ミクロネシア電力案件
2015 JUL 20 21:21:03 pm by 東 賢太郎
先週よりミクロネシアに出張中のため、ブログは中断いたしました。
同国訪問はこれで3回目です。同国にて可能性のある事業はいくつかありますが、そのひとつとして発電があります。日本の電気料金は個人向けで23-30円/KWH(京電力)ですがミクロネシアはディーゼル主体(一部は太陽光)で50-60円ほどです。停電が多いという事情もあります。
今回はチューク州、ポンペイ州の電気事業部門幹部および民間事業者にホテルにご参集いただき、小型水力発電のシステムなどいくつかの提案を含めたプレゼンテーションを行ったものです。結果は相応のご関心をいただく形となり、今後の進展が期待されます。
本件は単なる営利目的だけの案件とは一線を画し、現地国民の生活と福祉の向上に連なるという使命感をもって行っており、技術供与する会社様はもとより顧問を務めさせていただいているL社様との共同プロジェクトとして関わらせていただいているものです。
事業プランとしては当然ながら採算性の精査が必要ですが、水力(マイクロ・ハイドロ・プラント)ですと設営初期費用が24時間稼働で約2年で回収可能であるなど現実的であります。商社等を経由することなく政府と直接に折衝したわけですが、むしろ当方の趣旨がストレートに伝わったと思われます。
このような事業を前提にL社様および弊社ソナー・アドバイザーズ株式会社が一定額の資本金をもってミクロネシア連邦にリスクをとって起業しているわけであり、そのコミットメントが先方政府関係者との間の信用を築いているということが確認できた会議ともなりました。
今回もグアム経由で去年と同様にチューク島に一泊しました。昨年と様子は変わっておらず、例のがたがた道がほんの一部舗装された程度でありました。前回行かなかった帝国海軍司令本部のあった「夏島」に行くことができましたが、終戦から70年ということもあり感ずるところがありました。
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新しい仕事を引き受ける
2015 JUN 28 23:23:19 pm by 東 賢太郎
前回、IOTが文化を変える可能性について指摘しました。しかしそれはマイナスばかりではないでしょう。文化がネット文明と合体してユビキタス状態となり、かつて想像もできなかった進化をするかもしれないからです。
僕はアニメにそのポテンシャルがあると見ています。ミッキーやキティのようにモノでなく、電子化されてどこにでも空気のように現れ、いつでも楽しめる存在になり得るからです。グローバルブランドと呼ばれるものはいままではモノでしたが、ネットがそれを変え、さらにIOTによって進化するのです。
だからアニメ大国の日本こそがその発信基地になるかもしれない。ソフトでの日本発のグローバルブランドはありませんからこれは非常にチャレンジングな事業機会です。今回ご縁があってそれに挑む有能な企業家をお手伝いすることに決めました。
先日仕事は絞ると書きながら逆のようですが、彼の事業目線がいいのです。何度も書きましたが、事を成すには高いモチベーションがすべてです。彼は2回り以上若いですが、そういうことは関係ありません。モチベーションの高い人には敬意を感じるしそういう人と仕事がしたい、それだけです。
きょう銀座で方向付けの最終MTGをおこない、同社に投資し役員をお引き受けすることを決めました。僕がブログに書いていることが机上の空論でなく現実の行動原理であることをお示しできるでしょう。
会社はニューヨークです。こういうものは金融と一緒で「世界で最もスマートな人たち」にアピールしなければ成功しません。ハードルは高いからこそ面白いのです。
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綱町三井倶楽部にて
2015 JUN 28 0:00:34 am by 東 賢太郎
本日はL社の株主総会にて新年度の最高顧問を拝命いたしました。スピーチさせていただいた骨子は以下の通りです。
日本株の今後について
量的金融緩和のサポートは来年まで。影響のある要素は3つある。①IOT②エネルギー価格③訪日旅行者増加。経営に需要なのは①にヒト・モノ・カネが集まること、②原油価格反転③インバウンド消費よりむしろ文化輸出の契機として
インプリケーション
①はすべてのモノ(ハード)をソフトとサービスに分解する効果がある。モノは減るか簡素化する、②はCPIを通じて各国金融政策に反映、③は和のホンモノのグローバル認知により日本の輸出のコンセプトを変える契機となる
会場は「綱町三井倶楽部」にて。ここは立ち入ったのは初めてでしたが大正2年、鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドル博士の設計で立派な迎賓館でした。これは庭園よりの外観です。
2階ホールのステンドは華やかですが派手ではなく、階段の節度ある赤じゅうたんとマッチしています。以前は能舞台があり昭和天皇が来られたそうです。この内装は大変に気にいりました。
圧巻は地下のワインセラーでした。14度に保たれ冷んやりしています。質、量ともに国内ではトップクラスだそうです。
ここでIOC総会を開いた時にまさかないだろうと会長が注文したシャトー・イケムの47年が在庫に有って、たいそう驚かれたそうです。それで勝ったかも?と冗談も出ていました。
ロマネ・コンティが当たり前のように。古いところで シャトー・カロン・セギュール1906年物までありました。ブランデーになると1830年のルイ・フィリップナポレオンも貯蔵され、これは僕が見た最古です。ベートーベンが亡くなった2年後ですからね。飲んでみたいものです。
この部屋の風情がブリティッシュで実に懐かしいです。欧州時代の仕事場はこの感じでした。
この広大な庭園を含め1万坪、坪300万円として土地だけで300億円ですね。すぐそういうことが気になる、職業病です。会津松平家の下屋敷の庭園だったとのこと。
ランチとディナーをいただきましたがサービスともども第一級でございました。
感想
ニューヨークでJ.Pモルガンの邸宅(ライブラリー)で会食させてもらいましたが、調度品こそ違いますがそれを思い出しました。日本の財閥も大層なものでした。L社様にはこの2年にわたり多様な経験を積ませていただき感謝あるのみです。
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MERS騒ぎ真っ最中のソウルへ行く
2015 JUN 20 13:13:32 pm by 東 賢太郎
急に大事な仕事が2つもでてきてソウルに行く流れになったのが先週。そうしたらMERSのニュースが日増しに幅をきかせてくるではないですか。いやだなあと思っていたらどんぴしゃのタイミングでアポイントメントが入ってしまい、抜き差しならず水曜から二泊三日で出張しました。海外業務が長くSERS、鳥インフルエンザ、狂牛病、口蹄疫など大流行の国々に住んだり出張したりしてきましたから、今さら何だという感じではありましたが・・・。
ソウルは観光したことはありませんが仕事ではもう何十回も行ってます。18時着のJALは特にすいているということはありませんでしたが機中ずっとマスクの人は多く、僕も大量に買い込んで着用しました。金浦国際空港の待合ターミナルはいつになく人気が少なく、タクシー乗り場はガラガラでした。右は定宿のロッテホテル29階の客室からの展望。荷物を解いてすぐ明洞にビジネスディナーに出ましたが、普段なら若者でごった返すこの時間のこの繁華街で人出がこんなにまばらなのは初めてでした。ここまでは予想通りという光景でした。
韓国ではMERSはメルスと呼び大統領が訪米を見送る非常事態です。観光はツアーのキャンセルで中国人が10万人減るなど大打撃で、地元の人の方も百貨店、スーパーなど人ごみは避け、野球場までも客足が半減するなど影響が出ているようです。しかし感染はほとんどが病院関係ということで街を歩く人も計8件のアボイントメントでお会いした多くのビジネスマンの方々もマスクはしておらず、粛粛と台風が過ぎるのを待つというところなのは意外でした。「ウィルスはマスクを透過するから意味ないそうなので」という声もあり達観ムードも混じるのは4年前に放射能騒ぎで銀座や赤坂が閑散となったころの東京を思い出します。
今回は韓国を代表するグローバル企業の電機メーカーとアドバイザー契約の調印があり、ソナー・アドバイザーズ起業5年目にしてありがたい栄誉となりました。調印式、写真撮影は同社研究所のあるソウル大学(左)で行われました。キャンパスの敷地は広々とした丘の上で見晴らしもよろしく、韓国の受験戦争は激烈で有名ですがそんな空気とは無縁で静寂です。ランチは教職員専用食堂でいただきましたが、魚介類のチゲ定食が美味でございました。
もうひとつそれとは別案件ですが、プライベートエクィティファンドの設立に関わる関係者と協議がありました。国民年金など政府レベルで海外投資の必要性に目が向きつつあります。日韓は投資というフィールドでは組める部分がありますが先例はあまりないようです。法律、行政、金融など基本的なインフラは日本がモデルで比較的理解しやすく、言葉のハンディを埋めてくれる有能な社員さえいれば壁は高くないという実感です。
この国とは政府間はいろいろありますし、両国ともそういうものに反応しやすい一定の世論のマネジメントという側面もあるため今後も変わらずあり続けると思います。ビジネスというものは、個々人レベルでは多様な感情があるにせよそれを百も承知のうえで、語弊があるかもしれませんが、お互い酒の肴にするぐらいの冷めた視線で成り立っていると言っていいでしょう。だから歴史に無知ではいけないわけで、わかっているがあえて口にしない理解と節度が望ましい。
僕はやや親しくなった人にですが閔妃暗殺事件への私見を述べたことが何度もあります。これは乙未事変とも呼ばれ韓国では明成皇后弑害事件と呼ばれる。日清、日露戦争と密接に関わるものであるにもかかわらず日本国の関与も実行犯も不明で日韓の学者の見解も裁判所判例も合致しないまま、日本人のほとんどは知らず韓国人は誰もが知っているというものです。
この事変の真相を知る手立てはなさそうですが、韓国人の大多数は日本国の関与ありと信じている、それが嫌日の一因であり朴大統領が従軍慰安婦問題でああいう形になってしまうことの遠因の可能性もある。そのことを知らずして腹を割った会話もビジネスも成り立ちません。まして事変そのものを知らないのでは話にも何にもなりません。我々だって日本が被爆国であることすら知らない外国人と真面目につきあいたいとは思わないでしょう。
米国で広島カープファンだと言うと相手がほんの微妙に引いたスタンスになることがあって、ああヒロシマと響いたんだなと合点しましたが、そういう人には理性と親近感を感じたものです。彼が投下したわけでもない、ただその国民として一人の人間としてまともな感情があって、それは同じ人間であるこちらと変わらない。そこから話はスタートするのです。
今回の出張は自由時間が皆無で昼食も落ち着いてとれずに忙しい3日間となりましたがビジネスとはbusiness(=busyなこと)ですから仕方ありません。帰りにガラガラの空港免税店で土産のノリを買ったら、そんなに買ったわけでもないのに店員さんに感謝されておまけをたくさんくれました。ありがたいがそれもビジネスマンとしてはどこか寂しいことです。早く騒ぎが収まることを願っております。
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梅田支店の謎
2015 JUN 10 1:01:18 am by 東 賢太郎
きのうは大阪へ行った話を書きました。
阪急に乗って乗客の顔を見ていて、どういうものか東京とちがう。顔かたちでなく、雰囲気といいますか、どこか人のぬくもりがあってやわらかいんですね。だってビルの上の方にでっかく「そねざきけいさつ」なんてひらがなで書いてある。お堅い警察署がですよ。東京人にはありえないでしょ。
だからこの街を歩いてるといやされるんです。気が和む。一般の大阪のイメージとはんたいです。2年半でしたがここに住んで、悪い思い出はなにもない。そんな街ありませんし、ほんまにえらいことでっせ。
それに、これもなんとなくですが、大阪の人のほうが熱いし、すぐ心が入るし、なにごとにもマニアックな感じがします。これはすごくいい意味です、だってマニアックになれない人はつまんないですね僕は。確信してますが、大阪の人のほうが東京人よりも肌があいます。
梅田支店のあった(今もあるが2階になった)富国生命ビルの裏口あたりを歩いて、明け方まで飲んで看板倒してこのあたりで寝たなあとか、あんなことこんなことたくさんの出来事があったのが昨日みたいです。景色は変わってしまったがもう古戦場跡ですね、つわものどもが夢のあとです。
向かいのパチンコ屋ではジュディ・オングの「魅せられて」がいつも大音量で流れていて、よくW課長がサボって真っ昼間からここでタバコ加えて打ってたっけとか、昼は営業1課であそこの2階の飯屋で速メシしてたなとか、なにせ証券会社の現場はメシ10分ですからね。これきくと、よみがえります。
あのころ、前途は洋洋と勝手に思い込んでいた自分。まさかこんな60のしょぼくれたジジイになってここに立つなんて思ってもみなかった。当時の支店の皆さんはあれ以来お会いしてないからトシをとってないんです。ここの社員口からそのままの姿で出てきそうです。ずっとそのままでいてほしいですね。
ここから転勤したころだったでしょうか、これがはやってましたね。カラオケで歌ってました。
留学が決まって本社人事部に移ってから、これが耳はいってくると感傷的になってました。なんでかわかりませんが、支店イベントでみんなでわいわいビール飲みながら歩いた造幣局の通り抜け、僕でもわかるピンク色の満開の八重桜の桜吹雪を思い出すのです。
あれからなんていろんなことがあったんだろう。でもそのいろんなことはまだ終わりじゃなくて、今の今まで連綿と続いてきていて、今だってまだまだいろんなことがおきている。
5年前の10月に会社を作って、ほんとうにいろいろあって、苦労したとは認めたくないですがもうだめかとあきらめたこともあって、それでも地道に植えてきたものが来年あたりまでにはあの八重桜みたいに咲くかもしれない。だから昨今、もうあまりアクセルを踏み込んでないのです。
世の中というのは不思議すぎてよくわかりません。そんな流しの姿勢なのにいろんな話が向こうからやってくる。欲しい時はちっとも来も取れもしなかったのに。だから大阪にいるんです。来週はまた別なとこへ行きます。
そういう話が3つか4つ、もう欲がないのでどっちでもいいんですが、それをこんどは組み合わせるとどうかなということになってきてます。そうなったほうがすっきりするし、規模も大きくなるかもしれませんし。
ここは頑張らずに自然体でいいや、もう十分頑張って生きてきたし。梅田支店の裏口にたたずんでパチンコ屋の騒音をきいているうち、もうすっかりそういう風に得心いたしました。なにか始まっちゃったら、まあ皆さんでがんばってやってってちょうだい。そんなところですね。
こんなことありません。謎ですね。梅田支店にきてみてよかったです。
(追記、16年1月22日)
いま本稿を読みかえすと不思議なほど、この6月頃を基点にして仕事運がめぐってきました。原点に返って、寮まで探し当てて、帰り道に、こういうことになる・・・
「すると豊中稲荷が現れます。ありがたきかな、お参りしないわけにはいきません。梅田支店は僕の仕事のルーツであり、人生を変える素晴らしい人や出来事にたくさんめぐりあった地です。もう一度それがあるように、参拝をいたしました。」
もう一度、ほんとうに、それがあった。そしてまだまだ、その余勢で素晴らしい出会いが待っていそうです。
梅田では一所懸命に仕事しました。そしたら信じ難い運がやってきた。そういうことですね。いまも一所懸命やってます。すると運が来る。わからないけどそう信じることができる、だって本当にここで起きたことだから。僕のルーツです。
(こちらへどうぞ)
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久々に緊張
2015 MAY 13 1:01:55 am by 東 賢太郎
日本に深いかかわりのある外資大手企業2社のトップ会談を弊社がセットし、昨日行いました。著名な両社の話し合いがうまく進めば社会的にも話題性のあるアライアンスになるかもしれません。
かような法人の仲介は証券会社時代は日常茶飯事でしたが、今はまったくの零細企業の身。組織で動くわけでなく一人身ですからけっこう神経を使うことになり、英語もかなりご無沙汰であったりして柄にもなく久々に緊張いたしました。
終了後にその一社と打ち合わせがあり、進行中の投資案件につき、絶対飲んでいただけないだろうという我がままを言わせていただきました。ところが意外にもご快諾いただき、有難い結果となりました。勢いのある時は当たって砕けろだなと勉強しました。
それが午後4時すぎ。次は別な会社さんとディナー+野球観戦というスケジュールで、東京ドームに直行でした。広島と巨人と両方のバッティング練習から見ているうちに、長かった半日の緊張がだんだんとほぐれます。
会社さんも大の野球ファンであり、試合を堪能してから仕事の話に。こちらも非常に良い形でビジネスが進みそうであり弊社がお役にたてる見込みが立ってきました。先の2社はアジアが舞台ですが、こちらは日米独が舞台であり、アニメ、プロスポーツも関わってくる面白い仕事です。
そういう知識もノウハウも僕にはありませんが、知らないだけに好奇心は大いにあり、金融、渉外に関するところでご協力させていただこうと考えてます。またそれとは別に、僕のパートナーが設立する海外の金融会社の経営も任されることになりそうです。そういう個々別々の案件を組み合わせるとさらに新展開があり得ます。
ということで、毎日ああでもないこうでもないと考える楽しみ(これぞビジネスの醍醐味)は享受しつつも心身ともに非常に疲れておりますが、こんな時にやってしまった断食はなんということもなくそれが一番の想定外ですね。
さて試合はマエケンと菅野の見事な投手戦となり、堂上に打たれて2-1で負けてしまいましたが、今日はこれ以上いいことがあったらばちが当たるという恐れもあり、それで良かったと納得して帰宅しました。
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野球談議とビジネス
2015 APR 28 11:11:11 am by 東 賢太郎
先日、NYの安岡氏の紹介で初めてお会いした某社のH氏とN氏と会食。まだ30代でエネルギーあふれる創業者のH氏は大変エキサイティングな会社をNYに作られて急成長中であり、同社役員のN氏は某大企業の元米国代表という輝かしいキャリアをお持ちの方です。
同社のご活躍される業界については何の知識もないのですが、どうなりたいかという経営ビジョンには強く共鳴するものがあり、ご縁ができました。こういう新しい出会いというのはまさに縁であり、それが増えていくのは喜びです。この仕事をやって本当に良かったと思います。
とくにH社長は宮崎出身でN高校の硬式野球部だったということで意気投合。広島出身のN氏はいわずもがなの筋金入り古参カープファンであり、これで親しくなるなという方が無理であります。もちろんビジネス・ディナーではありましたが半分ぐらいは野球の話で盛り上がりました。
とにかくお二人とも知識、経験が半端でなく当方も知らない話が次々とあって会話は尽きることありません。H氏は神宮で野球がやりたくて明大に進まれショートだったとのこと、肩をこわして入院までしたが野球をできなくなった悔しさは当方も同じ思いを味わった者であり、言わなくてもわかるというものです。
元中日投手の小笠原の速いカーブが顔面に当たると思ってよけたらストライクだったという話、当方も甲子園組の日大一の投手でそれを逃げて捕手に馬鹿にされた思い出があり今になって救われました。そういうのはやったもんでしかわからないというか、経験がないとへーで終わってしまい語るのも空しいのです。
小笠原が初登板の巨人戦でそれを高橋 由伸に苦もなく満塁ホームランされた、上の連中はちがうと謙虚に語られますが、彼も僕からすれば上の人であります。イチロー、松井、黒田、山本昌、前田智・・・各人のなにがすごいかを語り合っていると何時間あっても足りないということでありました。
ビジネスのことも、ベンチから見ているタマが打席で見ると違うでしょ?といえば一発でわかっていただける。共有体験というのは強力なコミュニケーションツールになるということです。そうやってお互いよくわかったのは、いかに野球をやりながら人生を学んだかということ。大げさに聞こえるでしょうが、ほんとうにそうです。
N氏とのカープについてもまったく同じで、それは当方の人生そのものであります。どうして東京なのに?はこれまで何百回も説明したぐらい広島県の方に不思議がられますが、説明すると納得されますね。ただし古い人だけですが・・・。
ということで同社様についてはビジネス談義に入る前にもうご支援したいという気になりました。人生これからのH社長には僕の分まで世界で大ブレークしてほしいですね。無条件で。「東京人が小学校2年でカープファンになるって、生まれつき僕はそういう人間なんですよ」、これもど真ん中のストレートで受けとめていただけたと思います。
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某ベンチャー企業プレゼンをきく
2015 MAR 7 22:22:17 pm by 東 賢太郎
本日は休日でしたが某社顧問として某ITベンチャー企業の経営陣とのインタビューに出席しました。この会社への投資の審査役としてです。
ベンチャーの社長は30才で取締役の方々より二回り以上の若さです。メディアが紙媒体から電子媒体に移行する中で、広告や有料コンテンツもポータルサイトに奪われつつある趨勢をうまくとらえたビジネスモデルを構築されています。
ご実家が茨城で3-11で被災されたそうです。ところが茨城は民放がなく情報発信不足で隠れ被災地になってしまい、家が半壊しているのに節電の協力地域に入ってしまって電気を切られたりしたそうです。
同じ学校のPTAで、お子さんを無くされた親御さんと無事だった親御さんの間で深い溝ができてしまうなど心の復興は簡単ではなく、ネガティブな報道に日々接していれば若者が希望を持って物を考えなくなってしまうという危機感を覚え、そこで、震災の傷跡の修復のために人生をかけて何かしなくてはと思い立って宇宙航空研究開発機構を辞めて独立されたそうです。
詳しくは書けませんが、インタラクティブなコミュニケーション環境を設定することで人々のマインドもポジティブな方向に変化させることができ、上記の広告媒体の趨勢にも乗るというビジネスモデルです。非常に卓越したアイデアでり、実現性も高く、事業計画書通り進めば上場は来年にも充分に可能であると判断しました。
社長が30才で志をたて、ゼロからそれを構築されたというのは敬服しますし、こういう若者が日本初のグローバル・ディファクトを創造して次のスティーブ・ジョブズになる可能性さえもあると思います。
ITが汎用性を持って約20年たちますが、どこでどう生産性に寄与するのかという議論が机上でなされてきました。しかし今日のプレゼンはもうそれが現実性の高いレベルで具体的に起きており、IT革命という死語に近づいた言葉に実はもう魂が入っているという事実を目の当たりにし大変勉強にもなりました。
モデルだけでなく起業の動機、経営者のコミットメントも素晴らしく、同社への投資は前向きな方向で調整するつもりで、そういう立場でご支援もしたいと思いました。
僕がブログでずっと書いてきているこういう「若者に教えたいこと」ですが、こうして見事に体現されている方もいらっしゃる。こういう人や企業がどんどん出てくるなら日本の未来は明るいですね。
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是枝さんとの話(その2)-起業の大チャンス-
2015 FEB 27 1:01:14 am by 東 賢太郎
もういちど是枝さんとの会話です。彼女の住むNYではすごい日本食ブームだそうで、おいしいラーメンは20ドルでも繁盛です。前からあった健康食ブームとして寿司屋でカリフォルニア・ロールを食べるような人気とは内容がぜんぜん違ってきているそうです。
というのは、お寿司なら本物の味を知ってしまった人が銀座のクオリティの寿司を求めだしているのでそういう店がすごく増えている。もちろん値段はものすごく高いのですが、それでも繁盛しているようです。富裕層は良いものにはカネに糸目はつけません。
そこで、ここに行ったらアメリカで売れそうなものがいくらでもあったよという話題になりました。是枝さん、知ってたら絶対行ったのにと悔しがっておられましたが。
日本には日本人も知らないおいしいものがいくらでもあるし、売る方は広く売るつてがない。大きい会社なら商社が扱ってくれますが小さい会社はむずかしく、それでも試食すると光るものがごろごろあったのでもったいない話です。
売りたい人と買いたい人がいる。商売の基礎条件は完全に満たしています。ところがそういう商売はできていない。なぜかというと売る方は単品なんで限界があるからです。良い溜り醤油やノンアルコールのお屠蘇があってもそれだけじゃあ商売の規模になりません。ウチの醤油おかせてくださいっていうことで終わってしまう。
だからある程度の資本が多くの商材を集める必要がありますね。当然売れないリスクはあります。しかし長いこと証券を扱ってきて確信していることは「良い物は必ず値段がつく」ということです。売ろうと思わなくても、値段が見合えば必ず売れます。だから良い物を作ることに徹すればいいというのが商売の大原則です。ところが自分で作らなくたってビッグサイトには良い物はごろごろあったのです。
もうひとつ、食文化というのは味だけじゃない。食べる場所、作る人、雰囲気、マナーなどいろんなものが合わさってできる。女性、外国人の方にはお詫びしますが僕は寿司は日本人男性が握らないと食べません。どうしてってそういう文化を食べている。女性の板さんがいない(僕の知っているとこは少なくとも)のはそういうことです。
ということはオリンピックで東京に外国人が殺到して食文化ごと知るというのは本格的な日本食、つまりアボガドの寿司じゃないものが海外富裕層にさらに爆発的に伝播するきっかけになるに違いないんです。日本の文化で味わって、初めておいしいとわかる。京料理は日本人だって京都で食べてみないとおいしさは気がつかないのです。
以上、ヒントを書きましたが、ビッグサイトの名品をセレクトして欧米に売り込む会社を起業する大チャンスと思いますよ。ネットを使うんです。ファイナンスもクラウド・ファンディングでできる。僕自身は忙しくてできませんが、いいビジョンとアイデアを持った人がいれば出資したいしアドバイスもしてあげられます。
商社といっても生産者と海外リテールの間に入るわけだから両方に強い人脈を作ればいいのです。僕は欧米在住の日本人をたくさん知っているし紹介できるし、その人とパートナーシップを組んで起業するのですよ。若くてエネルギーのある人なら成功のチャンスは大いにありますね。
一例ではありますがそういうチャレンジ精神ある人はSMCへ連絡くださればお会いしますし応援します。
(追記、16年1月22日)
昼飯を時々たべる蕎麦屋にはいった。座ると目の前に小さな水槽がおいてあって、ちょっと大きめの金魚が一匹だけゆったりと泳いでる。よく見ると出目金なんでどこを見てるかわからない。目が合った気もするが、どうせわかってないだろう。こいつにとって人生は20センチ立方の空間だ。身をおきかえると、ぞっとした。
でも、水槽に敵はいないから気楽で平和だ。エサは死ぬまで、足りるだけ出てくるじゃないか。
何の不満があるんだ?
こいつはひょっとして日本人じゃないか。水槽の外から見ている俺には気がつかないで死ぬ。でも平和だし、エサも出るんだぜ。何の不満があるんだ?
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緊急事態につき
2015 JAN 23 22:22:47 pm by 東 賢太郎
この2日間はECBドラギ発表に関する情報収集で終わりました。まだ確信は持てませんが、大まかなピクチャーは当社の読みと大きく齟齬はないという所まではいきました。
そのシナリオのポジションを組むにはいくつか方法があり、それぞれリスク・リターンが異なりますから、その選択のリスクというものがまた別に発生します。
やや難しい判断ではありますが、これほどの世界の金融市場での歪み拡大はそうないことで、僕の生きているうちでは多分もう二度とないでしょう。
ということでしばしブログは書けなくなります。落ち着き次第、再開いたします。
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