないやつだ。しかし①はそういうことではなく、あえて結論を出さないという目的を持った方法論だ。②の大胆な推論やアイデア、これは日本人は不得手だろう。心では名案と思ってもこんなことを言うと馬鹿にされるのではと空気を読んでしまう。③もそうだ。熟考の末に気の利いた案を1つだけ言うのが良しとされる。あれもこれもどうですか?というのはいかにも軽い。④も下手だ。折衷案という虻蜂取らずの中途半端な結論と同義語になりがちである。

いかにも米国流なのだが、これはゼロから何かを生んだり決めたりするときに非常に有効というのが僕の経験である。何がいいかというと、まず、何かを発表したり、説得したり、決めたり、採決をとったりしなくていいから参加者の気が楽だ。結論がいらないから間違っても許される。だからリスクを取った大胆な発想を披露できる。これがとてもいいのだ。大胆に大胆が屋上屋を重ねて、非常に面白い、それまで誰も気がつかなかったアイデアが出ることもある。ソニーのウォークマンがそうやって発案されたのは有名な事例である。

もう一ついいことは、質より量がルールなので何でも気軽に言えて口数が増え、疲れないのだ。現に今日は7時間もこれをやったのに、全然疲れていない。なぜならいつもしゃべって会議に参加しているからだ。人の話を黙って聞いているほど世の中でつまらないものはない。得てして証券マンはそれが大の苦手だ。僕など1時間もしたら確実に居眠りだ。野村を辞めてみずほに行って、2時間も3時間もそれに粛々と耐えられる銀行員の忍耐力には感心したものだ。そういう会議で何か生産的なアイデアが出たためしがないのにも同じぐらい感心したが。

僕は大学は法学部だったが、これまた講義をひたすら聞くばかりで退屈きわまりない。入試風景でTVによく出る法文1号館25番教室というばかでかい部屋で睡魔と闘う日々であり、必然的に足が遠のいてしまった。だから米国に留学してブレストの面白さはとても新鮮だったのだ。米国人の発言を聞くと、全米トップにもなったウォートン・スクールのMBAコースともあろうものが、小学生に毛が生えたようなアイデアが堂々と出てみたり、とんでもない知識レベル、例えば2次方程式が解けないみたいなことが発覚したりする。しかしそんなことを気にしたり笑ったり見下したりする者は誰もいない。

日本で、別にMBAを取ったわけでもないのに、ブレストを当然のようにやっているのは中小企業のオーナー社長だ。ワンマンももちろん多いが、幹部やときには若手代表も入れて喧々諤々やっている人もいる。ツイッターなどで意見を言って世間様とブレストしている経営者もいる。逆にやっていない最右翼は大手金融や重厚長大企業エリート幹部だろう。日本のリーディングカンパニーの意思決定が硬直化、ガラパゴス化していく一因はこういうところにあると思う。

①-④で最も重要なのは②大胆な推論やアイデア歓迎であると思う。目的は④アイデアを合体させ発展させる、にあるのだが、議論を弁証法的に大きく発展させるのは②だ。学生にお勧めしたいのは3人以上で模擬ブレストをやってみることだ。4人以上いるなら審判(ジャッジ)役を1人置いて、誰が議論を進めるのに貢献したか採点して競い合うとどんどんうまくなるだろう。議題は何でもいい。「駅前のつぶれかけのラーメン屋をはやらせる方法」はどうだろう。「クラスで一番モテないA男に一番美人のB子を口説かせる方法」なんてもっと面白くないか(B子を自分で口説くのは反則だ)。自分でビジネスをやるというのはそういうことを日々考えるということだから、役に立つこと保証つきだ。

 

某社との案件会議

めちゃくちゃ当たる占い

2013 AUG 29 10:10:40 am by 東 賢太郎

昨日は午前11時から午後7時の夕食まで、ずっとある方とご一緒だった。ミクロネシアと関係があるのでMさんとしておこう。日本人なら誰でも知ってる大企業のオーナー社長である。ビジネスについて、非常に刺激的で面白いアイデアをいただいた。経営者の直観力というのはすごいものだ。自社商品をこつこつと1兆2千億円も売って培われた人間観察力、時流を読む力はとても足元にもおよぶものではない。たとえば、

「これからは女性の眼でやりなさい」

こういうのがとんでくる。

「金融の仕組みなんか男の脳が作ったものだ。男は面倒なことはしない。だが面倒見というのは日本のお家芸だよ。そしてそれは女の脳の独壇場だ。」

非常に科学的で深い。脳梁の太さの分析に話が至る。女性のが太い。こういうのは僕も大好きなので、話が盛り上がるのだ。8時間にわたってあまりにたくさんのアイデアをいただいたので、まだ頭のなかが雑然としている。経験的に、もう3回ぐらい寝て、起きないと、シャープなものにはならないという感じだ。

Mさんは自社開発占いソフトをもっておられる。四柱推命やら何やら僕は不案内だが数種を複合したまったく独自のソフトで、かなりの開発費がかかっているかもしれない。本人と両親の生年月日から性格、気質、個性を割りだし、相手とご自分との相性を細かく分析されている。そういうものを信じたことがない僕だが、データをパソコンに入力してすぐに出てきた結果を見て目を疑う。

基本的性格: 9 ポルックス

理想に生きぬくことこそ人生なり。人は自分の理想社会実現の為に努力すべきであると考える。理想と現実の裏面を知ると人間社会を信じ切れず用心第一になる。感受性強く、情操心豊か。

当たっている。ところがもっとあって、僕の場合、両親とも「9 ポルックス」なので極めて珍しい。12通りあるから、親子3人とも同じというのは1728人に1人しかいない。ザ・ポルックスみたいな人間なのだ、僕は。

個性1: L(食神) おおらかで勝気な星

温厚な中にも勝ち気なところがあり、かつ明朗であっさりしていて包容力があります。衣食住に不自由しない楽天家です。体格も、ややでっぷりしていて、血色も良い。これは食べることについて人一倍興味があるせいである。ただし、あくせく働くことが嫌いで、ファイトに欠ける面があります。

いや、降参。食道楽であるし、それに起因して日々いや増しに増す腹囲まで当てられるとぐうの音も出ずだ。「あくせく働くのが嫌い」。あくせくというのはかっこ悪いし、人間は1日に3時間しか集中できないという科学の方を信じている。サラリーマン時代にわんさかあった目的が見えない仕事、意味不明の会議。そういうものは人生の敵だった。

個性2: K(印授) 学問と知恵の星

学問、名誉、アイディア、寿命の星です。理知的で冷静であり、思慮深く温和で優しく、情愛もあついのですが、やや決断に乏しいところがあります。

おやじ方は理系の学者だし、決断にはややどころか非常に乏しい。ここまで自分の欠点をずばり言われると小気味良さすらおぼえる。

さらに、

「あなたは弱いもの、困っているものを助ける性格ですね」

Mさんは東京人の僕がなぜ広島カープファンか知らない。捨て猫を5匹拾ったことも知らない。

「医師になるべきでしたね」

はい、白い巨塔の東教授には何となく共感がありました。

 

医師ではなく証券マンを選んだ下衆な僕は、この占いシステムはビジネスになるな、という方に頭がイッテしまっている。

 

 

 

娑婆に戻りました

2013 AUG 24 18:18:51 pm by 東 賢太郎

さきほどハワイから帰国いたしました。人間の体は不思議なもので、ちょっと感じていた小さな変調、肩こりとか胸やけとか耳鳴りとかそんなの年相応ですよで片づけられていたものが今は全部消えています。何よりの薬でした。

1週間ずっとハワイ島におりましたが、この島がまたいい塩梅に都会人に娑婆を思い出させるものがなんにもありません。我々のような職業ですと、ともすればゴルフ場だって仕事場みたいなもんですから、そんじょそこらのコースだと耳鳴りが復活しかねません。ところがここのマウナ・ラ二というクラブは海辺の浮世離れした美しいゴルフ場で、海越えのパー3なんかが有名で、すっかり俗世間を離脱してしまいました(スコアも忘れちゃいましたが・・・)。それから翌日シュノーケリングをして、最終日は1日かけてマウナ・ケア山の頂上、標高4200メートルまで行って日没と星空を満喫しました。天文少年に戻って土星の輪っかやら流れ星やらに歓声を上げてしまいました。

なにやら人間には副交感神経なるものがあって食事中や睡眠時など、体がゆったりとしている時に働くそうです。1週間そっちにスイッチが入りっぱなしだったので良かったんでしょう。ただ、それならずっとビーチに住めばいいかというとそういうものでもないそうです。どんなに良いリゾート地に住んでもそれが日常になってしまうとそれはそれで必ずしも長生きするわけではないというのはデータに出ているそうです。精神が安寧だと今度は食べ過ぎたり飲みすぎたり云々などしてちゃんとバランスシートは帳尻があってしまう。人間というのは因果なもののようです。

オン・オフの切り替え。これが如意になったらすごいんじゃないか。なにやらひとつ大きな人生の目標をもって帰ってまいりました。

 

 

自由が丘盆踊り大会 (Obon-Dance Festival at Jiyuu-gaoka, Tokyo)

2013 AUG 7 6:06:19 am by 東 賢太郎

 

先週金曜日、帰り道に自由が丘へ寄ったら駅前で盆踊りをやっていました。8月1日から4日までだそうです。本屋に向かうとふと聴こえてきた「東京音頭」のはあ~~。あまりにその声がすばらしくて、足がくぎづけになりました。

 

これは去年のをyoutubeでお借りしましたが、これです。この炭坑節は三橋美智也さんでしょうか。これもいいです。しかしこの東京音頭は誰の歌なんでしょう。まさにグレート・テナー! 絶品であります。僕はドイツリートより日本民謡の方が好きです。こんな美声で聴けるならいつまででも聴いていたいぐらいです。おかあさんたちの踊りもいい感じでなごませていただきました。日本の心ですね。

 

 

This  shows the Obon-Dance Festival held in front of the Jiyuugaoka-station in Setagaya, Tokyo.  This kind of folk dance festival is traditionally very common in August and held almost anywhere across Japan. This video is last year’s at the same place  but music stay the same every year.  As you see it’s a lot of fun for everybody!

Although the pieces are very popular among all Japanese, I was struck dumb with hearing  these great tenor voices!  The first piece “Tankou-bushi” is probably sung by Michiya Mihashi,  a famous professional singer of Japanese  songs. I am not familiar with the second,  singing “Tokyo-Ondo”.  He is really great, I think.

 

 

カジノ必勝法教えます

2013 JUN 5 0:00:48 am by 東 賢太郎

 

品川と田町の間に山手線の新駅を作ってカジノを誘致する、という話があるそうです。今ある駅でいうと泉岳寺の辺りです。 新駅の話はJR東の社内報には出ていますし、住友不動産三田タワーは10年前に「新駅近く」と売り出したそうです。他に①羽田空港と大田区②大井競馬場(社長が元副知事、東京都競馬所有)③お台場、という説もあります。まあすべて下馬評なんでタラレバです。シンガポールを見てわかるようにカジノの経済効果は大きく、東京都はオリンピックとどっちをとるのという選択なのでしょうか。

個人的には、留学中とロンドン時代にカジノでよく遊びました。留学中はフィラデルフィアから車でアトランティックシティまで週末に家内とよく出かけました。100-200ドルが精いっぱいでしたが、当時は1ドル240円でしたからビッグマックも買えなかったのに随分なものです。あまり負けるので確率計算してみると、ルーレットは絶対負けるとわかりました。ブラックジャックは勝つ可能性はありますがカードカウンティングという10の札の残り枚数を知る必要があって、一人では無理です。

ところがアメリカ人の友人で達人がいて、ルーレット必勝法があると教わりました。ディーラーは学校で訓練されていて、ネイバーと呼ぶ回転盤上の連続した5個の数字に80%の確率で入れられるそうです。まず、ワンベット1万ドル以上の金持ちが賭けている台を探します。ディーラーは彼の賭けた数字をはずしにかかるため、その数字の対頂角に位置する数字のネイバーを狙う事が多いのです。そこでやること。まず0-36の37個の数字(米国は00があるので38個です)に1枚ずつチップを置きます。ここからが勝負です。球が投げられno more betsが宣言されるまでの数秒間に彼が狙った数字(だいたい金持ちが置いた数字の対頂角周辺)の対頂角のネイバー(要は金持ち周辺です、ややこしいですね)の5枚をすばやくピックアップするのです。なぜならその5つは80%の確率で出ないからです。だから80%の確率で毎回チップ5枚だけ勝ちます。すごいでしょう。確かにすごいんです。友人はこれで要注意顧客のブラックリスト入りしてカジノに入れなくなりました。これは時間的に一人ではできないので集団でやるためカジノ側にすぐばれてしまうのです。だからおすすめはいたしません。

これをやったわけではありませんがけっこう研究はしました。しかし僕の戦績はけっこう負けでしょう。やはり確率(大数の法則)には勝てないと悟りましたから、日本に帰ってからは出張してもお客様のお付き合い以外はやりません。でも、お台場であれどこであれ、東京にできてしまうとちょっと自信ないかなあ・・・・。

 

 

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