Matt Cabくんを録音する
2016 JUN 6 1:01:06 am by 東 賢太郎
今日は僕が社長を務めるICONtvの初ロケ。こちらでご紹介したMACOが所属する事務所Onepeace Inc.さんのスタジオで動画の撮影でした(MACOさん )。MACOはyoutube(つまりGoogle)のキャンペーンガールに抜擢されるという大ブレークで今月から渋谷、原宿、銀座でスクリーンで画像が流れるので皆さまおなじみになるでしょう。
今日インタビューして撮らせてもらったのはサンフランシスコ出身、上智大学卒のシンガーMatt Cab(マット・キャブ)です。ご存じのかたも多いでしょう。
さて、まずは赤坂のストリートを見附まで歩くシーンから。カメラ、インタビューは弊社のエース、ディレクターの村上であります。
スタジオに戻ってニュー・アルバムの録音です。まずはボイス・トレーニングからですね。右からもGoProでダブルに撮っています。
いっしょに音を聴く。直すところは直す。彼の声はややハスキーでセクシー。独特の味があってリズム、音感、ビートのセンスが抜群、それでいてバラード系を大人に聴かせる歌手はなかなか今時いないんですね。そういう意味で白羽の矢を立てたのです。
というわけで、これはアルバムのメーキング動画ということになるのです。ICONtvの日本版として記念すべきデビューテイクが無事終了。来月にはyoutubeでご覧になれますのでお楽しみに。
MATTくん、ごくろうさん、また撮ろうな!!
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
我々は「利食い世代」である
2016 MAY 16 22:22:43 pm by 東 賢太郎
ソナーHPにこれを書いたらけっこうな反響をいただきました。
この株を買いたいということでは、お仕事としてのプロの方もおられました。多くの方が見てくださっているというのは光栄なことです。
ICONtvはyoutubeでご覧いただけばわかると思います。これの日本版になるわけです。若い子たちの文化に国籍はないしアジアがクールという輪が世界に広がっているいま、欧米にあこがれた僕らの時代は終わっています。わが世代の常識にはなかったことがおきようとしています。
思えば両親の世代は戦争で青春時代を犠牲にし、子供世代はデフレ経済で夢が持てなくなっています。高度成長期に生きたまんなかのわが世代は恵まれてました。「利食い世代」なんです。そのなかで勝った負けたとやってきましたが、べつに負けたところで上下世代から見ればいい人生だったのではないでしょうか?
僕は還暦のトシになってみて初めて人生をふりかえり、恵まれていたのかなもう充分楽しんだのかなという気になっています。まだ先は長いぞという気もありますし元気でもあります。だったら上の世代への感謝をこめ、次の世代になにかを残してあげるのが筋だろうと思うのです。
そこでピンときたのがICONtvだったということです。僕が作ったわけじゃない、ほしい時にほしいものが光り輝いてそこにあっただけです。理屈じゃありません、でもこういう直感はけっこう当たってきています。おことわりすると、そういう趣旨ですので僕は社長を無給でやります。
もちろんご自分の生活が第一です。それあってのことです。そのうえで余力があればです、そういうことをやってみても面白いね、ご一緒にいい人生だったねとなれるんじゃないか。そういう方々はどなたでもけっこうです、お気兼ねなくどんどん仲間になってご参加いただきたく思います。
「SMC事務局」かソナーHP(sonaradvisers.co.jp)の「お問合せ」からお気軽にどうぞ。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
遺伝子に忠実に生きると長生きする
2016 MAY 14 0:00:08 am by 東 賢太郎
ソナーHPの最初のブログがこれでした。
ソナー・ファイル No1 (10倍になる株を探す楽しみ)http://sonaradvisers.co.jp/2016/04/02/132/
ここにドイツ株と中国株の「10倍銘柄」発見のストーリーを2つ書きましたが、どうやら僕はいま3番目に出会っているぞという気がしてならないのです。
創業時の東急の五島家、西武の堤家のような位置にいる某国の財閥と話していてそういう感じが琴線にふれてくる、こういう直感は僕の長い証券マン人生でも、そこに書いた2度しかなかったものです。
それはここに、「ある国」と書いた国の株なのですが、
日本は70年前にこの会社のような事態は打ち止めになっていてもうどこを探しても絶対にない。だからそれが面白いと思うなら海外に出てくしかないのです。
僕は何ベーシスポイント(百分の一%)の利回りがどうしたという債券投資の世界などかけらの興味もなく、骨の髄までエクイティ(株式)・マンです。マイナス金利の世で利回りを追うなど砂漠でコークの自販機を探すようなもので、申し訳ないが国債しか買えないような人たちがプロだということになって大多数を占めている本邦運用業界というのは信じ難い光景でしかない。
もちろん株だからリスクはあるのは当たり前。でもそんなのは出航前のコロンブスに地球が平らで滝から落ちたらどうすんの、嵐が来たら難破して死ぬよと諭すようなものでナンセンスの極みである。そればかり40年やった僕は別に死んでない。そういうことを言ってる人は永遠に株は買わない人で、他人ごとだからどうでもいいのですが恩恵にあずかることも永遠にないのです。
今回のような情報はやっぱり海外なんですね、日本じゃない。だから僕はソナーは極力グローバルなネットワークで経営したい。えっそんな国、大丈夫なの?というところにこそ10倍、100倍というポテンシャルが見えるのです。ベーシスポイントなどクソくらえだ。東証の初代筆頭株主であった先祖の血なのかもしれませんが、それを見るともういてもたってもいられず行動するしかありません。
ある本に遺伝子に忠実に生きる、要は好きなことだけやると長生きするとありました。節制やら禁欲なんかするとかえって早死にすると。そういうことなんでしょう、僕はそれを四六時中考えているのが楽しくてしょうがないしおかげで頭も体もめちゃくちゃ元気であります。皆様もそこそこの年齢になったら遺伝子に忠実に生きる、おすすめです。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
ソナー・アドバイザーズ株式会社 ホームページのご案内
2016 APR 1 0:00:52 am by 東 賢太郎
みなさま、お元気ですか。
3か月ほどご無沙汰しておりますが、このたび僕の本業であるソナー・アドバイザーズ株式会社 (以下、S・Aとします)のホームページ(HP)を公開いたしました。よろしければこちらからお入りください。
これから、このHPに仕事関係のブログを書きます。国際経済、政治、金融、証券、投資などS・Aの業務にかかわることをお伝えし、S・Aのサービスにご関心のある方との交流の接点といたします。
かたやソナー・メンバーズ・クラブ(SMC)は中立公平な大人のクラブであり、ビジネスの場ではありませんので、あえて僕の立場を分けさせていただきます。ご面倒をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
SMCについてですが、こちらのブログの「追記」に書きましたとおり考えております。
ブログ再開はいつというお声を頂戴し、この3か月も日々たくさんのご訪問を頂戴しています。このことの重みは充分に理解いたしました。
また、先日のことですが、僕が愛情をそそいでいるクラシック音楽のタイトルを数えると228曲あることがわかりました。これらについてはなにか書きたいという想いは変わらず、仕事の状況次第で頻度はかなり減りますが少しずつSMCに残していこうと思います。気長におつき合いいただければ幸いです。
今後ともSMCおよびそのメンバーをよろしくお願い申し上げます。
(追記)
HPの「お問い合わせ」が開通いたしました。ソナー・アドバイザーズ株式会社につきご意見、ご要望、ご質問等がございましたらお気軽にご連絡ください。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
もの忘れ(その2・実践編)
2015 DEC 25 23:23:55 pm by 東 賢太郎
きのう「もの忘れ」の記事を書いた。そうしたら今日、ある会社さんの支店にハンコと通帳をカバンごと忘れてきた。実践編であった。信頼できる担当者のLさんがすぐ電話をくれて自宅に届けてくれたのでよかったが、もう我ながらどうしようもない。
ハンコをついたらその瞬間に次にやらなくてはいけない仕事に頭が100%行ってる。だから僕はそういうものを持つべきではないし、もともと自分を信用してないからなるべく信用できる人にまかせたい。
今日はもうひとつ仕事があったわけだが、その二つを終えれば今年は終わる。別途走っていた半年勝負の案件は今日、静かに決着した。これはソナーがいままで仕上げた最大のディールである。そして、10月に手帳に書いた「今やるべきこと」がやっと全部消える。
この1週間のあわただしさは半端でなく、過労死してもおかしくなかった。多くの方々のお力を借りて綱渡りの中を次々と、幸運にも助けられて、何とか切り抜けられるのかもしれない。これを間近で見ていたS君いわく「持ってますよ」だが、僭越ながら自分でもそう思う。
こういう時は麻雀でいうと単騎で5面待ちに勝ってしまう。最後の1枚の西単騎がオーラスで出てしまう。逆に何をしてもそんなのに振り込んだ時期もあったからこの勢いは絶対に消すわけにはいかない。
前も書いたが僕はツキのある人としかつきあわない。ツキはあげることもできるがもらうものでもある。それはつまらない手に振り込むと消える。だから何をしてでもそうするわけにはいかない。そのことの損得だけではないのである。だからこの1週間ほど、自分でも鬼気迫る状態にあったと感じる。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
ソウルに日帰り
2015 DEC 24 0:00:19 am by 東 賢太郎
今日はソウルに日帰りしてきました。羽田を8:20に発って重要なミーティングを3つやり、金浦19:00発でとんぼ帰り。まるで殺人犯人のアリバイ作りみたいです。
どうしても来いと抜き差しならなくなったのが昨日の夕方6時です。急遽フライトを手配してもらい、しかし24日の朝に2つこれも非常に重要な仕事があって仕方なくこうなりました。何をしたかは一切書けませんが。
行った目的はなんとか果たしたのですが、元部下の強力な尽力のおかげです。この「目的を果たす」というのこそ要諦で、僕は「スナイパー能力」と名づけている。007ですな、頑張りましたではなく(そんなことはどうでもいい)、やりましたです。
某現地証券のK君はそれを発揮してくれ、一緒に昼飯を食べながら「キミいいな。証券で成功できるぞ」と申し上げた。お世辞でなく。31才。その若さでスナイパーを感じる奴はそうはいない。「こうしろよ」と、お礼に僕の憲法5か条をお教えして別れました。彼を見つけてきた元部下の能力でもあるのだが。
もうひとり、ある事業を立ち上げている若手経営者。日本語堪能。その事業に必要な能力要件を満たしている。韓国の有能な若手のアンビションは実にいい。僕は国籍などまったく関係ない人間なので、いい才能は支援したくなる。投資を考えます。
(追記、3月22日)
人間の運命はわからないもので、最後に書いた部分の支援、投資が、散々剪定して最後に残った2つの事業に入った。奇跡のような奇遇。この時、時間が余って彼に会ってなければ、いや、そもそも緊急の困った事態が日本で起きなければソウルに行ってもいなかったのだ。そうしたら、こんなことは100%おきてもいなかった。
これは情報を発信する事業だ。投資はそれを受け取って分析するビジネスだが、情報というものは双方向であってこそ確度が増す。このSMCはささやかながら発信のメディアだが、それを何千倍もの規模でしたい。それも国境なしの若者文化、ジャンルを問わずだ。「若者に教えたいこと」はSMCでの僕の重要なテーマだった。
世界は操作されたウソの情報に満ちている。騙されれば権力の餌食となり、投資でプロの餌食となる。僕が香港で知り合った華僑の大物はみなそういった。政治家ではないので社会を守る力はないが、家族、子孫をそうならないよう教育する義務が僕にはあるだろう。仲間、友人、お客様も。ソナーはそのための会社だ。
この事業は社会を変えないかもしれないが、若者を元気にし、正しいと我々が信じる情報を発信し、日本国を世界に発信できるかもしれない。5年後、10年後に何がおきるかはお楽しみだ。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
株の乱高下こそウエルカム
2015 DEC 19 14:14:32 pm by 東 賢太郎
株と為替が乱高下しています。
①ここ10年世界経済の新興需要の総本山であった中国経済の先行きに疑問符がつきだしたこと
②その結果、世界の牽引車は米国しかないという認識が蔓延したこと
③注目される米国がデフレを恐れFRBがQEという劇薬を注射し、そこで生じる副作用(バブル)を潰し、健康体に戻った証を示す必要に迫られて利上げを確約したこと
が背景にあります。イエレンの発表に対するここ数日の市場の反応には、ここまでの株高の真因を示唆する重要な情報が含まれていると見ています。それは昨日の黒田発言に対するわが国市場の混乱で、より確かに裏打ちされました。
その仮説には自信がありますが、そうであっても我々はそうしたマクロビューに基づいて相場の上げ下げをサーフィンすることに何の関心もありません(そういう投資をトレーディングという)。なぜ?儲からないからです。そんなことをして勝つ者は少数しかなく、それもフロックであることが多いのです。儲かるのは売買手数料が増える証券会社だけであることは、証券会社に30年もいた僕が言うのだから間違いありません。
我々は決算期にとらわれず長期に元本を増加させる絶対リターンを目ざしており、実体価値を株価が下回る場合に集中投資する「バーゲンセール狙い」というポリシー(ヴァリュー投資戦略と呼ぶ)なので、相場が振れて一時的な不測の安値でターゲット銘柄が買えれば有難いのです。買った株式は宝物だからよほど上がらないと売却はしません。逆にインデックスが下がっても、買ったバーゲンプライスを下回って大きく下落することはあまりありません。
ではどうやって割安かどうか判断するか?
会社の純資産を株数で割って一株あたり純資産額を求めるのが普通のヴァリュー投資ですが、我々は純資産額を最もコンサバな基準で求めます。あらゆる角度から見ての最小値を求め、株価がそれ以下であれば「ありえない安値」ですからいくらでも買います。問題は最小値を算出する基礎データです。これの信頼性こそ命であることは論ずるまでもありません。普通はこれが甘く、僕の基準ではまったくいい加減です。だからここに勝てる要素があり、徹底的にこだわっているのです。
具体的にはアナリストが年間約700社を訪問し、データを足で集めるのです。格好良さとは無縁の泥臭いやりかたです。米国の映画に出てくるようななハイテクのトレーディングルームでスクリーンを並べて電話一本でスマートに売買なんてイメージがあるかもしれませんが、そんなことで利益が継続的に出せるほどこの世界は甘いものではありません。真のインテリジェンスに基づいた調査力以外に勝つ秘訣はございません。
対象は証券会社が調査レポートを書かない小型株です。情報が市場に広く出回っていない場合が多く、「ありえない安値」がつくことが多いのです。大証券会社がリサーチを書いている大型株でそういうことはまず起きません。実際に会社訪問をすれば情報精度は高く、そこにこだわってコストをかける見返りはあるという考え方です。ただし流動性が少ないので、買ったはいいが思った値段で売れない危険があります。ここは経験値が必要です。
以上、大口をたたいたわけでも机上の空論でもないことをお示ししますと、日経平均株価の昨年大納会(12月30日)引け値は17450.77で、昨日(18986.80)時点でそこから8.8%の値上がりです。それに対して当社のアドバイスするファンドは同じ期間で20.86%値上がりしております。20対8のラグビースコアであり、これだけ大差で勝てば「バーゲンセール狙い」戦略が奏功していることは明白であると自負しております。相場が下げれば僕らは有難い。バーゲンセールの始まりで、乱に利ありです。
(追記・2016年1月16日)
2015年通年の成績(12月30日引け値にて)は日経平均株価指数が9.07%の値上がり、それに対して我がファンドは20.34%の値上がりでした。2014年通年も日経平均7.1%に対して我がファンドは17.4%で、これで3年連続の圧勝となりました( 2015年の抱負)。
世の中は原油の下げで弱気に振れています。この原油価格が恒常化すれば世界の工業生産インフラ構造に大きな影響があるのは事実であり、産油国の財政事情も一時の混乱要因になるでしょう。それが中国経済の停滞に端を発している。これがどうなるかは大元の発端であったここから読み解けばいいのです。
現行の秩序がこわれる。新秩序が見えない。こういうとき、プレスや識者は決まって否定的な見解を述べるのです。何故か。そうしないといかにも馬鹿に見えるからです。つまりそういう連中の生き残り戦略から予定調和的に必ず拡散する弱気におびえて騒ぐ必要などまったくない。原油が安いのは日本には良い話であって、それで商社が損したなどマクロ的にまったくどうでもいいことだ。オイルマネーが減ってマネーの構造変化が起こってもいずれ別の均衡に収れんするだけであって、そんなことで株が上がる下がるというのは需給の話である。株式というのはこういうときに買い場がやってくるのです。
(こちらもどうぞ)
これがわかって いれば読み解けます。一連の僕の過去の中国関連ブログをお読みください。今なにが起きているか?何をすべきか?原理的によく理解できると思います。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
株式道場-お値打ち物を買う眼が大事-
2015 DEC 12 1:01:47 am by 東 賢太郎
今年を振り返ると、少なくとも仕事においては良い年だったといえる。これを僕は屋久杉のご利益としている。
これが我が家に来たのは去年の末だった。江戸時代に倒された株なのに朽ちず、生きているわけではないのに今でも時間がたつと油が染み出てくる。永遠の生命力とはこのことだろう。千年も生きていたものには「物体」をこえた命が宿っている。それを毎朝ふれて、いただいて走ってきた一年だった。
値段は書かない。僕の大人買いに免疫のある家族がええっとなる程度だが、千年杉はもう伐採できないのだから高いのは当たり前であって当たり前のことを驚く必要はない。過去にも土地、時計、ステレオ等々、ええっという思いを何度もさせているが、それらのものは僕に心底の満足と喜びを日々与えているのであって、それで馬が走って代金はちゃんと回収されているわけだから問題ないではないか。こういうのを別なことばで投資というのである。資産も人生の満足も増える。貯金などいくらしたって銀行が儲かるだけで永遠にそんな現象は起きない。貯蓄と投資は雲泥の差なのだ。
それら全部と等価かそれ以上に僕を満足させ、走らせてきたのが音楽だ。LPやCD1万枚は、べつに毎朝触るわけではないがあるというだけで大いなる充足感がある。ココロの養分である。でもこれに払った代金は価値に比べれば1割ぐらいのイメージだ。特に作曲家に印税の1銭も払っていないのは大変申し訳なく思う。
僕は守銭奴でもなんでもないが、こうしてお金に換算するのは証券マンの性癖だ。そういう思考回路をデベロップしないと株が高いか安いかなど絶対にわからない。そういう眼でもって、安いお値打ち物があれば買っておこうという、それが証券ビジネスの要諦である。我が社名の「ソナー」とは電波探知機のことであって、世界中でお値打ち物を探してくるプロの気概を示しているが、実はそこまでリキまなくたってこのビジネスの本質はそれ以外にない。その能力もないのにきれいな御託や理屈だけならべる証券業者など、悪いが何の存在価値もないのである。
ところがタダに近いお買い得なのに説明してもわからない人はわからない。「うん、話はわかったけど要はカブでしょ、カブは先がわかんないでしょ危ないんでしょ」という顔をしている。ぜんぜんわかってないじゃないの。これは秀才ほどだめだ。こういうことは教師はまるっきり知らないから学校で教えてくれない。学校で教えないことはいかがわしいことだと頭が固まっているようだ。実に不幸なことだ。
写真の屋久杉をぱっと見て僕はカラダにズシンと響くものがあった。こういうのは直感というか霊感というか、とにかくズシンはズシンだ。そういうものは例外なく株だってなんだって思いっきり買う。理屈はない。確実なのはそのズシンで馬が走ることである(馬は自分なんだから)。走って稼げなかったことはない。だから回収確実なのであり、それは少々高くてもお値打ち物ということになるわけだ。シンプルな話と思うが・・・。
(追記、16年1月16日)
ここに書いておくが、2001年の中国ビッグバン以来世界経済を牽引したのは忽然と現れた新興国需要であり、先進国と新興国の経済格差のアービトレージのプロセスであった。帝国主義的侵略の果実を経済成長というまやかしの用語で讃美する時代は、中国がキャッチアップしてアービトレージが働かなくなった今終焉したのである。侵略する相手がない以上、成長という概念は経済の健康の尺度としてワークしにくい。株式投資の王道は徐々に「お値打ち物」の宝探しに収れんしていくであろう。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
作戦終了とオーバーホール
2015 DEC 11 3:03:17 am by 東 賢太郎
山場であった戦いがふたつ終了した。「夏号作戦」と「ラ号作戦」である。
相場というゲリラを相手とするわが軍は常に白兵戦状態にあるが、今年も前線の戦況は順調のまま正月の休戦をむかえそうである。今年はこの平時の陸戦に加え、余はふたつの重要な作戦を決行することにしたわけである。
「夏号作戦」は3月に開戦し短期戦の想定だったが、敵軍の反攻に後退を余儀なくされる局面があり長期戦となった。しかしわが軍を中軸に同盟軍の「マウントV」と「山猫隊」が両翼から波状攻撃を敢行し、半年余をかけて戦況は好転しついに勝利をむかえた。
「ラ号作戦」は他国での空爆となったが、現地の同盟軍「スリーマーメイド」との連携が奏功しわずか1か月で収束をむかえた。来た、見た、勝った、 Veni, vidi, viciであった。
指揮を終え余はオーバーホールに入る。
身体くまなくチェックを済ませ異常なし。週末の温泉で緊張が解けるが、過去、この状態で抗原抗体反応が退行し風邪をひく傾向がある。
検査でのわが腸内画像に腸は別人格、別生物の確信を得る。体内に蛇を住まわすがごとし。やおら蛇の腸はどうかの疑問が生じ、左図を検分する。ほぼ直線状(体形なり)であり、蛇と腸の形状に進化における共通の合理性、必然性が存在した可能性をみる。仮にそうであれば、やはり腹に蛇が住むのである。
作戦中そういうことは絶対にないが、20時に睡魔が襲い2時に覚醒し、緊張が解けたことに身体が呼応したことを知る。脳と身体は別生物なのだろう。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
事業への戒めについて
2015 DEC 2 23:23:26 pm by 東 賢太郎
いま同時にやらなくてはいけない仕事を手帳に書き出したら7つもありました。ゼロから生む仕事は静止摩擦力があって動かすまで重たいのですが、いざ動き出してしまうと想定外のモーメントがあって逆に振り回されることがあります。いま、まさにそれで、一点集中型の僕としてはあまり得意でない状況です。
当社の日本株運用アドバイス実績は年初来+21.8%で、日経平均(+14.2%)を3年連続で大きく上回りそうです。プロには分かっていただけますが、これは簡単なことではありません。加えてファイナンスへのアドバイス業務などもあり業績はおかげさまで堅調です。これら本業が良ければ充分であり、力が分散してはまずいので、いくつかは剪定(せんてい)しないといけないという結論に達しました。
事業ですからもちろん利益はあげねばなりませんが今の僕には社の存続が先決です。儲ける道具としての会社ではなく社会的に存在意義のある存在にしなくては存続はできません。それには我々にしかできないことを徹底的に磨くしか道はありません。だから得意でないことに広がるのは自ら戒めないといけないのです。
せっかくのチャンスであり摘むのはもったいない芽もあるのですが、そしてそれを誰かにやってもらうという選択肢もあるのですが、結局取り仕切ることになれば力の分散は同じことです。自分の手で、ハンズオンで、腑に落ちるまで理解してやらないと事業というのは失敗する。直感的にそう信じるので、愚直にそれに従おう。そういうことです。
(追記、3月22日)
本稿を書いて3か月と20日、たくさんのことがあり、そこそこのチャンスが来て、そしてそれも含めて多くを捨てました。
過去と未来とは実は無いもので、我々には今しかありません。明日何がおきるか、生きているかさえ誰も知らないのに悩んだり考えたりするのは無駄です。まして過去はもう動かすことはできません。だから、実は捨ててもそんなに実害はなく、僕は生来、終わったことへの執着はきわめて希薄な部類の人間です。たとえばSMCに書いたブログはその過去の写しにすぎません。
ブログで今も大勢の方に読んでいただいているのは音楽の記事です。60年の人生の写しはほぼ終了ですが、音楽の写しをコンプリートさせる必要が仮にあるとするなら、まだ未達の部分があります。それは機械的に行うなら所有している1万枚のソフトにつき感想文を書けば自動的に100%終りますが、それは99%無理です。だから妥協が必要ですが、いつか方法を考えて、近づけてはみたいものです。
僕は自分が「プレーヤーとして何かを世に生むこと」をライフワークにすると決めています。成功するかどうかは不問として。他人の業績をなぞったり評価することは娯楽の類と思われ、それが不得手な僕がしても社会的に意義があると思いません。そして、僕がプレーヤーをできるのは今の仕事においてのみです。そして、61才にもなってそれができることを神に感謝するのみです。
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。









