カープ、余裕の采配の謎
2015 JUL 13 20:20:55 pm by 東 賢太郎
5月3日に5間の断食をして、それ以来1日1食。79kgが73kgぐらいに定着したのですが、毎週末に10km走っていたのが雨のため2回ぬけました。そのせいか腹部の脂肪が若干復活して74kg台に。だから暑いなんて言ってられん、今日こそは走るぞと意を決しておりました。
まずは昨日に続きTVで広島・中日の3戦目を観戦。前日は八木を打てず2-0の負けです。この日も打線はしめったままゼロ行進が続き、気迫の投球の福井を援護できません。
こっちは早く走りたいのです。暗くなるといやだし。
もう結果はどうでもいい、負けでいいからはよ終わってちょうだい、大瀬良が満塁で四球出しそうになってやれやれサヨナラかと思ったら三振でチェンジ。なんとそのままずるずると12回表まで行ってしまったではないですか。
時計は6時を回ってしまいました。一死三塁で堂林くんが堂々たる3つめの三振を食らって満場がっくり。會澤くんもくそボールを振って三振。これで広島の勝ちはなし。
その裏です。簡単に中崎が二死をとります。ああ引き分けか、中日ベンチもおとなしくなったぞ。もう6時半だ、日が暮れるじゃないか。おいおい、はよせんかい!
結局、願いは叶ってすぐ試合は終わりました。サヨナラホームランで。
打った藤井をほめましょう。凡退すれば最後の打者です。ホームランバッターでもない。劇的すぎてアニメでもわざとらしいぞと視聴率下がるレベル。持ってるね。打たれた方は、ほんとに気の毒だが。
12回まで0-0というと普通は緊迫した投手戦です。拙守には拙攻が、拙攻には拙守がというお粗末なゆずりあいによる0-0というのは最下位争いのカードでなくては見られないでしょう。
カープの打者は引っ張り専門で初球から振りまわして凡打の山。それも西武の森みたいに当たったらやばいという怖さは皆無。外角に逃げたり落ちたりするタマには空振りのサインが出てるかと思うほど。
谷繁になめられきってますね、あれ投げとけば「自動三振マシーン」だって。選手の学習能力の低さもさることながら、去年戦力外通告うけた八木がカープにだけ2勝なのだからカープの打撃コーチのほうが戦力外ということでしょう。
堂林くんは久々ですが5打席とも「自動」ぶりがまったく変わってないのが出色でした、軸がぶれませんね。その彼にチャンスでも頑として代打を出さない緒方監督のどっしり地に足をつけた采配。二軍に置いとくとグッズ売上のノルマ達成があぶないんでしょうね。
堂林くん見るぐらいなら僕は栗原くん、見てみたいですね。彼は13年までしっかり打ちましたからね。バントもできるし。打ったことない人にチャンスあげてる場合じゃないと思うんです、いまのカープ。打てるサードの人たちもやる気なくなるし、ダブルパンチで弱くなりますね、ただでさえ弱いのに。
最下位の中日とくりひろげた2日間の死闘。監督の地に足をつけた采配は永遠に変わらんだろうから、打者の皆さんの自覚だけでも期待したいです。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
福井が巨人を2安打に抑え込む
2015 JUL 2 23:23:42 pm by 東 賢太郎
またまた黒田効果でした。きのうの薮田を見て今度は福井がやってくれました。
新星・薮田に対抗する抜群のツラ構えが福井です。なにせ甲子園優勝投手だ、そのへんのピッチャーと場数がちがう。巨人のクリーンアップに対してひるむ、びびるという感じは全然なし。飲んでました。
福井の球威は見た目よりあるそうです。148km出て重い。バズーカ砲みたいなイメージです。変化球が切れる、多彩というより、ストレートがコーナーにズドンと決まったらもう打てない感じでしょう。そこでフォークが効いてました。
黒田、福井、薮田。不敵面トリオですね。3連戦この3人先発なら相手はいやでしょう、毎日威圧感ある顔がマウンドに出てくる。打てないとだんだんひるむでしょうね。無言の圧力です。人のよさそうな顔が多かったカープに福音です。
今日の福井は犠飛2本で2点とられていつ崩れるかと思っていて、気がついたら8回まで行っており、これも気がついたら被安打2でした。黒田のように圧倒した印象はないのに黒田(8回3安打)より打たれてない。3回の立岡のヒット以降は6イニングノーヒットノーランでした。あっぱれです。
打線はポレダの球威に押し込まれ、1イニングで2人も牽制で刺殺されるなど不作でしたが、梵のセーフティと好走塁といういつにない積極策が奏功して福井のゴロで3-2と勝ち越し。しかしシアーホルツの初回のツーランがなかったら負けてたでしょう。
8回を三振2つで締めくくり、まだ100球ちょっとだった福井が完投と思ったら中崎に替えた。そして先頭の坂本にいきなりヒット。もちろん代走・鈴木で、これまたプレッシャーだけかけて走らせない作戦。打者は阿部、亀井。黒田の時と同じ場面です。一発でサヨナラの場面でしたが中崎もびびらずによく抑えた、あっぱれです。黒田効果が出ていると思いたい。
これでカープは借金3でついこの前まで首位だったDeNAに並びました。今日勝って借金も貯金もゼロの、ついこの前まで最下位だったヤクルトが首位に躍り出ました。何ともよくわからんが、カープは首位に1.5ゲーム差のようです。
別にカープがそんなに勝ったわけでもなんでもない、交流戦で上位チームがまとめてパリーグの艦砲射撃で撃沈され、まとまってずり落ちてきただけ。かたやソフトバンクは今日も劇的な逆転サヨナラ勝ちで強豪・西武ライオンズを撃破し、貯金は19になりました。
セリーグ6球団の総借金数が17だから、セはリーグごとソフトバンク銀行のお客さん、上得意ということです。2位・日ハムと3位・西武の分も足すと貯金は37ですからね、もう比べもんにもなりませんわ。パとセは改名してメジャーとマイナーにしたほうがいい。
ここから学べる最大の教訓は、同じレベルの者同士の戦いはそれなりに楽しめるということです。少年チーム同士、女子チーム同士。だから弱いもん同志のセでも客が入る。入るんだからいいじゃないか、和を乱してくれるなということで交流戦廃止論がセ球団から出ている。鎖国論ですね。恥ずかしいと思わないんですかね。
ここで漁夫の利でも瓢箪から駒でも鳶(とんび)に油揚げでもなんでもいいから、最弱の恥辱にまみれていたカープが優勝なんかしてくれると読売は恥ずかしいと思うかな?思わんでしょうね。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
新星・薮田が黒田の仇討ち
2015 JUL 2 11:11:22 am by 東 賢太郎
広島10-4巨人、先発野手全員の19安打で巨人を粉砕、きのうの黒田の無念を晴らしました。全員よくやった、ナイスゲームです!
なんといっても彗星のごとく現れた新人、薮田くん。プロ入り初登板、初先発、しかも敵地の巨人戦ときている。おまけに昨日の今日だ。キミに期待されているのは四十七士を率いた吉良邸討ち入りだったのだ。運命とはいえあまりに重い。
それを果たしてのけた。しかも登板前のこのひとこと、
「きのうの黒田さんの全球を目に焼きつけて投げます」
わかってるじゃないか!!涙が出ました。この子はただ者じゃない。ご両親が素晴らしい教育をされましたね。男の子のかがみです。瞬時にファンが何万人もできただろう。
ハレ―彗星級の大物登場だ。
直球は152km、変化球はフォーク2種、スライダー、ツーシーム、カーブ。不敵な面構え、勝ち気、強心臓、冷静、打たれても残らない、ここぞのコントロール。池谷が解説してましたが、向いてます、ピッチャーやるために生まれてきたような男ではないですか。
プロ入り初めての打者、長野に自慢のストレートをレフトスタンドに叩き込まれた。これがまた劇的でいい。長嶋の4三振デビューみたいだ。アナウンサーはプロの洗礼とか騒いでる。しかし本人はびくともしておらずビビった気配は皆無。いいですねえ。ガイヤの目なんか屁とも思ってない、これですよ。
3回の4番・阿部。ツーシーム(ボール)、カーブ(ストライク)、ツーシーム(ボール)、カーブ(ストライク)、フォーク(外角、空振り三振)!これ、會澤の配球もいいですが見事なコントロールとタイミングのずらしで手玉にとった。並みの度胸じゃない。この日350号本塁打を戸田から打つことになる打者を三振。これも残るね。
しかし一方で、打線は初回からよれよれの杉内から菊池のホームランだけ。結果はワンサイドに見えますが、5回までは2-2のどう転んでもおかしくない展開でした。圧巻はその5回です。
一死満塁で迎えた4番・阿部、5番・亀井という絶体絶命のピンチ。しかも、まさにきのう黒田に黒星をつけた憎きふたり。これが見ものでした。ビデオなので結果は知っているのに手に汗握る。
ストレートで押しまくってサードファウルフライとセカンドゴロ!
おのれ吉良上野介。真っ向勝負で逃げてない。長野の一発でストレートに自信を失ってないのがすごい、これは本当にすごいことです。
結局、6回に代打が出て同点のまま交代しましたが、その回に6点入って勝ちがつくなど運も持ってます。きのうの黒田の気迫の完投、そして無念のサヨナラ負け、あれがなければこれはない。10倍返しでプラスに効いてくるぞ。
苦言を呈せば、中継ぎの戸田がきのうのふたりに、左対左ということで投げさせてもらってるにもかかわらずホームランとヒット。こういってはかわいそうだが、彼が先発だったら忠臣蔵返り討ち事件だった。これが普通の人、普通の投手。きのうの黒田さんの全球を目に焼きつけて投げなくてもいいよ無理なら、でも少なくともこの言葉だけでも口から出るようになってくれ。
薮田くん、巨人が初物に弱いのを割り引いても、他球団にもとりあえず1度は通用するのではないか。5勝ぐらいはいけるかもしれない。ずっと通用すると信じてるが肩こわすなよ。
最後は大瀬良が3人で締めましたが、不調の相手とはいえ村田を三振に取ったのは良し。もし薮田が先発ローテにはいったりすれば彼がクローザーで投手の回転がうまくいくかもしれず、そうなるとカープの上位はにわかに現実味が出てきます。大変な新星が出てきました。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
黒田の投球を初めて見る(追記あり)
2015 JUL 1 0:00:37 am by 東 賢太郎
きょうは東京ドームで広島・巨人を観戦、中村兄にお誘いいただき感謝です。
先発は黒田と高木勇で、6回まで両チームで4安打の0-0という緊迫した投手戦となりました。高木は変化球が良いと聞いておりましたが、実際には球が速いです。球速表示は145kmぐらいですが、一塁側から見ていて、体感がそういう感じでした。
特に6回一死二塁でシアーホルツを見逃し三振に取った内角低めのストレート、ほれぼれする伸びとスピードと球威で、打者は低いと思って見のがしてるのがグーンと伸びてミットに快音をたてる。震えが来ました。あれはプロの球です。彼が好成績な理由がわかりました。
いっぽう黒田(右)はツーシーム、カットボール、スライダー、フォークを散らして6回まで1安打無四球の零封で、初回に立岡のヒットがなければ完全試合もという完璧な投球。彼も変化球ばかり話題ですが、球が速いのです。カットで140近く出ている。ツーシームはストレートなみだから右打者はぜんぶ詰まってました。
とにかく6回までの18アウトのうち外野に飛んだのは長野のセンターフライだけ。残りの17アウトは内野ゴロ8、三振7、遊直1、盗塁死1ですから、巨人打線は手も足も出なかったということがお分かりいただけるでしょう。
8回に一死無走者で黒田がそのまま打席に。そうか8回も行くんだ、ここは球場もカープの気迫を感じました。三振でしたが強振したファウルもあり、ずいぶんねばりました。すんなり三振に取れないと投手は球威が落ちたかなと思うものだよと話しました。
実際落ちていたのか、次打者の丸にホームラン打ってもらうしかないなと中村兄と話していたらバックスクリーンに打ち込み1-0です。ここは球場も興奮のるつぼです。黒田は7回に長野に2塁打、8回には相川に三遊間を抜かれて、8回終了して被安打3、投球数は102でした。こっちもコントロールがやや甘目になっていたかもしれません。
9回表、巨人はマシソンを出してカープのクリーンアップを押さえこむ。さてベンチはどうするかと思いましたが、9回も黒田の続投でした。
これはその時点で快哉を叫びたい決断。なにせ、その時点で外野アウトはまだ1本しかなかったのです。長野の中飛と3本のヒットしか外野に飛んでない。球威はやや落ちて阿部に四球ひとつでした。9回は行くしかないでしょう。中崎、大瀬良がまだまだ信用がないということでもありましたが。
そして9回裏、長野が狙ったようにライト前ヒット、立岡は外角にすっぽぬけた?スライダーで空振り三振、そこから坂本、阿部に連打されて同点。そこまで坂本は2ショートゴロ、阿部は2三振でしたが。そしてそこまで3セカンドゴロの亀井に左犠飛を上げられて2-1のサヨナラ負けでした。このフライがこの試合2本目の外野に飛んだアウトでした。
こんな投手戦は人生に何回見られるだろうというもの。黒田、高木両投手に拍手です。二人ともベストピッチでこれが見られただけでも感謝です。
9回、マウンドに登った黒田、彼を送り出したカープベンチ。結果はこうなりましたが、これぞ僕が待ち望んでいた攻めの野球。黒田の完封勝ちが見たかったが、これからの楽しみにとっておきましょう。
(追記)
この試合のドラマです。
黒田の第3打席の気迫はすごかった。8回表のあそこで打席に立ったというのは完封したるでということであり、自ら高木を倒しに行きました。それが丸に伝わったと思いたい。
その裏。先頭の高橋由伸を三振に取った内角に落ちる131km、スライダー、スプリットにしては出ていないと不安に思い、ドームはすぐビデオが出るのですが握りはフォークで安心。由伸のような打者から二つ目の三振、それも疲れが出てる8回に。
そして9回。前の打席でセンターオーバー2塁打の長野にあっさり一二塁間を破られます。右を狙っていた感じのスイングでした。長野は最初から引っ張らずセンターから右なんで石原のリードがどうだったか。無死一塁。ここで代走鈴木が出ました。
打者は立岡です。第1,2打席がヒット、ショートライナーと黒田にただ一人合っており、7回の第3打席は、無死二塁で誰もがバントと思ったらバスターでした。しかも芯を食ったファーストゴロで前進守備だった新井の真正面だったから奇跡的に助かった。
それが黒田の頭にあったでしょう。
ここは緒方ならバントですね。いや絶対に。ところがここが原は勝負師だ。違う。バントの気配なし。走るかエンドランかです。黒田は何度も執拗に一塁牽制。想像ですが、立岡「如き」に勝負に出させる?なめんなよこのやろーと思っただろう。気持ちわかります。でもあのバスターの当たり(芯だった)が記憶にある。葛藤があったと想像します。見るに、鈴木は走る感じはしませんでした。あれは揺さぶる心理戦だったと思います。
渾身のストレートですぐ2ストライクにします。
ここでベンチで原はあ~あという顔。そして外角高め、握りはスライダーで、たぶんすっぽぬけで投げた瞬間やばいと思った球を立岡は空振り三振。その瞬間に黒田がもの凄い形相でなにか二言三言吠えました。火花散るものがあった。立岡というより原にでしょう。これが伏線だったですね。黒田を熱くさせた。ベンチワークとはこういうものだ。緒方にビデオ見て欲しい。
それで一死一塁。次打者坂本。ここでよくわかってない球場は勝ったかなというムードになりました。しかし、菊池、田中の二遊間がゲッツーシフト。あれはいらんでしょう。僕としては田中の二塁寄りが引っ張られるといやだなという感じに。その前までツーシームでショートゴロ2本だったのだから・・・。
そうして坂本に置きに行った?感じになったカットかスライダーが甘く入った。結果論ですが、ただでさえ今度はツーシーム来ないと思ってただろう坂本があのシフトでもう来ないと読んだんじゃないか。こういうとこですね。低目には行ったが引っ張られて左中間にヒット。芯に当たってました。これが痛かった。
そして迎えるは阿部。一死一三塁。その前の第3打席(7回、二死二塁)で、黒田が唯一力んでフォークがワンバウンド。これを石原がありえない又抜けで二死三塁になり、敬遠気味に歩かせてました。だから高橋を三振に取ったあのフォークは投げにくいだろう。参ったなという感じ。
ここからの阿部、亀井の集中力は見事です。こういう所で打てる。いうことなし。打率じゃない、こういうのが超一流のバッターです。
黒田を初対戦で倒すという巨人の気迫、そう書くと月並みになってしまうなあ、猛獣の対決ですね、相手がちょっと弱ると一気に襲いかかって殺す。そういう感じ。ベンチも一体となって。この恐ろしさは巨人だけです、強いです。
結局、黒田一人対巨人軍ベンチ全員となって、負けた。だから結果はいい。わかる者には黒田がいかに凄い勝負師かが目に焼きつきました。20億円もらう男は違うんですよ。3千万円ぐらいのやつらにわかるかどうか。これを見てカープの全員がどうするか。そこですね。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
全身全霊でやってます
2015 JUN 29 19:19:14 pm by 東 賢太郎
なかなかいえない言葉です。「全身全霊でつとめてまいります!」なんて歯の浮くような安っぽい選挙演説のしめくくりでしか耳に残っていないので、人の悪い僕などこれをきくとまっさきに「なるほど嘘なんですね」という条件反射回路が作動します。
カープの新井が昨日のお立ち台で訥々とこの言葉で心境を語りました。この言葉がこんなに清々しく響くのをきくなんて何年ぶりだろう。カープファンならずとも、今年の彼ほどこれが似合う男もいないということで納得なのではないでしょうか。
日曜も仕事だったので4-0で勝った中日戦をビデオで見ました。二塁走者の丸がヒットで本塁をねらって刺されましたが、あれはセーフっぽかった。抗議はなし。嫌なムードであり、いままでのカープならずるずると意気消沈になりかねない分岐点でした。
それを粉々に打ち砕いた新井のツーランホームラン。ただの2点じゃない、あれが勝負の流れでどれだけ大きかったか!ジョンソンの8イニング完封も引き出しました。丸の全打席出塁も。これぞ4番であり、ベンチの雰囲気も変えています。
あのスイング、新井は体重が右足に残っていて、前後にくずされないから抜かれたり落とされたりしてもぎりぎり上体がボールについていってます。それでいてあれだけ思い切り振られたらピッチャーは怖いでしょう。若手以上にキャンプで体をいじめぬいたそうですが、そういう精神力なくしてこの復活はありえないでしょう。
阪神が好調ですが、その一因とまことしやかにウワサされるのが新井の復活だそうで、選手が新井を見て戦々恐々なんだそうです。人生おわったと思っていた元同僚が不動の4番です。若いキミたちはなにやってんの?ということです。だからかどうか同じベテランの福留なんかものすごく元気です。他球団の選手まで変えている。こういうことのできる男、そんじょそこらにいるわけじゃありません。
新井を全身全霊にしたものがなにかは本人の気持ちの中だけですが、それが何かは一向に問題ではありません。そういうものを総合して外部から我々はモチベーションと呼ぶわけですから。
何度も繰り返します。人間なんであれ、成功するにはモチベーションこそが鍵なのです。本人だけでない、他の選手まで新井の電気に触発されているでしょう、会社や世の中はこうやって変わる。変える人が出ないと変わらないとき、会社や世の中はこういう人を探すべきなのです。
モチベーションの高い人は宝ものであります。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
広島、敗戦に等しいイモ試合
2015 JUN 24 0:00:11 am by 東 賢太郎
究極のイモ試合でありました。
今日はディナーがあって帰宅したらもう11時、ニュースを見ていたらまだ広島対阪神がゲーム中ではないですか。しかも8回で6-5で負けていたのですが、9回に抑えの切り札、呉昇垣を丸が打って6-6の同点と絶好の展開でした。
しかしその押せ押せムードを自滅で消して、結局は12回で引き分け。キクマルはじめ選手は盛り上がっているのに、またまた無能を絵に描いたベンチワークで火を消したオウンゴール。これは敗戦に等しい。
まず12回表から登板した戸田の交代。キレが抜群で149km出て福留がかすりもせず空振り三振。打たれる気配は皆無でした。それを何故か大和で今井に替える。右打者だから?べつにホームラン打たれるバッターじゃないでしょ?戸田を信用してないの?畝コーチさん、わけがわからんですわ。
しかも今井の方が球は遅い。なんのことはない、その大和にセンター前ヒットです。バックは待たされた上にどっちらけでしょ。アウトだったとしても交代の時間がかかりますからね、せっかく戸田がポンポンと2死をとったのにリズムだいなしです。ほんとうにわけがわからん。
そしてその裏です。相手投手(歳内)がアップアップで2連続四球。無死1,2塁で一打サヨナラ。もうここでほとんどのカープファンは勝利を確信したでしょう。球場のムードも完全な勝ちゲームです。
打者は會澤。ここで案の定、バントです。この監督はセオリー通りしかやらない。まあそれでもいい。でもそれならそれで、木村がいたんじゃないの?もう守りはないんだからさ、わざわざ下手くそな會澤にさせることないだろ。
ここで何がおきたか?會澤くん、捕手の目の前にド下手なバントをボトッと落っことしてバックスピンで球が戻ってる、あのねゴルフの寄せじゃねーんだからさ。完璧なゲッツーですよ。もうあまりの馬鹿らしさにのけぞりました。
替えなくていい所で替える。替えるべき所で替えない。なんだこれは?ホントにこいつらプロ?
大瀬良は今日も中継ぎで出て打たれたようです。だからというわけではないが、ちょっと違和感があるんですね、この作戦。彼は人生でほとんど救援登板したことないそうです。常に先発完投の大黒柱の道を歩んだ男でしょ。なんだかわかりますよ、彼の気持ち。モチベーション下がりきるだろうね。何でオレなのって。
いずれ先発に戻す、一時的なことって、緒方監督、そういうもんじゃない気がします。
全球団貯金なしの弱小セリーグではおそらくベストに近い戦力。それで堂々最下位だった理由をわかりやすく天下に解説するゲームでした。せっかくの連勝の勢いと選手の盛り上がりがあほらしいベンチワークで盛り下がらないことだけを祈ります。ああ気分が悪い、今日はTVみなきゃよかった。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
カープ福井君、学びなさい
2015 JUN 15 17:17:23 pm by 東 賢太郎
カープが交流戦それまで5カード勝ち越しの王者オリックスに2つ勝つなんて!しかも21安打も打っていままでの貧打はなんだったのという暴れぶり。こうやって得失点差ランキングでは王者の道を歩んでいるわけなんですが・・・。
そうなると3戦目も期待してしまうのが人間のさがというもの。金曜も土曜も僕がTV観戦しないと勝つようなのでゲンをかつごうと、日曜日は試合開始からしばらく部屋で仕事をしておりました。1時間ほどたっておそるおそるTVをつけてみると、先発の福井君のすがたはもう消えてました。
福井は2004年のセンバツで優勝した好投手です。甲子園でメンタルにもまれてるしタマが重く肩にスタミナがありそうで、ばたばた三振をとるというよりも詰まらせて凡打にとるタイプでしょう。ここ数試合、球威あるタマが低めに決まって好投してました。
しかし、昨日はビデオで見るとタマが不用意に高い。球威はあったし調子が良かったんでしょうかソフトバンクの重量打線に野放図に力で向かって行っていて、打たれた変化球はみなベルトあたりで甘い。素人目でもわかることで、何も考えてない。同じ88年生まれの捕手の會澤が叱咤すればいいのにいいにくいのか、投手コーチは影響力がないのかなにもしない。
まだ27才の福井が力勝負したいのはわかるし言っても無理なのか知りませんが、球質からして彼が目指す手本はどう考えても黒田なわけですよ。彼はたぶんカープでもっとも黒田2世になれるタマ相の持ち主です。どうして金曜日の黒田のビデオを見て学ばないのか、それを同じ相手に試さないのか、僕にはとうてい理解できません。やればメジャー級の投手になれるかもしれないし、手本は目の前にあるのに欲がない。
プロといっても人間は誰しも未完成だから学ぶ貪欲さがないと。どんな業界でもプロとして一皮むけるプロセスはいっしょですよ。そして、若者はそんなことはまだ知りませんから、その道の経験者がぶったたいてでも導いてやるのが必須です。広島カープという球団は昔からそうやって若手を成長させて巨大戦力と戦ってきた、そこが魅力だったのです。だから弱くても応援してきました。
この日は二軍から上げた西原と飯田が投げました。二人とも初めて見ましたが、サイドの西原は内川、李、松田を全員三振。タイミングとりにくい珍しい投げ方でコントロールは悪くなし。球質も伸びるのか落ちるのかわかりにくい感じ。左腕の飯田も三者凡退で、速球に切れがありマウンドさばきに不敵な慣れがあります。面構え良し。
結果はともかく、二人ともソフトバンクの一軍に名前負けせず自信持って投げてる、これが頼もしいじゃないですか。ぜんぜんうわついたものがない。メンタルになにか持ってるか鍛えられたんでしょう。二軍投手コーチは佐々岡です。ここに書いたのですが
100勝100セーブでノーヒットノーランやってる沢村賞投手です。逸材揃いの一軍若手投手陣をぶったたいて誰にも何も言わせないのは彼しかないでしょう。
せっかくDeNAが落っこちてくれました。打線は水ものだから奇跡の復活があるとすると投手陣しかありません。若手を意識改革させ、黒田を生きた手本にさせられるなら、まだまだ首位と4.5ゲームなんだからあり得るかもしれない、そう思います。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
野球は人間ドラマである
2015 JUN 13 2:02:12 am by 東 賢太郎
仕事で野球は見てませんが、さっきプロ野球ニュースを見て、人間ドラマとして最高にうれしいシーン、面白いシーンがありました。
巨人から日ハムに移籍した矢野がいきなりスタメンで二塁打を3本も打ってお立ち台です。悔しかったんでしょう(当たり前だ)、昨日は眠れなかったそうですが、そういう緊張の中でも思いきり暴れたというのが実にすばらしい。やりたくたって誰でもできることではないです。終わったことはきっぱり忘れることです。頑張れ、矢野!
中日の和田一浩の2000本安打、大卒・社会人経由で達成したのは古田と宮本だけという偉業です。しかもその9割が30才になってから!捕手で入団したが性格が良すぎて向いてなかったそうでへたするとそこでクビですが、外野に移って猛練習。人間万事塞翁が馬で、むしろ負担の少ない外野になったのが幸いしたかもしれません。おめでとうございます。
そしてカープ。スマホで結果見て6-0。やばい完封かと思ったらなんと勝っておりました。8連敗中と苦手意識で鬼門と化していたソフトバンク戦。どこ吹く風で並み居る強打者の内角を攻めまくった黒田の闘争心!すべての男に見てほしい。攻撃は最大の防御。しかも8イニング行ってくれた。メジャー歴なんて関係ないですよ、気持ちの強さ、それに尽きますね。
投手と打者ってね、要はケンカなんです。当てたら帽子とれとかわかってない人がいますがそんなことしてたらあんなえぐいシュート(最近なぜかツーシームと呼ぶ)投げられるはずないでしょう。帽子取らないからあれが怖いんですよ。カープの勝負弱い面々は見習え!田中だけは面構えがよくなってきました。
オリックスは小谷野、中島が復帰して一気に重量感がでてきましたね。投手陣も阪神を10回で3安打完封というのは堂々たるものです。これが本来の姿でしょう。かたや阪神はマートンをはずして出しませんでしたが何かあったんでしょうか。外人3人ともキレやすそうなキャラですね。人間くさくて面白いですが。
DeNAは粘って同点にしたが国吉の暴投でサヨナラ負け。その一球まえ、低めに微妙に外れた148km、実にすばらしいタマでした。あれがボールで影響しちゃう。ドラマですね。プロの勝負は紙一重です。2013年以来の8連敗だそうで去年のカープのようですが、筒香、ロペスがでんと座る打線の重圧感は巨人より上。去年までとは違うでしょう。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
実につまらぬカープの試合
2015 JUN 6 23:23:40 pm by 東 賢太郎
もの悲しいほど情けない広島カープの敗戦を不覚にもおしまいまで看取ってしまい、もはや分かってはいたことだが、この球団のファンになってしまった者にとって今年残された唯一の楽しみは5位に浮上できるか6位の屈辱のままシーズンを終了するのかなのだという悲運を再確認したのだった。
腑抜け投球に微塵の反省も学習も見えぬ今村くん、絶望的に治癒せぬ腰引け当て逃げ打法の丸くん、思考のかけらも感じぬブンブン引っ張り丸の會澤くん、キミたちのプレーというものは不幸にも野球を少々経験してしまった僕にとっては血圧を急上昇させストレスを宿痾となすのみだ。
勝負事の勝ち負けはいい、失敗だっていい。しかし、僕は負けや失敗から学ばない者、進歩しようともがかない者は生来大嫌いなのだ。もがいてるができない?それなら居場所が違うだろ。ソフトバンクや日ハムや巨人なら誰がどうご贔屓に見てもキミたちの今の腕前は二軍レベルだ。そもそもカネを取ってファンに見せるなど論外のしろものだ。
ましてそれらを矯正もできぬ一軍コーチ陣の無能と不作為は犯罪ものである。仮免監督がやりやすいイエスマン体制は理解するが、緒方くんのマネジメント研修に付きあわされるのはまっぴら御免だ。逃げ出すしかない。イエスマン体制だろうが何だろうがキミの自由だが、勝てなきゃ監督は首を差し出すのが世界の常識というものだよ。首位を快走する二軍コーチ陣の方が誰がどう見ても格上だろ。今村の起用。なにこれ?畝コーチ殿はブルペンで調子ぐらい見たの?そもそも満塁でパリーグのピッチャーを三振にも取れん奴がなんで一軍にいるの?縁故なの?わけわかりませんわ。
結局、黒田と新井だけだ。新井は立派な男だね。2千本、応援したい。黒田が野村にカーブの握りを教えてもらってる。これって、実は、若い奴らなんでもっと俺にきいてこないのってことじゃないかな?こんな授業料払うべきいい先生がいるのに去年より悪い、進化のかけらもない若手投手陣。一軍で投げてないコーチなんかどうでもいいから黒田に習うのが世界の常識だよ。球の見切りをみただけで適確に三振予告ができてしまう打撃陣。きくなら新井だろ?
ナイターだった巨人対ソフトバンクの最終回、サファテの155kmの剛速球は圧巻だった。今日の日ハム大谷の157kmに見劣りしない。広島だったら確実に三者三振だなと思いながら井端の打席を見る。高めを余裕でカット。これはすごい。こういう嫌らしさは広島の打者には微塵もない。そして最後は外角に落ちる高速スライダーを振りかけ、バットが止まった!四球。
鳥肌が立った。あれよりずっと遅いのにくるくる回るへなちょこバッターばかり昼間見たもんだからそれに目が慣れちゃって人間業に見えない。そして代走の鈴木の盗塁!百発百中の凄み、これまた日々鍛えぬいてるプロの技だ。地味なところかもしれないが、どちらもそれだけでカネが取れるプレーである。カネが取れる、すなわちプロ野球なんだ。カープの上記の方々は、どう贔屓目に見ても金を取ったらいずれ何かのしっぺ返しを食らう水準にあるよ。世の中そんなに甘くないぜとだけ書いておこう。
東京人なんだから素直に巨人ファンになった方が人生楽かなと思う今日この頃である。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
必死にさせてくれる人
2015 JUN 5 0:00:28 am by 東 賢太郎
今日、たまたまこの昔のブログを読んで笑ってしまいました。
これを書いたのは2012年9月19日のことです。2年と9か月も前なのですが、あまりに変わってない広島カープというチームの現状がほほえましくもあるではないですか。
話は大きく飛びますが、プロスポーツという職人の世界で、チームをひっぱって変えていくというのはどういうものなのか興味があります。リーダーシップということですね。リーダーは監督ということです。
僕は人間は経験を通してしかものを理解できないと思っている(ジョン・ロックの経験論)ので、そのことを経験から推察するしかありません。プロの世界のことですから、自分が唯一プロであると思える海外の機関投資家ビジネスからということになります。
海外の機関投資家相手の証券営業というのは個人のプロ意識が強くて、実績(=数字)がものをいう世界です。先輩も後輩もないし、職位も年齢も学歴も関係なし。とりわけかけ出しの30代前半のころの僕は鼻っ柱が強く生意気でした。半沢直樹の銀行だったら真っ先にいじめられて閑職に飛ばされていたでしょう。
赴任してすぐのころ先輩に「お前の書いたレポートはひどい」といわれ、どこがですか?と真っ向から反論し、そっちが間違ってんじゃないですかと言ったらそういう口のききかたねえだろと喧嘩になりました。気がすまず、すぐそのレポートで100万株の大口注文を取って見せた。ここまでやると普通の会社ではアウトでしょうが、でも彼はそれで認めてくれました。
今となるとやり過ぎでしたが、そのぐらいプロ意識をもってやれる仕事でした。別にあなたに認められる必要なんかない、お客様が認めますからということです。赴任してすぐだからその程度でしたが、3、4年後にもなると誰かの技術指導を受けるなどありえなかった。「先輩、なんであなたに指導されなきゃいけないんですか?」って面と向かって言いかねない勢いになってました。
だからプロ野球のそういうことというのは大変だろうと想像します。鼻っ柱の強い甲子園のスター選手をどう指導するのか。指導なんか受けつけない人もいるだろうし、ダルビッシュやマー君はどうだったんだろう、いまマエケンや大瀬良はどうなんだろうと気になります。
菊池と丸は今年は明らかに変ですね。技術のことは僕にはわかりませんが、モチベーションに波があるかもしれない。全体に上のブログを書いたころと比べると若手の「のびのび感」がない。やんちゃ坊主がいない。彼らのメンターはいるんでしょうか?
僕は営業で認めてる先輩が数人いて、彼らがメンターであり、わからなくなるとこっそりと教えを乞いました。そうでない人は何を言われてもいっさい無視でした。
メンターのひとりであった先輩は、実績がすごいということではないのですが人格者でした。部のヘッド格になった僕が窮地に立つと必ずこっそりと助けてくれました。ちゃんと見ていて下さり、耳に痛いうわさも教えてくれる。
だから、必死にやろうという気にさせてくださいます。こっちも、彼をどっかで男にしたいといつも思うようになりました。
たぶん野球の世界も本音はそういうことになるんだろうと思います。カープは強くなってほしいし、そのためには強力なリーダーシップが必要です。いい選手は機会均等で取れているのだから、ことの本質は戦力の問題ではなくリーダーシップだと思います。
じゃあマエケンやキクマルや甲子園優勝3人組が、誰なら心服してついて行くのか?誰を胴上げしたいと必死になるのか?プロが力量を発揮するかしないかはカネでも男気でも女子でもなく、必死にさせてくれる人にかかっていると確信します。
(こちらへどうぞ)
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。




